1. 企業情報
企業名: 株式会社プロパスト
概要: プロパストは日本の不動産開発会社で、主に分譲マンション、賃貸マンション、中古収益物件の開発、販売、管理を事業として行っています。1987年に設立され、東京を拠点に事業を展開しています。
事業内容: 分譲開発、賃貸開発、バリューアップ（中古不動産の再生）
市場区分: スタンダード（内国株式）
業界: 不動産業（Real Estate – Diversified）
住所: 〒106-0045 東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA
代表者名: 津江 真行
設立年月日: 1987年12月18日
従業員数: 不明
平均年齢: 40.4歳
平均年収: 12,010千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: プロパストは首都圏で不動産開発を主力事業とし、特に分譲開発と賃貸開発において高い競争力を持ちます。デザイン力に強みを持ち、魅力的なレジデンス用物件を中心とした開発を行っています。
課題: 地価や建築費の上昇による利益率低下の懸念があります。また、市場の不透明性や景気の下振れリスクにも注意が必要です。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 自己資本比率40%以上の安定した資本確保を目指し、株主資本配当率を総合的に考慮して配当額を決定する。
中期経営計画: 2025年5月期には1株当たり6円の増配を予定し、2026年5月期も1株当たり6円の配当を予想しています。
具体的な施策: 賃貸開発事業とバリューアップ事業において、厳選した新規物件の取得と保有物件の積極的な売却を進めていく。分譲開発事業では単身層やパワーカップルを主要ターゲットとし、創造デザイン力やプレゼンデザイン力を活かした物件の企画・仕入を進める。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 不動産開発を通じた収益モデル。分譲開発、賃貸開発、バリューアップ事業が主要収益源。
市場ニーズへの適応力: 需要の底堅さと販売価格の先高感から、需要は引き続き底堅く推移すると見られる。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新に関する詳細は不明。
主力製品: 分譲マンション、賃貸マンション、中古収益物件の開発・販売が主力製品。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 33.52
BPS（実績）: 362.27
PER（会社予想）: 5.70倍
PBR（実績）: 0.53倍
現在の株価（191円）と比較すると、PERベースでは割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、191円から212円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
移動平均線: 50日移動平均線は199.68円、200日移動平均線は177.55円。現在の株価は50日MAを上回っており、上昇トレンドにあります。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で23,301百万円（前年同期比19.5%増）
営業利益: 3,334百万円（同9.1%増）
経常利益: 2,826百万円（同8.9%増）
純利益: 1,957百万円（同7.5%増）
ROE（実績）: 17.41%
自己資本比率（実績）: 40.1%
過去数年で売上高、利益が増加傾向にあり、財務状況も健全です。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 3.14%
1株配当（会社予想）: 6.00円
配当性向: 11.64%
自社株買い: 情報なし
配当性向は比較的低く、株主還元に積極的な姿勢を示しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近変動: 直近10日間で上昇トレンドにあり、特に7月14日には高値212円を記録しました。
影響要因: 業績の好調さ、株主還元の継続、市場の底堅さなどが影響を与えています。
11. 総評
各分析結果のまとめ: プロパストは首都圏で不動産開発を主力事業とし、競争力のある事業モデルを持ち、財務状況も健全です。株価は上昇トレンドにあり、PERベースでは割安な水準にあると評価できます。株主還元にも積極的で、業績の好調さと市場の底堅さが株価へのプラス要因となっています。
全体的な見解: プロパストは不動産業界において健全な財務状況と競争力を持ち、将来的な成長性も高いと評価できます。ただし、市場の不透明性や地価・建築費の上昇によるリスクにも注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 3236 |
| 企業名 | プロパスト |
| URL | http://www.properst.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
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