2025年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 日機装株式会社
- 主要事業分野: 工業部門(インダストリアル事業、航空宇宙事業)、医療部門(血液透析関連製品事業)
- 代表者名: 代表取締役社長執行役員 加藤 孝一
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月15日
- 対象会計期間: 2025年1月1日~2025年3月31日(2025年12月期 第1四半期)
- セグメント:
- 工業部門: 液化ガス・産業ガス関連機器・装置、産業用ポンプ・システム、精密機器の製造・販売。エネルギー安全保障や脱炭素化に関する需要活況。
- 医療部門: 血液透析関連製品の製造・販売。国内外の血液透析市場。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 69,175,664株(期末発行済株式数、自己株式を含む)
- 今後の予定:
- IRイベント: 決算補足説明資料の作成は有、決算説明会の開催は無
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表:
- 資産合計は310,831百万円で、前連結会計年度末に比べ14,731百万円減少。主な要因は「営業債権及びその他の債権」と「売却目的で保有する資産」の減少。
- 負債合計は172,459百万円で、前連結会計年度末に比べ11,099百万円減少。主な要因は「営業債務及びその他の債務」の減少。
- 資本合計は138,372百万円で、前連結会計年度末に比べ3,632百万円減少。主な要因は「在外営業活動体の換算差額」の減少。
- 損益計算書:
- 売上収益: 48,314百万円(前年同期比0.1%増)
- 営業利益: 2,953百万円(前年同期比127.5%増)
- 税引前四半期利益: 1,822百万円(前年同期比45.0%減)
- 四半期利益: 2,240百万円(前年同期比22.6%減)
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益: 2,264百万円(前年同期比19.9%減)
- キャッシュフロー計算書:
- 営業活動によるキャッシュフローは4,210百万円の純収入(前年同期は16,998百万円の純支出)。
- 投資活動によるキャッシュフローは5,079百万円の純収入(前年同期は781百万円の純支出)。
- 財務活動によるキャッシュフローは5,375百万円の純支出(前年同期は19,742百万円の純収入)。
- 現金及び現金同等物の四半期末残高: 38,786百万円。
- 収益性:
- 売上高: 48,314百万円(前年同期比0.1%増)
- 営業利益: 2,953百万円(前年同期比127.5%増)
- 純利益: 2,240百万円(四半期利益)
- 1株当たり利益:
- 基本的1株当たり四半期利益: 34.18円
- 希薄化後1株当たり四半期利益: 34.14円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 親会社所有者帰属持分比率43.9%(2025年12月期第1四半期)、43.0%(2024年12月期)。
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 6.11% (2,953百万円 ÷ 48,314百万円)
- セグメント別:
- 工業部門の営業利益貢献度: 1,705百万円(対前年同期比135.9%増)、全体の営業利益の約57.7%を占める。
- 医療部門の営業利益貢献度: 1,733百万円(対前年同期比20.6%増)、全体の営業利益の約58.7%を占める。
- CRRT事業譲渡益が調整額(全社費用等)に含まれ、税引前四半期利益に影響を与えている。
- 財務の解説:
- 売上収益は微増、営業利益は大幅な増加を達成。これはインダストリアル事業における好採算案件の遂行と販売価格適正化、医療事業における海外血液透析事業の牽引による。
- 税引前四半期利益および親会社所有者に帰属する四半期利益は、円高影響による為替差損計上により減少。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年12月期: 年間30.00円(中間15.00円、期末15.00円)
- 2025年12月期(予想): 年間36.00円(中間18.00円、期末18.00円)
- 特別配当の有無: 無
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- インダストリアル事業:
- 受注高: 27,629百万円(前年同期比11.1%減)
- 売上収益: 25,531百万円(前年同期比3.6%増)
- セグメント利益: 2,108百万円(前年同期比29.0%増)
- LNG市場は需要活況を継続。産業用ポンプ・システムは好採算案件集中と販売価格適正化で収益性回復。精密機器は受注高が前年を上回り、収益性は回復基調。
- 航空宇宙事業:
- 受注高: 3,966百万円(前年同期比4.5%増)
- 売上収益: 3,966百万円(前年同期比3.0%減)
- セグメント利益: △64百万円(前年同期は△535百万円の赤字から改善)
- 航空機産業の需要回復とサプライチェーン再構築が進むも、部品供給遅延や人材不足が制約。円安影響や販売価格適正化で粗利益回復も、増産対応による固定費増加。
- 医療部門:
- 受注高: 20,914百万円(前年同期比6.6%増)
- 売上収益: 18,799百万円(前年同期比3.3%減)
- セグメント利益: 1,733百万円(前年同期比20.6%増)
- 国内血液透析市場は競争激化により国内販売は前年を下回ったが、海外販売(特に中国市場の一時的な需要減退からの回復、欧州・アジア市場での拡大)が牽引し、増収増益。米国市場での承認取得に向けた体制整備を継続。
- セグメント戦略:
- インダストリアル事業: LNG市場における案件着実な遂行、収益性の高い案件の獲得と販売価格適正化、低・脱炭素市場向け技術・製品開発と体制整備。
- 航空宇宙事業: サプライチェーン再構築と増産対応を進めつつ、固定費増加を抑制し粗利益率の改善。
- 医療部門: 海外での販売拡大に注力し、高収益案件の獲得、米国市場での販売体制確立。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 連結業績は概ね計画通りに進捗していると判断し、連結業績予想を据え置いている。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 米国による関税引き上げ政策や米中対立、航空機メーカーの生産体制不透明感、国内血液透析市場の需要減少、円相場の乱高下など、予測困難な状況が継続。
- LNG分野は設備投資需要拡大基調。次世代エネルギー市場は地政学的要因で市場進展にばらつき。
- メディカル事業では、国内血液透析市場は競争激化。海外市場は回復基調、特に中国・欧州・アジア市場は拡大。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年12月期 通期連結業績予想は据え置き。
- 売上収益: 230,500百万円(前年同期比8.0%増)
- 営業利益: 14,000百万円(前年同期比118.8%増)
- 税引前利益: 14,700百万円(前年同期比46.9%増)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益: 11,300百万円(前年同期比42.0%増)
- 1株当たり当期利益: 170.63円
- リスク要因:
- 不確実性の高い事業環境の継続(米国の関税政策、為替レート変動、原材料価格、地政学的要因、部品供給の遅延、人材不足など)。
- 業績予想には米国関税政策による影響は織り込まれていない。前提為替レートは150円/米ドル、160円/ユーロ。
重要な注記
- 会計方針:
- 会計方針の変更、会計上の見積りの変更、IFRSにより要求される会計方針の変更、およびそれ以外の会計方針の変更、会計上の見積りの変更は無し。
- その他:
- 2025年1月1日付の組織変更に伴い、2024年のセグメント実績は組織変更後の区分で表示されている。
- CRRT事業譲渡に関連する譲渡益455百万円が「調整額(全社費用等)」として計上されている。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6376 |
企業名 | 日機装 |
URL | http://www.nikkiso.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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