2024年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 日機装株式会社
- 主要事業分野: 工業部門(ポンプ、システム、液化ガス・産業ガス関連機器・装置、精密機器)、医療部門(血液透析関連製品、CRRT関連製品)、航空宇宙事業(民間航空機向け炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形品、深紫外線LED)
- 代表者名: 甲斐 敏彦
- 報告概要:
- 提出日: 2025年2月14日
- 対象会計期間: 2024年1月1日〜2024年12月31日
- セグメント:
- 工業部門: 無漏洩ポンプ、高精度定量注入ポンプ、液化ガス用ポンプ、各種産業向け水質調整装置、電子部品製造装置、民間航空機向け炭素繊維強化樹脂成形品、深紫外線LED及び関連製品の製造・販売・メンテナンス。
- 医療部門: 人工透析装置、ダイアライザー、血液回路、粉末型透析用剤などの血液透析及びCRRT関連製品、医療品、空間除菌消臭装置、マイクロ波外科手術用エネルギーデバイスなどの製造・販売・メンテナンス。
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 69,175,664株(期末発行済株式数(自己株式を含む))
- 今後の予定:
- 株主総会: 2025年3月28日
- IRイベント: 決算補足説明資料作成、決算説明会開催あり
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表: 資産合計は325,563百万円で、前連結会計年度比29,335百万円増加。営業債権、その他の債権、使用権資産が増加要因。負債合計は183,558百万円で、前連結会計年度比13,618百万円増加。借入金、リース負債等が増加要因。資本合計は142,005百万円で、前連結会計年度比15,716百万円増加。在外営業活動体の換算差額、利益剰余金等が増加要因。
- 損益計算書: 売上収益は213,379百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は6,398百万円(同8.7%増)、税引前利益は10,010百万円(同13.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は7,957百万円(同12.3%減)。
- キャッシュフロー計算書: 営業キャッシュフローは△6,568百万円、投資キャッシュフローは△4,985百万円、財務キャッシュフローは+13,358百万円。期末現金及び現金同等物は34,663百万円。
- 収益性:
- 売上収益: 213,379百万円
- 営業利益: 6,398百万円
- 経常利益: 10,010百万円(税引前利益)
- 純利益: 7,957百万円(親会社の所有者に帰属する当期利益)
- 1株当たり利益: 120.15円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 43.0% (親会社の所有者に帰属する持分比率)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 3.0% (2024年12月期実績)
- セグメント別:
- 工業部門: 売上収益130,275百万円(対前期比19.5%増)、セグメント利益7,072百万円(対前期比49.0%増)。
- 医療部門: 売上収益83,285百万円(対前期比0.7%減)、セグメント利益4,249百万円(対前期比24.6%減)。
- 航空宇宙事業(工業部門内):売上収益17,394百万円(対前期比10.0%増)、セグメント利益△41百万円。
- 財務の解説:
- 売上収益・利益は過去最高を記録。インダストリアル事業が成長を牽引し、航空宇宙事業は回復遅れ、メディカル事業はCRRT事業の減益で全体では増収減益。
- 事業ポートフォリオの再構築に伴い、ヘルスケア製品、UV-LED、CRRT事業に関する一過性の損失を計上。特に評価損や事業譲渡損失が影響。
- 営業活動によるキャッシュフローは税引前利益計上や減価償却費・償却費増加があった一方、法人所得税支払額による減少。
- 財務活動によるキャッシュフローは借入金による収入が返済支出を上回った。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年12月期年間配当: 30.00円 (中間配当15.00円、期末配当15.00円)
- 2025年12月期年間配当予想: 36.00円 (中間配当18.00円、期末配当18.00円)
- 特別配当の有無: なし
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 工業部門: 受注高は140,275百万円(対前期比20.3%増)、売上収益は130,275百万円(同19.5%増)、セグメント利益は7,072百万円(同49.0%増)。インダストリアル事業が低・脱炭素関連の事業成長により売上収益・営業利益ともに過去最高を達成。航空宇宙事業はセグメント利益で赤字。
- 医療部門: 受注高は82,001百万円(対前期比0.2%減)、売上収益は83,285百万円(同0.7%減)、セグメント利益は4,249百万円(同24.6%減)。主力の血液透析事業は堅調も、CRRT事業の減益が影響。
- セグメント戦略:
- インダストリアル事業: LNG及び次世代エネルギー関連市場での設備投資需要拡大、製品ミックスの見直し、販売価格適正化により増益を見込む。CE&IGグループを中心に低・脱炭素を軸とした事業ポートフォリオを強化。
- 航空宇宙事業: サプライチェーン再構築の遅れや品質問題があったが、2025年後半には生産回復が進む見込み。収益構造改革に取り組み、収益率の回復を目指す。
- メディカル事業: 国内市場の競争激化に対応し、海外市場(中国、欧州、アジア、中東、米州)での販売拡大を推進。消耗品は販売価格適正化と新生産ライン稼働で増収を見込む。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 「Nikkiso 2025 フェーズ2」(2023年〜2025年)の最終年度である2025年12月期に、売上収益2,100億円、営業利益140億円(営業利益率6.7%)の達成を目指す。事業ポートフォリオの再編を進め、資本効率改善を図る。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 世界経済: ウクライナ情勢の長期化や中国不動産市況の低迷、円相場の乱高下など、先行き不透明な状況が継続。
- インダストリアル市場: LNG及び次世代エネルギー関連市場では、エネルギー確保と低・脱炭素化の動きにより、設備投資需要が中長期的に拡大基調。
- 航空機産業: サプライチェーン再構築と増産が予想より遅れたが、2025年後半からは生産回復が進展すると見込み。
- メディカル市場: 血液透析市場は医療機関の投資意欲が弱含み、競争が激化。海外市場(欧州、タイ、中国)は好調に推移し、回復基調。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2025年12月期連結業績予想: 売上収益230,500百万円(対前期比8.0%増)、営業利益14,000百万円(同118.8%増)、税引前利益14,700百万円(同46.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益11,300百万円(同42.0%増)。1株当たり利益170.63円。
- リスク要因: 為替レートの変動(150円/米ドル、160円/ユーロを想定)、原材料価格、規制環境、サプライチェーンの変動、過渡的な損失の発生など。
重要な注記
- 会計方針: IFRS(国際財務報告基準)を適用。2017年12月期から適用。会計方針の変更や会計上の見積もりの変更はなし。
- その他: 報告セグメントでは「工業部門」と「医療部門」の2つに分類。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6376 |
企業名 | 日機装 |
URL | http://www.nikkiso.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
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