2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: キッセイ薬品工業株式会社
    • 主要事業分野: 医薬品事業、情報サービス事業、建設・施設メンテナンス事業、物品販売事業
    • 代表者名: 代表取締役会長 神澤 陸雄
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月7日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日
  • セグメント:
    • 医薬品事業: 国内での医薬品製造・販売および輸出・海外ライセンス
    • 情報サービス事業
    • 建設・施設メンテナンス事業
    • 物品販売事業
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 47,911,185株 (2025年3月期末)
  • 今後の予定:
    • 決算発表: 2025年5月7日
    • 株主総会: 2025年6月24日
    • 配当支払開始予定日: 2025年6月25日
    • IRイベント: 証券アナリスト・機関投資家向け決算説明会開催予定 (2025年5月9日)

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表: 総資産は前連結会計年度末比16,869百万円減少し244,059百万円。流動資産は増加、固定資産は減少。純資産は前連結会計年度末比11,009百万円減少。自己資本比率は84.3%から85.6%に上昇。
    • 損益計算書: 売上高は対前期比16.9%増の88,330百万円。営業利益は対前期比43.7%増の5,773百万円。経常利益は対前期比13.5%増の6,974百万円。親会社株主に帰属する当期純利益は対前期比7.2%増の11,961百万円。
    • キャッシュフロー計算書: 営業活動によるキャッシュフローは前年同期の△1,677百万円から6,521百万円の収入に転換。投資活動によるキャッシュフローは4,952百万円の収入。財務活動によるキャッシュフローは9,325百万円の支出。現金及び現金同等物は期末で48,158百万円(前連結会計年度末比5.0%増)。
  • 収益性:
    • 売上高: 88,330百万円 (対前期比16.9%増)
    • 営業利益: 5,773百万円 (対前期比43.7%増)
    • 経常利益: 6,974百万円 (対前期比13.5%増)
    • 純利益: 11,961百万円 (対前期比7.2%増)
    • 1株当たり利益: 274.21円 (対前期比246.61円より増加)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 85.6% (前連結会計年度末84.3%より上昇)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率: 6.5% (前連結会計年度末5.3%より改善)
  • セグメント別:
    • 医薬品事業の売上高は75,299百万円(対前期比18.9%増)
    • 情報サービス事業の売上高は8,735百万円(対前期比4.0%増)
    • 建設・施設メンテナンス事業の売上高は3,435百万円(対前期比13.7%増)
    • 物品販売事業の売上高は860百万円(対前期比6.3%増)
  • 財務の解説:
    • 売上高は、過活動膀胱治療薬「ベオーバ」をはじめとする新発売4製品の売上伸長、海外ライセンス収入の増加により増加。
    • 利益面では、研究開発費や販売費及び一般管理費は増加したが、増収と売上原価率の改善により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも増益となった。投資有価証券売却益を特別利益に計上。一方で、「ミニリンメルト」及び「デスモプレシン製剤」の販売提携終了に伴う長期前払費用の取崩し(販売権の減損損失)を特別損失として計上。
    • 総資産は減少したが、自己資本比率は改善。営業活動によるキャッシュフローがプラスに転換し、現金及び現金同等物が増加。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期 年間配当予想: 100円 (中間45円、期末55円)
    • 2026年3月期 年間配当予想: 120円 (中間60円、期末60円)

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 医薬品事業: 売上高75,299百万円。国内医薬品、輸出・海外ライセンス、ヘルスケア食品が主要。特に過活動膀胱治療薬「ベオーバ」や新規4製品の売上が伸長。リンザゴリクス、ホスタマチニブなどの海外ライセンス収入も貢献。
    • 情報サービス事業: 売上高11,395百万円。
    • 建設・施設メンテナンス事業: 売上高5,985百万円。
    • 物品販売事業: 売上高1,068百万円。
  • セグメント戦略:
    • 医薬品事業では、新製品の育成と海外ライセンス活動を強化。リンザゴリクスは国内での承認申請および子宮内膜症の効能追加治験を開始。ロバチレリンも国内追加第III相臨床試験を開始。オルタシデニブ、ホスタマチニブの開発・販売権を獲得およびサブライセンス契約を締結し、グローバル展開を推進。
    • ボストンに新オフィス「Boston Open Innovation Office」を開設し、先進研究技術へのアクセスとオープンイノベーションを促進。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 中期経営計画「Beyond 80」において、配当性向40%以上および累進配当の実施、配当金総額270億円を計画。自己株式の取得総額300億円を目標とし、毎年60億円を目安としている。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 同業他社との比較は記載なし。
  • 市場動向:
    • 国内医薬品市場: 薬価改定や薬価の中間年改定により薬剤費抑制傾向が継続しており、厳しい経営環境が続く。
    • 情報サービス、建設・施設メンテナンス、物品販売業界: ICT需要や設備投資意欲は堅調だが、個人消費の力強さに欠け、競争環境は厳しい。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期 連結業績予想:
    • 売上高: 91,500百万円 (対前期比3.6%増)
    • 営業利益: 6,000百万円 (対前期比3.9%増)
    • 経常利益: 7,400百万円 (対前期比6.1%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 12,300百万円 (対前期比2.8%増)
    • 売上高は、医薬品事業(ベオーバ、タブネオス、コルスバ、タバリス、カログラ)の国内売上増加、および情報サービス、建設・施設メンテナンス、物品販売事業の増収を見込んでいる。
    • 利益面では、売上原価率の上昇や販売費及び一般管理費の増加を増収でカバーすることにより、各利益項目は増益を見込んでいる。
  • リスク要因:
    • 為替、原材料価格、規制環境、国内医薬品市場の医療費抑制策などが業績に影響を与える可能性がある。

重要な注記

  • 会計方針: 日本基準にて連結財務諸表を作成する方針であり、今後、国際財務報告基準の適用も検討していく方針。
  • その他:
    • 2025年5月7日開催の取締役会において、自己株式の取得・消却を決議。自己株式の取得は、2025年5月8日午前8時45分の東京証券取引所での自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により、1,400,000株(発行済株式総数に対する割合3.27%)、取得価額総額5,334百万円を上限として実施。取得した自己株式は2025年6月27日に全数消却予定。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策遂行と資本効率向上、株主還元の充実が目的。
    • 医薬品事業セグメントにおいて、ミニリンメルト及びデスモプレシン製剤の国内販売提携契約終了に伴い、減損損失2,768百万円を計上。
    • 報告セグメントの名称変更を実施(「建設請負事業」を「建設・施設メンテナンス事業」へ)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4547
企業名 キッセイ薬品工業
URL http://www.kissei.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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