企業情報
- 企業名: 三社電機製作所
- 概要: 三社電機製作所は、半導体デバイスおよび電源機器を製造・販売する日本の企業です。主要製品には、ダイオード、サイリスタ、トライアック、電源モジュール、直流電源、表面処理用電源、無停電電源装置などがあります。また、機械・設備の設置、修理、保守サービスも提供しています。
- 事業内容:
- 連結事業: 半導体23%、電源機器77%
- 海外事業: 26%
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 17業種区分: 電機・精密
- 33業種区分: 電気機器
- 設立年月日: 1948年4月28日
- 住所: 〒533-0031 大阪市東淀川区西淡路3-1-56
- 代表者名: 吉村 元
- 従業員数: 1,400人
- 平均年齢: 46.6歳
- 平均年収: 6,190千円
業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 金属表面処理用電源で国内首位。パワー半導体市場でニッチ特化。
- 課題: 半導体事業の厳しい市場環境による売上・利益の減少。
経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 「Global Power Solution Partner」の実現に向けた経営改革。
- 中期経営計画（CF26）:
- 各種施策の推進
- 成長領域への投資と得意分野の拡大
- 半導体事業のインフラ市場開拓
- 電源機器事業の提案型活動の加速
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 半導体デバイスと電源機器の製造・販売
- 市場ニーズへの適応力: 成長市場の開拓と既存事業の改善に取り組む
技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術力を活かした付加価値の高い案件の開発に注力
- 主力製品: パワー半導体、直流電源、表面処理用電源など
株価の評価
- 現在の株価: 857.0円
- EPS（会社予想）: 63.16円
- BPS（実績）: 1,830.19円
- PER（会社予想）: 13.57倍
- PBR（実績）: 0.47倍
テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、857円から888円の間で変動。直近の変動は比較的安定。
- 高値圏か安値圏か: 50日移動平均線848.76円、200日移動平均線870.29円を下回っており、下降トレンドの可能性が高い。
財務諸表分析
- 売上高: 25,440百万円（前年比17.9%減）
- 利益:
- 営業利益: 1,073百万円（前年比68.5%減）
- 経常利益: 1,180百万円（前年比66.0%減）
- 純利益: 502百万円（前年比83.0%減）
- ROE（実績）: 2.06%
- 自己資本比率（実績）: 72.5%
- キャッシュフロー:
- 営業活動によるキャッシュフロー: 950百万円（前年比減少）
- 投資活動によるキャッシュフロー: 2,392百万円（前年比増加）
- 財務活動によるキャッシュフロー: 1,410百万円（前年比増加）
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 4.67%
- 1株配当（会社予想）: 40.00円
- 配当性向: 105.82%
- 自社株買い: 1,527,000株（10.21%）
株価モメンタムと投資家関心
- 直近の変動傾向: 857円から888円の間で変動。下降トレンドの可能性が高い。
- 影響要因: 世界経済の不透明感、地政学リスク、物価上昇、エネルギー価格の高止まりなど。
総評
三社電機製作所は、半導体デバイスと電源機器の製造・販売を主要事業とする企業です。業界内での競争優位性は金属表面処理用電源の首位性ですが、半導体事業の厳しい市場環境に直面しています。経営陣は「Global Power Solution Partner」の実現に向けた中期経営計画を推進しています。財務面では自己資本比率が改善され、財務安全性は維持されていますが、売上高と利益は減少しています。株価は50日移動平均線と200日移動平均線を下回っており、下降トレンドの可能性が高い。投資判断には慎重を期すべきです。
企業情報
| 銘柄コード | 6882 |
| 企業名 | 三社電機製作所 |
| URL | http://www.sansha.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
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