企業情報
企業名: 兼松エンジニアリング株式会社
概要: 環境整備用特装車メーカー。強力吸引作業車で国内シェア8割強、高圧洗浄車で5割の最大手。主に産業廃棄物処理業者向けに強力吸引作業車、高圧洗浄車、粉粒体吸引・圧送車を提供している。
事業内容: 強力吸引作業車、高圧洗浄車、粉粒体吸引・圧送車、部品の販売。
設立年月日: 1971年9月1日
住所: 〒781-5101 高知市布師田3981-7
代表者名: 山本 琴一
市場区分: スタンダード（内国株式）
業種区分: 機械
業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: 環境整備用特装車の最大手。特に強力吸引作業車と高圧洗浄車で高い市場シェアを誇る。
競争優位性: 高い技術力と豊富な製品ラインナップが競争優位性となっている。また、長年の経験と信頼関係が顧客獲得に貢献している。
課題: 部材の高騰によるコスト増や、市場の変化への適応が課題となっている。
経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 安定的な配当の継続と配当性向35%を目標とした利益還元方針を掲げている。
中期経営計画: 具体的な計画の進捗状況や目標は明示されていないが、増収増益による中期的な成長戦略に沿った進捗が確認されている。
事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に製品の販売による収益モデル。製品の販売と部品の供給が主な収益源。
市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、需要に応じた生産・販売体制の維持・強化を戦略としている。
技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新については詳細な情報が提供されていない。
主力製品: 強力吸引作業車、高圧洗浄車、粉粒体吸引・圧送車。
株価の評価
EPS（会社予想）: 141.16円
BPS（実績）: 1,460.73円
PER（会社予想）: 8.54倍
PBR（実績）: 0.82倍
現在の株価との比較: 現在の株価1,205円は、PER 8.54倍に基づく予想株価1,411円より低い水準にある。
テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は1,205円（安値）から1,215円（高値）の間で推移している。
高値圏か安値圏か: 現在の株価は50日移動平均1,174.80円、200日移動平均1,133.05円より高値圏にある。
財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
| 項目 | 2024年3月期 | 2023年3月期 | 2022年3月期 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,403百万円 | 11,336百万円 | 11,871百万円 |
| 営業利益 | 808百万円 | 709百万円 | 1,026百万円 |
| 経常利益 | 973百万円 | 838百万円 | 1,089百万円 |
| 純利益 | 701百万円 | 754百万円 | 750百万円 |
| 自己資本比率 | 59.1% | 49.6% | – |
| 営業キャッシュフロー | 733百万円 | -111百万円 | – |
過去数年分の傾向: 売上高、営業利益、経常利益、純利益は増加傾向にある。自己資本比率も上昇している。
株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 3.98%
1株配当（会社予想）: 48.00円
配当性向: 35%（目標）
自社株買いなどの株主還元策: 詳細な情報は提供されていない。
株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で1,205円（安値）から1,215円（高値）の間で推移しており、上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因: 増収増益による業績の好調さ、インフレ経済への回帰による需要堅調などが影響を与えている。
総評
兼松エンジニアリングは環境整備用特装車の最大手であり、特に強力吸引作業車と高圧洗浄車で高い市場シェアを誇る。増収増益による中期的な成長戦略に沿った進捗が確認されており、技術革新や市場ニーズへの適応力も期待できる。現在の株価は予想株価より低い水準にあるため、投資機会が考えられる。ただし、部材の高騰によるコスト増や市場の変化への適応が今後の課題となる。
企業情報
| 銘柄コード | 6402 |
| 企業名 | 兼松エンジニアリング |
| URL | http://www.kanematsu-eng.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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