2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: アサガミ株式会社
- 主要事業分野: 物流事業、不動産事業、印刷事業
- 代表者名: 木村 健一
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月15日
- 対象会計期間:
- 連結: 2024年4月1日~2025年3月31日
- 個別: 2024年4月1日~2025年3月31日
- セグメント:
- 物流事業: 港湾及び海上運送事業、通関業、倉庫業、陸上運送業など。主に物流センターの保管取扱量増加。
- 不動産事業: 不動産等の賃貸及び管理業。修繕費および減価償却費等の減少が収益に貢献。
- 印刷事業: 新聞印刷業及び年賀・婚礼印刷業。市場縮小傾向の影響を受け、受注件数減少。
- その他: 建築工事事業及びグループ内の業務請負事業など。
- 発行済株式:
- 発行済株式数 (期末、自己株式を含む): 1,418,000株
- 自己株式数 (期末): 3,469株
- 期中平均株式数: 1,414,545株
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日: 2025年6月26日
- 配当支払開始予定日: 2025年6月27日
- 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月26日
財務指標
- 財務諸表要点:
- 貸借対照表 (連結):
- 総資産が前連結会計年度末と比較して1,300百万円減少し、44,249百万円。現金及び預金は増加する一方で、受取手形、売掛金、電子記録債権、有形固定資産が減少。
- 負債は前連結会計年度末と比較して2,371百万円減少し、22,936百万円。支払手形、買掛金、電子記録債務、短期借入金、長期借入金、未払金が減少。
- 純資産は前連結会計年度末と比較して1,070百万円増加し、21,313百万円。自己資本比率は47.9%。利益剰余金及びその他有価証券評価差額金が増加に寄与。
- 損益計算書 (連結):
- 売上高は減少(1.7%減)したものの、営業利益は25.5%増、経常利益は25.7%増、親会社株主に帰属する当期純利益は36.8%増と大幅な増益。
- 販売費及び一般管理費が減少し、営業利益の改善に寄与。
- 特別利益として固定資産売却益や投資有価証券売却益が増加。特別損失として固定資産売却損や固定資産除却損が増加。
- キャッシュフロー計算書 (連結):
- 営業活動によるキャッシュフローは3,126百万円の純収入(前年同期比増加)。税金等調整前当期純利益、減価償却費、売上債権の減少が主因。
- 投資活動によるキャッシュフローは486百万円の純支出(前年同期比減少)。有形固定資産の取得に伴う支出が減少し、売却による収入が増加。
- 財務活動によるキャッシュフローは1,726百万円の純支出(前年同期比減少)。長期借入れによる収入があるものの、長期借入金の返済支出が大部分を占める。
- 収益性 (連結):
- 売上高: 38,943百万円(前年同期比△1.7%)
- 営業利益: 1,928百万円(前年同期比+25.5%)
- 経常利益: 2,056百万円(前年同期比+25.7%)
- 純利益(親会社株主に帰属する当期純利益): 1,174百万円(前年同期比+36.8%)
- 1株当たり利益: 829.98円(前年同期比+223.19円)
- 財務安全性 (連結):
- 自己資本比率: 47.9%(前年同期44.2%から改善)
- キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 3.3倍 (前年同期4.2倍から悪化)
- インタレスト・カバレッジ・レシオ: 29.2倍 (前年同期33.0倍から悪化)
- 効率性 (連結):
- 売上高営業利益率: 5.0% (前年同期3.9%から改善)
- セグメント別 (連結):
- 物流事業の売上高は21,776百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は1,977百万円(前年同期比0.8%減)。
- 不動産事業の売上高は3,527百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は1,779百万円(前年同期比14.0%増)。
- 印刷事業の売上高は14,734百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益は415百万円(前年同期比190.6%増)。
- 財務の解説:
- 当連結会計年度は、売上高が減少したものの、営業利益、経常利益、純利益が大幅に増加した。これは主に販売費及び一般管理費削減、特別利益の計上、そして各事業セグメントにおいて採算性が改善したことによる。
- 連結財政状態においては、総資産は減少したが、自己資本比率は改善し、財務基盤の安定性が向上。負債の削減が進んだことも貢献。
- キャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが好調に推移し、資金が積み上がった。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期 期末配当: 120.00円 (年間配当: 120.00円)
- 2025年3月期 期末配当: 120.00円 (年間配当: 120.00円)
- 2026年3月期 予想 期末配当: 120.00円 (年間配当予想: 120.00円)
- 特別配当の有無:
- 特別配当に関する記載はなし。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 物流事業: 倉庫部門の取扱量増加はあったものの、港湾フォワーディング部門の取扱量減少(輸入鋼材・鉄スクラップの増加と建設機械・航空貨物の減少)や運輸部門の輸送量減少(2024年問題に伴う料金改定とスポット案件減少)により、全体売上高は微減。利益も微減。
- 不動産事業: 売上高は前年同期並みで、修繕費及び減価償却費等の減少により営業利益は増加。
- 印刷事業: 印刷業界の市場縮小傾向(新聞発行部数・婚礼印刷の受注件数減少)により売上高は減少したが、事業構造改善による人件費等の固定費削減により営業利益は大幅に増加。
- セグメント戦略:
- 各セグメントは、経営理念である「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「眞に働きがいのある会社」に立ち返り、経営環境に対応した事業活動を実施。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 記載なし
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 記載なし
- 市場動向:
- 経済全体: 訪日外国人数増加による好影響がある一方で、物価上昇が継続し、企業の倒産件数も増加。海外ではウクライナや中東における紛争が継続し、中国経済の鈍化も続く。地政学リスク、関税政策の動向、金利や為替の動向を注視する必要があり、依然として先行きは不透明な状況。
- 物流業界: ドライバー職の有効求人倍率が高水準であり、燃料価格も高水準で推移する厳しい経営環境。
- 不動産業界: 都心オフィスの空室率は減少傾向だが、首都圏大型物流施設では高止まり。
- 印刷業界: 婚礼分野では微増ながら、年賀分野は発行枚数減少が継続。新聞発行部数も減少傾向が続く厳しい状況。
今後の見通し
- 業績予想 (2026年3月期 連結):
- 売上高: 37,815百万円(前年同期比△2.9%)
- 営業利益: 1,735百万円(前年同期比△10.0%)
- 経常利益: 1,748百万円(前年同期比△15.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,145百万円(前年同期比△2.4%)
- リスク要因:
- 人材の奪い合いに伴う人件費の上昇圧力。
- 行き過ぎた自国保護主義による国際情勢の軋轢が、わが国経済に厳しい影響をもたらす可能性。
重要な注記
- 会計方針:
- 連結範囲の重要な変更: 無し。
- 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示: 無し。
- 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無し。
- その他:
- 決算補足説明資料作成の有無: 無し。
- 決算説明会開催の有無: 無し。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 9311 |
企業名 | アサガミ |
URL | http://www.asagami.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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