2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 日工株式会社
    • 主要事業分野: アスファルトプラント、コンクリートプラント、環境及び搬送機械、破砕機の製造・販売、製造請負事業、不動産賃貸、住宅リフォーム等
    • 代表者名: 中山 知巳 (取締役社長)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月14日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日 (2025年3月期 連結)
  • セグメント:
    • アスファルトプラント関連事業: アスファルトプラント、リサイクルプラント等の生産及びメンテナンスサービス
    • コンクリートプラント関連事業: コンクリートプラント等の生産及びメンテナンスサービス
    • 環境及び搬送関連事業: 環境及び再資源化プラント、各種コンベヤシステム等
    • 破砕機関連事業: 自走式破砕機、ジョークラッシャー等の生産及び販売
    • 製造請負関連事業: 製缶加工及び溶接、組立等の請負サービス
    • その他事業: 仮設機材事業、土農工具事業、水門事業など
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 40,000,000株 (自己株式を含む)
  • 今後の予定:
    • 株主総会: 2025年6月25日 (第162期定時株主総会)
    • IRイベント: 2025年6月17日 (火) アナリスト向け説明会 (ライブ配信)
    • 配当支払開始予定日: 2025年6月26日

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表:
    • 総資産は前期比14億95百万円増加し、637億25百万円。
    • 流動資産は前期比9億6百万円減少し、401億26百万円。主な要因は売掛金、仕掛品増加と現金及び預金、受取手形、商品及び製品の減少。
    • 固定資産は前期比24億2百万円増加し、235億98百万円。主な要因は建物及び構築物、土地、機械装置及び運搬具の増加。
    • 負債は前期比21百万円増加し、291億64百万円。主な要因は契約負債、未払金、長期借入金の増加と短期借入金、支払手形及び買掛金の減少。
    • 純資産は前期比14億74百万円増加し、345億60百万円。主な要因は利益剰余金、為替換算調整勘定、その他有価証券評価差額金の増加。
    • 損益計算書:
    • 売上高: 49,162百万円 (前期比11.5%増)
    • 営業利益: 2,766百万円 (前期比40.5%増)
    • 経常利益: 3,071百万円 (前期比43.2%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,009百万円 (前期比53.1%増)
    • キャッシュフロー計算書:
    • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 2,994百万円の収入 (前期は4,332百万円の収入)。税金等調整前当期純利益の増加、未払金の増加があったものの、売上債権の増加、法人税等の支払によって減少。
    • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △2,805百万円の支出 (前期は△2,333百万円の支出)。有形及び無形固定資産の取得による支出が主な要因。
    • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △1,749百万円の支出 (前期は3,185百万円の収入)。長期借入れによる収入があったものの、短期借入金の返済、長期借入金の返済、配当金の支払によって支出。
    • 現金及び現金同等物の期末残高: 13,977百万円 (前期は15,504百万円)
  • 収益性:
    • 売上高: 49,162百万円
    • 営業利益: 2,766百万円
    • 経常利益: 3,071百万円
    • 純利益: 2,009百万円
    • 1株当たり利益: 52円29銭
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 54.2% (前期53.1%から増加)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率: 5.6% (前期4.5%から増加)
  • セグメント別:
    • セグメント利益合計: 4,234百万円 (親会社株主に帰属する純利益への貢献度が高い)
  • 財務の解説:
    • 連結売上高、営業利益、経常利益が過去最高を記録。中期経営計画の目標に若干未達があるものの、修正業績予想は上回った。
    • 国内市場は、アスファルトプラント関連事業のメンテナンスサービス、コンクリートプラント関連事業の設備投資意欲が売上増加に寄与。環境及び搬送関連事業は利益改善が見られた。
    • 海外市場では、中国が底打ち感から増収黒字化、タイは売上増加したが赤字継続。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期 年間配当予想: 32円00銭 (中間15円00銭、期末17円00銭)
    • 2026年3月期 年間配当予想: 34円00銭 (中間17円00銭、期末17円00銭)
  • 特別配当の有無: 特別配当の記載なし。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • アスファルトプラント関連事業: 売上高 194億80百万円 (前期比8.6%増)、受注残高 90億6百万円 (前期比0.3%増)。
    • コンクリートプラント関連事業: 売上高 142億66百万円 (前期比19.8%増)、受注残高 95億28百万円 (前期比11.3%増)。
    • 環境及び搬送関連事業: 売上高 32億54百万円 (前期比1.6%減)、受注残高 12億59百万円 (前期比61.8%増)。
    • 破砕機関連事業: 売上高 22億56百万円 (前期比29.5%減)、受注残高 3億74百万円 (前期比61.1%減)。
    • 製造請負関連事業: 売上高 48億2百万円 (前期比56.3%増)、受注残高 19億61百万円 (前期比17.4%減)。
    • その他事業: 売上高 51億1百万円 (前期比9.2%増)、受注残高 6億94百万円 (前期比3.9%減)。
  • セグメント戦略:
    • 国内アスファルトプラント関連事業では、更新需要と補助金活用による引合い・受注増加を見込む。
    • コンクリート関連事業では、原材料価格転嫁による設備投資意欲の継続的な高まりを見込む。
    • メンテナンスサービスは安定推移を予想。
    • 搬送及び環境関連事業は大口案件により売上増加を見込む。
    • 破砕関連事業は受注回復により売上増加を見込む。
    • 中国事業は景気低迷の影響を受けつつも底打ち感を背景に売上増加を目指す。
    • タイ事業は受注低迷のため生産調整を行い在庫販売に注力する。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 3ヶ年新中期経営計画の最終年度を迎え、連結売上高500億円、営業利益30億円の目標に対し、売上高、営業利益ともに若干未達となったが、修正業績予想は上回った。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:
    • 国内アスファルトプラント市場は当社と他1社でほぼ100%の市場シェアを占める寡占市場であり、当社の市場シェアは70%以上。トップメーカーとしての地位を維持するため、カーボンニュートラル・CO2削減貢献の新製品開発やメンテナンス事業のビジネスモデル変革、遠隔化・自動化サポートを進めている。
    • 中国・韓国メーカーの日本市場への参入リスクが存在。
    • 中国のアスファルトプラント・ハイエンド市場では当社は一定のポジションを確保しており、競合環境は激しくないが、将来的には中国メーカーの参入により競争激化の可能性あり。
  • 市場動向:
    • 世界経済は緩やかな成長を続けるも、米国の新政権の関税や中東の紛争により不透明感が残る。
    • 日本経済は物価上昇、賃金引上げにも関わらず実質賃金が低下し、個人の消費は停滞、企業活動にも物価上昇、人手不足が重し。
    • 道路舗装業界の再編による市場縮小の可能性あり。
    • 環境負荷低減への取り組みにおける技術革新の遅れがリスク。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期 連結業績予想 (通期):
    • 売上高: 51,000百万円 (前期比3.7%増)
    • 営業利益: 3,000百万円 (前期比8.4%増)
    • 経常利益: 3,100百万円 (前期比0.9%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,100百万円 (前期比4.5%増)
    • 1株当たり利益: 54円65銭
  • リスク要因:
    • 競合相手との差別化が十分にできないリスク。
    • 海外メーカーの日本市場への参入リスク。
    • 道路舗装業界再編による市場縮小のリスク。
    • 環境負荷低減への取り組みにおける技術革新の遅れ。
    • 中国のアスファルトプラント・ハイエンド市場における競争激化。
    • ASEAN市場での計画どおりの販売計画が達成できないリスク。
    • 公共投資予算削減に関するリスク。
    • 現場作業従事者の人材確保に関するリスク。
    • 材料等の価格上昇による収益悪化または売上減少のリスク。
    • 地域紛争の増加、激化による原油価格上昇や顧客の設備投資計画への影響。
    • 為替相場変動による収益への影響(円安による価格競争力低下)。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 期中における連結範囲の重要な変更: 無
    • 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無
    • 会計上の見積りの変更・修正再表示: 無
    • 連結損益計算書において、「受取保険金」の重要性が増したため、前期から独立掲記。
  • その他:
    • 決算補足説明資料は2025年5月14日 (水) に当社ホームページに掲載。
    • 2025年6月17日 (火) にアナリスト向け説明会 (ライブ配信) を開催予定。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6306
企業名 日工
URL http://www.nikko-net.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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