決算短信：未来工業（7931）

2024年３月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 未来工業株式会社
  • 主要事業分野: 電材及び管材事業、配線器具事業、省力化機械及び樹脂成形用金型事業、電気通信事業、ケーブルテレビ事業
  • 代表者名: 山田 雅裕（取締役社長、2024年4月1日より中島 靖氏へ変更予定）
• 報告概要:
  • 提出日: 2024年4月25日
  • 対象会計期間: 2023年3月21日から2024年3月20日（2024年3月期連結）
• セグメント:
  • 電材及び管材事業: 電線管類及び附属品、配線ボックス類、給水給湯用樹脂管類及び附属品等の製造販売
  • 配線器具事業: スイッチ、コンセント等の製造販売
  • その他: 報告セグメントに含まれない事業セグメント（省力化機械及び樹脂成形用金型事業、電気通信事業、ケーブルテレビ事業等）
• 発行済株式:
  • 発行済株式数: 25,607,086株 (期末発行済株式数、自己株式を含む)
• 今後の予定:
  • 株主総会: 2024年6月14日予定
  • 配当支払開始予定日: 2024年5月28日
  • 有価証券報告書提出予定日: 2024年6月17日
  • 決算補足説明資料作成の有無: 有
  • 決算説明会開催の有無: 有

財務指標

• 財務諸表:
  • 貸借対照表: 総資産は前連結会計年度末に比べ692百万円減少し63,534百万円。現金及び預金は3,164百万円減少。純資産は829百万円増加し50,792百万円。
  • 損益計算書: 売上高は44,091百万円で前期比11.4%増。営業利益は7,332百万円で前期比81.3%増。経常利益は7,477百万円で前期比80.1%増。親会社株主に帰属する当期純利益は5,116百万円で前期比86.6%増。各利益項目は過去最高額を更新。
  • キャッシュフロー計算書: 営業活動によるキャッシュフローは4,675百万円で前期比16.9%増加。投資活動によるキャッシュフローは3,175百万円の支出で前期比60.9%増加。財務活動によるキャッシュフローは4,950百万円の支出で前期比405.2%増加。現金及び現金同等物の期末残高は18,133百万円で前期比3,451百万円減少。
• 収益性:
  • 売上高: 44,091百万円 (対前期比+11.4%)
  • 営業利益: 7,332百万円 (対前期比+81.3%)
  • 経常利益: 7,477百万円 (対前期比+80.1%)
  • 純利益: 5,116百万円 (対前期比+86.6%)
  • 1株当たり利益: 304.53円 (対前期比+91.0%)
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 78.9% (前連結会計年度76.9%から改善)
• 効率性:
  • 売上高営業利益率: 16.6% (前連結会計年度10.2%から改善)
• セグメント別:
  • 営業利益のセグメント貢献度：電材及び管材事業は全体の89.3%増益に貢献、配線器具事業は10.3%増益に貢献。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年3月期実績: 中間配当50円、期末配当100円、年間配当150円（配当性向49.3%）。
  • 2025年3月期予想: 中間配当50円、期末配当80円、年間配当130円（配当性向49.8%予想）。
• 特別配当の有無: 特別配当の記載はなし。

セグメント別情報

• セグメント別状況:
  • 電材及び管材事業: 売上高34,120百万円（対前期比13.2%増）。営業利益6,838百万円（対前期比89.3%増）。価格改定の進捗と増収効果が寄与。
  • 配線器具事業: 売上高6,827百万円（対前期比5.8%増）。営業利益473百万円（対前期比10.3%増）。価格改定浸透、高付加価値製品の販売比率増加が寄与。
  • その他事業: 売上高3,143百万円（対前期比5.8%増）。営業利益706百万円（対前期比24.8%増）。省力化機械及び樹脂成形用金型が増加に寄与。
• セグメント戦略:
  • 各セグメント共通して、継続的な新製品の市場投入、活発な営業活動を展開。建築工事現場における技能労働者不足に対応した製品づくりや多様な製品展開を推進。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画: 2024年3月期から2026年3月期の中期経営計画において、利益率向上を図りつつ、株主還元の一層の拡充を目指す方針。配当性向50%を目安に配当を実施。

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較: 同業他社との比較に関する具体的な記載はなし。
• 市場動向:
  • 住宅建築業界は、政府の住宅取得支援策や低水準の住宅ローン金利が継続するものの、物価高騰による住宅取得マインドの低下等により新設住宅着工戸数は弱含みで推移。
  • 原油価格上昇や原材料価格の高止まり、ユーティリティコストの増大、円安、物価高騰に伴う消費者の購買意欲の変化など、不透明な状況が継続。

今後の見通し

• 業績予想:
  • 2025年3月期連結業績予想として、売上高45,163百万円（対前期比2.4%増）
  • 営業利益6,102百万円（対前期比16.8%減）
  • 経常利益6,227百万円（対前期比16.7%減）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益4,205百万円（対前期比17.8%減）
  • 営業利益、経常利益、純利益は前期比で減少見込み。
• リスク要因: 原材料単価をはじめとした様々なコスト増加が業績に影響を与える可能性あり。為替や原材料価格の変動は業績に影響を与える可能性がある。

重要な注記

• 会計方針: 「時価の算定に関する会計基準の適用指針」を当連結会計年度の期首から適用。連結財務諸表に与える影響はなし。
• その他:
  • 重要な子会社の異動: なし
  • 会計上の見積りの変更・修正再表示: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり。
  • 重要な後発事象: なし
  • 役員の異動: 2024年4月1日付で代表取締役社長が中島 靖氏に交代し、山田 雅裕氏は取締役相談役に就任。新任取締役候補として吉澤 信幸氏。就任および退任予定日は2024年6月14日。

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