決算短信：日油（4403）

2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 日油株式会社
  • 主要事業分野: 化学品製造、医薬・医療・健康事業、化薬事業、その他（運送、不動産販売など）
  • 代表者名: 沢村 孝司（代表取締役社長）
  • (その他に何かあれば追加): コミュニケーション部長: 浜本 順子
• 報告概要:
  • 提出日: 2024年8月7日
  • 対象会計期間: 2024年4月1日～2024年6月30日（2025年3月期 第1四半期連結累計期間）
• セグメント:
  • 機能化学品事業: 脂肪酸誘導体、界面活性剤、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド誘導体、有機過酸化物、特殊防錆処理剤を扱う。環境エネルギー関連、トイレタリー、合成樹脂・樹脂加工向け需要が堅調。
  • 医薬・医療・健康事業: 食用加工油脂・食品機能材、健康関連製品、生体適合性素材、DDS医薬用製剤原料を扱う。製パン・製菓・加工食品向け需要、生体適合性素材の需要が好調。健康食品や一部顧客向けの在庫調整、金融引き締め影響で売上減少。
  • 化薬事業: 産業用爆薬類、宇宙関連製品、防衛関連製品、機能製品を扱う。防衛関連製品、機能製品が好調。産業用爆薬類、宇宙関連製品の売上は減少。
  • その他: 運送事業および不動産事業から構成される。
• 発行済株式:
  • 発行済株式数: 242,524,128株（2025年3月期1Q末、自己株式を含む）
  • (その他に何かあれば追加): 自己株式数 4,539,362株（2025年3月期1Q末）
• 今後の予定:

財務指標

• 財務諸表:
  • 貸借対照表:
  • 総資産は前期末比4,381百万円増加し、345,830百万円。
  • 現金及び預金は543百万円増加、棚卸資産は6,526百万円増加、有形固定資産は1,235百万円増加。売掛債権は4,661百万円減少。
  • 負債は前期末比1,315百万円減少し、74,226百万円。
  • 買入債務は1,490百万円増加、法人税等の納付により未払法人税等が2,348百万円減少。
  • 純資産は前期末比5,697百万円増加し、271,604百万円。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益11,047百万円の増加。自己株式の取得による2,001百万円の減少、為替換算調整勘定の増加1,316百万円、剰余金の配当による4,622百万円減少。
  • 損益計算書:
  • 売上高55,110百万円（前年同期比11.9%増）。
  • 営業利益13,533百万円（前年同期比31.5%増）。
  • 経常利益15,160百万円（前年同期比23.8%増）。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益11,047百万円（前年同期比22.6%増）。
  • キャッシュフロー計算書:
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない。
  • 減価償却費は1,682百万円（前年同期比で増加）。
• 収益性:
  • 売上高: 55,110百万円（前年同期比11.9%増）
  • 営業利益: 13,533百万円（前年同期比31.5%増）
  • 経常利益: 15,160百万円（前年同期比23.8%増）
  • 純利益: 11,047百万円（親会社株主に帰属する四半期純利益、前年同期比22.6%増）
  • 1株当たり利益: 46.30円（1株当たり四半期純利益、株式分割後）
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 78.3%（2025年3月期第1四半期末）
• 効率性:
  • 売上高営業利益率の推移:
  • 2024年3月期第1四半期: 20.89% (10,289百万円/49,255百万円)
  • 2025年3月期第1四半期: 24.56% (13,533百万円/55,110百万円)
• セグメント別:
  • 機能化学品事業: 売上高36,779百万円（前年同期比23.0%増）、営業利益8,487百万円（前年同期比84.0%増）。
  • 医薬・医療・健康事業: 売上高12,589百万円（前年同期比8.5%減）、営業利益5,391百万円（前年同期比7.5%減）。
  • 化薬事業: 売上高5,587百万円（前年同期比2.6%増）、営業利益415百万円（前年同期比15.6%減）。
  • その他事業: 売上高154百万円（前年同期比5.2%増）、営業利益108百万円（前年同期比56.3%増）。
• 財務の解説:
  • 当第1四半期は、世界経済の不透明感や物価上昇、中国経済停滞の影響がある中で、全ての利益項目が増益となる好調な業績を達成。特に機能化学品事業が大きく寄与。自己資本比率も改善し、財務基盤の安定性が向上。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年3月期: 年間114.00円（期末58.00円、中間56.00円）※株式分割前
  • 2025年3月期(予想): 年間40.00円（期末20.00円、中間20.00円）※株式分割後
• 特別配当の有無: 無

セグメント別情報

• セグメント別状況:
  • 機能化学品事業: 脂肪酸誘導体、界面活性剤、エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド誘導体、特殊防錆処理剤の需要回復により、売上高・営業利益ともに大幅増。
  • 医薬・医療・健康事業: 生体適合性素材は好調も、健康関連製品の出荷減少、DDS医薬用製剤原料の需要一時的減少により、売上高・営業利益ともに減益。
  • 化薬事業: 防衛関連製品、機能製品の売上は増加も、産業用爆薬類、宇宙関連製品の減少により、売上高微増、営業利益は減益。
  • その他事業: 運送事業および不動産事業が好調に推移し、売上高・営業利益ともに増加。
• セグメント戦略:
  • 「市場の変化を捉えた事業拡大」「新製品・新技術開発の加速」「生産性の向上」「安全・安心の追求」「CSRの推進」を基本方針とし、新市場開拓と拡販、生産コストの低減に取り組んでいる。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画: 2025中期経営計画（2023年度から3ヵ年計画）の「実践と躍進」を基本方針とし、持続的成長に向けた経営努力を継続。

競合状況や市場動向

• 市場動向:
  • グローバル経済は欧米の高金利継続、中国経済の先行き懸念など不透明感が続く。
  • 国内景気は緩やかな回復傾向も、原材料高騰、為替、中国経済停滞の長期化が懸念事項。

今後の見通し

• 業績予想: 2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高232,000百万円（対前期比4.4%増）、営業利益40,500百万円（対前期比△3.9%減）、経常利益41,600百万円（対前期比△8.7%減）、親会社株主に帰属する当期純利益33,000百万円（対前期比2.9%増）。当初予想（2024年5月9日発表）から変更なし。
• リスク要因: 為替変動、原材料価格の変動、地政学的リスク、各事業分野の市場動向が業績に影響を与える可能性がある。

重要な注記

• 会計方針:
  • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を2024年4月1日から適用開始。四半期連結財務諸表への影響はない。
  • 税金費用は、連結会計年度の税引前利益に対する実効税率を見積もり計算。
• その他:
  • 株式分割: 2024年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施。1株当たり利益の算定は分割後の株数で実施。
  • 研究開発活動: 当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は1,917百万円。重要な変更はない。
  • 主要な設備投資: 当第1四半期連結累計期間における設備投資額は2,578百万円。主要な設備計画に著しい変更はない。
  • 包括利益: 四半期包括利益は12,338百万円（前年同期比△0.1%）。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。