2025年3月期決算説明会資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社タクマ (TAKUMA CO., LTD.)
- 主要事業分野: 環境およびエネルギー分野のプラントエンジニアリング(ごみ処理プラント、バイオマス発電プラント、水処理プラントなど)
- 代表者名: 代表取締役社長 兼 社長執行役員 濵田 州朗
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月30日
- 説明者:
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年3月期
- セグメント:
- 一般廃棄物処理プラント (EPC): 18%
- 一般廃棄物処理プラント (アフターサービス): 31%
- 環境・エネルギー (国内): 75% (※内訳として上記2セグメントを含む)
- 環境・エネルギー (海外): 4%
- 水処理プラント・その他: 10%
- エネルギープラント (EPC+アフターサービス): 16%
- 民生熱エネルギー: 13%
- 設備・システム: 8%
業績サマリー
- 主要指標 (2025年3月期実績):
- 受注高: 246,301 百万円 (前期比 +53.4%, 前回予想比 +7.1%)
- 受注残高: 577,752 百万円 (前期比 +19.7%, 前回予想比 +2.7%)
- 売上高: 151,161 百万円 (前期比 +1.3%, 前回予想比 +0.8%)
- 営業利益: 13,532 百万円 (前期比 +32.3%, 前回予想比 +0.2%)
- 営業利益率: 9.0% (前期比 +2.1pt, 前回予想比 +0.0pt)
- 経常利益: 14,095 百万円 (前期比 +26.2%, 前回予想比 +0.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 10,391 百万円 (前期比 +18.7%, 前回予想比 +0.9%)
- 1株当たり当期純利益: 132.24 円 (前期比 +20.8%, 前回予想比 +0.9%)
- 進捗状況: 第14次中期経営計画の目標上方修正(受注高 7,063億円、経常利益 450億円)に対して、足元の業績は堅調。
- セグメント別状況 (2025年3月期):
- 売上高: 前期比 +19億円。環境・エネルギー(国内)事業で減少したが、その他セグメントで増加し増収。
- 営業利益: 前期比 +33億円。環境・エネルギー(国内)事業を中心に、全セグメントで増加し増益。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 受注高・受注残高は、ごみ処理プラントを中心に過去最高を更新。
- 売上高は、環境・エネルギー(国内)事業の減少を他セグメントの増加がカバーし増収。
- 営業利益は、環境・エネルギー(国内)事業を中心に全セグメントで増加し増益。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の増加などにより過去最高を更新。
- 増減要因:
- 売上高: 環境・エネルギー(国内)事業の減少、その他事業セグメントでの増加。
- 営業利益: 環境・エネルギー(国内)事業の増加、その他セグメントでの増加。
- 競争環境:
- 一般廃棄物処理プラントのEPC(設計・調達・建設)において国内累計納入シェアNo.1。
- バイオマス発電プラントにおいても国内累計納入シェアNo.1。
- リスク要因:
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 長期ビジョン「Vision2030」実現に向け、ストック型ビジネスの拡大を焦点。EPC事業の拡大と合わせて、2031年3月期に経常利益200億円達成を目指す。
- 第14次中期経営計画では、一般廃棄物処理プラントの受注(更新、基幹改良)とストック型収益モデルの確立に経営資源を優先的に投入。
- 進行中の施策:
- 人材投資: 「Vision 2030」実現に向け、単体で1,200名規模の確保が必要と認識。エンジニアリング、施工、メンテナンス部門を中心に採用・育成を継続。
- 研究開発: 2050年カーボンニュートラル実現に向け、CCUS・カーボンリサイクル技術を中心に研究開発を強化。
- M&A: 環境・エネルギー(国内)事業において、人員や事業領域拡大に資するM&A案件を積極的に情報収集。
- セグメント別施策:
- 一般廃棄物処理プラント: EPC事業(更新・基幹改良案件)およびアフターサービス・運営事業の受注に優先的に経営資源を投入。
- 環境・エネルギー(国内) 事業:
- エネルギープラント: 既存プラントの更新や発電所新設案件、中小型バイオマス発電プラントを中心に受注獲得を目指す。
- 一般廃棄物処理プラント: 階段炉下水汚泥焼却発電システム等、顧客ニーズに合致する主力製品を軸に受注獲得に注力。DBO事業案件の受注に向けた体制整備も推進。
- 新電力事業: 電力調達の強みを活かし、電源周辺地域や環境意識の高い顧客への電力供給を推進。需給管理サービスや環境価値取引などの関連サービス拡充。
- 環境・エネルギー(海外): 現地法人との連携や現地企業とのパートナーシップ拡充を図り、東南アジア・台湾での受注拡大を目指す。
- 民生熱エネルギー: IHI汎用ボイラの子会社化、日本サーモエナーとの合併により、付加価値の高い製品・サービス提供体制を確立。
- 設備・システム: 建築設備事業、半導体産業用設備事業ともに、人材確保・育成による営業力・施工能力強化、および製品提供による規模維持・拡大を目指す。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2026年3月期):
- 受注高: 250,000 百万円 (前期比 +1.5%, 中計前回公表比 +38.9%)
- 売上高: 165,000 百万円 (前期比 +9.2%, 中計前回公表比 +8.6%)
- 営業利益: 14,500 百万円 (前期比 +7.1%, 中計前回公表比 +26.1%)
- 経常利益: 15,000 百万円 (前期比 +6.4%, 中計前回公表比 +25.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 11,700 百万円 (前期比 +12.6%)
- 1株当たり当期純利益: 158.00 円 (前期比 +19.5%)
- 中長期計画:
- 「Vision2030」では、2031年3月期に経常利益200億円達成を目指す。
- 第14次中期経営計画(3か年累計)の財務目標を上方修正。受注高 7,063億円、経常利益 450億円。
- マクロ経済の影響:
- 再エネ主力化や脱炭素化に向けた政策、電力価格高騰による電力料金安定化ニーズの拡大。
- デジタル化による半導体・電子デバイス製造装置市場の拡大。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向 50% または DOE(自己資本配当率)4.0%の両基準で算出した金額のいずれか高い方を目標。
製品やサービス
- 製品:
- 一般廃棄物処理プラント: DBO事業(兵庫県尼崎市、行田羽生資源環境組合)、基幹的設備改良工事(東京二十三区清掃一部事務組合)など。
- エネルギープラント: バイオマス発電プラント(広島ガス株式会社、上越バイオマス発電合同会社ほか)
- 水処理プラント: 汚泥焼却施設(京都市上下水道局)
- サービス: GPS(ごみ処理プラント)、バイオマス発電プラント、水処理プラントのEPC(設計・調達・建設)およびアフターサービス。
- 協業・提携:
- IHI汎用ボイラ株式取得、日本サーモエナーがバイオマスボイラメーカー2社を子会社化。
- イオンアグリ創造(株)と共同で、ごみ処理施設で発生する燃焼ガス中のCO2をイチゴ栽培に利用する実証試験を実施中。
- 産業技術総合研究所(AIST)と共同開発した、新規の非水系吸収液を活用した省エネルギー型CO2分離回収システムのオンサイト実証試験。
重要な注記
- リスク要因:
- 本資料には、将来の業績見通しや事業計画に関して、リスクや不確実性を含む記述が含まれている。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6013 |
企業名 | タクマ |
URL | http://www.takuma.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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