1. 企業情報
企業名: 大水株式会社 (Daisui Co.,Ltd.)
概要: 大水は日本の水産物卸売業を主力とする企業で、主に鮮魚、冷凍魚、塩蔵魚、乾燥魚の販売と冷蔵倉庫サービスを提供している。主要市場は関西の中央卸売市場で、スーパーマーケットやレストランに製品を供給している。1939年に設立され、大阪市福島区に本社を置く。
事業内容: 水産物販売、冷蔵倉庫事業
市場区分: スタンダード（内国株式）
住所: 〒553-8550 大阪市福島区野田1-1-86 大阪市中央卸売市場内
代表者名: 山橋 英一郎
設立年月日: 1939年4月7日
従業員数: 434人
平均年齢: 45.9歳
平均年収: 6,660千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 大水は関西の中央卸売市場に強みを持ち、鮮魚や冷凍魚の供給において高いシェアを有している。また、冷蔵倉庫サービスの提供により、物流面での競争力も高い。
課題: 市場の変動や物流費の上昇、人件費の高騰などによる利益圧縮が課題である。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略: 大水は水産物販売と冷蔵倉庫事業を主力とし、市場の需要に応えるべく事業拡大と効率化を推進している。
中期経営計画の具体的な施策: 特に冷蔵倉庫事業の効率化と、水産物販売における新市場の開拓が重点分野である。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に水産物販売と冷蔵倉庫サービスによる収益モデル。
市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、新鮮な水産物の供給と効率的な物流サービスを提供し続けている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新については詳細な情報が提供されていない。
収益を牽引する製品: 主力製品は鮮魚、冷凍魚、塩蔵魚、乾燥魚である。
6. 株価の評価
EPSとBPS: 予想EPSは42.06円、実績BPSは845.39円。
現在の株価との比較: 現在の株価334円は、52週高値384円と比較すると下落傾向にある。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は333円から340円の間で変動しており、株価は安値圏に近い。
移動平均線: 50日移動平均線は323.40円、200日移動平均線は318.20円。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー: 売上高は993億円で前期比0.9%増、営業利益は680百万円で前期比18.0%減。
ROE、ROA: ROEは11.06%、自己資本比率は46.1%。
過去数年分の傾向: 売上高は増加傾向にあるが、営業利益は減少している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り: 1.80%
配当性向: 6.82%
自社株買い: 自己株式保有数は221,324株。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近変動傾向: 直近10日間で株価は安値圏に近い水準で推移している。
影響を与える要因: 市場の変動、物流費の上昇、人件費の高騰などが影響を与えている。
11. 総評
各分析結果のまとめ: 大水は水産物卸売業において強い競争力を持ち、市場で安定した収益を上げている。しかし、利益圧縮の課題や市場の変動に直面している。株価は52週高値を下回っており、投資家は注意が必要である。
全体的な見解: 中長期的には事業の持続可能性は高いが、短期的には株価の見通しは慎重を要する。
企業情報
| 銘柄コード | 7538 |
| 企業名 | 大水 |
| URL | http://www.daisui.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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