決算説明：北陸電気工業（6989）

2025年３月期　第２四半期決算説明資料

基本情報

• 企業概要: 北陸電気工業株式会社
• 主要事業分野: 電子部品、関連機器、積層セラミックコンデンサ
• 説明会情報: 2024年11月8日開催、オンライン/オフライン形式（詳細不明）
• 報告期間: 2025年3月期 第2四半期

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 214.2億円（前年同期比 +2.7%）
  • 営業利益: 12.5億円（前年同期比 +13.2%）
  • 経常利益: 9.4億円（前年同期比 ▲49.5%）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益: 7.8億円（前年同期比 ▲48.4%）
• 進捗状況: 中期経営計画や年度目標に対する達成率は記載なし
• セグメント別状況:
  • モジュール: 売上高 117.6億円（前年同期比 +2.6億円）
  • 電子部品デバイス: 売上高 91.6億円（前年同期比 +4.3億円）
  • 抵抗器等: 61.7億円（前年同期比 +4.6億円）
  • センサ等: 29.9億円（前年同期比 ▲0.3億円）
  • 金型・機械設備: 2.1億円（前年同期比 ▲1.5億円）
  • その他: 2.9億円（前年同期比 +0.2億円）

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 上期は、顧客在庫調整の進展および円安進行を主因に増収増益となった。
  • 特に、抵抗器等、センサ等、モジュール部門が売上を牽引した。
  • 一方、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益は減益となった。これは、主因として円高による為替損4.1億円が計上されたため。
• 増減要因:
  • 営業利益増減要因:
  • 為替変動: +2.2億円
  • 売上増: +0.3億円
  • 品種構成: +0.2億円
  • その他: ▲1.2億円
• リスク要因:
  • 米国のインフレおよび金融引き締め、中東・ウクライナ情勢など地政学リスクによる景気減速懸念
  • EV市場の成長鈍化、産業機器・民生機器分野の需要回復の遅れ

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • ROE 10%以上、PER 10倍以上を目指す
  • 自己株式取得および消却の実施
  • 株主還元のさらなる強化（配当性向、純資産配当率の引き上げ）
• 進行中の施策:
  • DX、IT関連投資
  • アセアン拠点拡充、生産設備増強
  • サステナビリティ関連投資（省エネ設備等）
  • 新センサの開発
  • 社会課題解決に寄与する製品開発（環境配慮型製品、IoT関連製品など）

将来予測と見通し

• 業績予想 (通期):
  • 売上高: 430億円（前年比 +21.9億円）
  • 営業利益: 27億円（前年比 +4.3億円）
  • 想定為替レート: 1ドル=140円
  • ※期初予想から変更なし
• マクロ経済の影響:
  • 米国経済は個人消費を中心に底堅いが、中国経済は不動産不況等で停滞が継続。
  • エレクトロニクス市場は、自動車分野はEV化の進展が見られるものの、成長は鈍化。産業機器・民生機器分野は緩やかな需要回復を見込む。

配当と株主還元

• 配当方針: 株主還元をさらに強化し、資本効率の向上を図る。
• 配当実績・予想:
  • 1株当たり年間配当金: 2024年度は20円増配の80円を予定。
  • 配当性向: 2024年度予想 36.1%
  • 総還元性向: 2024年度予想 53.7%
  • 純資産配当率(DOE): 2024年度予想 3.1%
  • 自己株式取得: 500百万円

製品やサービス

• 製品:
  • モジュール
  • 電子部品デバイス（抵抗器、センサ等）

重要な注記

• リスク要因:
  • 経済環境やエレクトロニクス市場動向の変化、地政学リスク等により、実際の業績は大きく異なる可能性がある。
• その他:
  • 10月4日、「統合報告書2024」をウェブサイトに公開。
  • ビジネスモデルとして「電子部品デバイス×実装×ソフト設計=コア技術の融合」によるソリューション製品を提供。

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