現在の株価の評価
- 株価: 1,094.0円
- EPS (予想): 27.63円
- PER (予想): 39.59倍
- BPS (実績): 1,056.60円
- PBR (実績): 1.04倍
現在の株価は、PERが39.59倍であり、業界平均の66.2倍と比較して割安感があります。また、PBRも1.04倍であり、業界平均の3.5倍に対して低い水準です。これにより、株価は評価されていると考えられます。
テクニカル分析
直近の株価推移を見てみると、以下のような傾向が見られます。
– 年初来高値: 1,620円
– 年初来安値: 1,024円
– 現在の株価: 1,094円
株価は年初来安値と年初来高値の中間に位置しており、現在の株価は安値圏に近いといえます。
財務諸表分析
- 売上高 (過去12か月): 6,822百万円
- 営業利益 (過去12か月): 79百万円
- 純利益 (過去12か月): 13百万円
- ROE: 0.66%
- ROA: 1.32%
- 自己資本比率: 50.0%
過去数年での売上高は増加傾向にあり、特に最近の四半期では前年同期比で14%増加しています。しかし、営業利益と純利益は減少傾向にあり、利益率の改善が求められます。
業界のポジションと市場シェア
ベイシスは通信インフラエンジニアリングとIoTエンジニアリングに特化しており、競争が激しい業界内でのポジションを確立しています。特に、IoTエンジニアリング分野での成長が期待されており、通信キャリアの設備投資抑制が影響を与えています。
経営戦略と重点分野
- 中期経営計画: 通信インフラエンジニアリングからICTインフラ全般のエンジニアリングカンパニーへの進化を目指しています。
- 重点分野: IoTエンジニアリングサービスへの経営リソースシフト。
事業モデルの持続可能性
ベイシスは通信インフラの構築と運用に加え、IoT関連サービスにも注力しており、今後の市場ニーズに柔軟に対応できる体制を整えています。
技術革新と主力製品
通信インフラやIoTデバイスの設置・運用に関する技術開発が進んでおり、これが収益を牽引しています。特に、モバイルエンジニアリングサービスとIoTエンジニアリングサービスが主力製品です。
株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
現在、配当は行われておらず、株主還元策としての自社株買いの情報もありません。
株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は、過去10日間での変動が見られ、特に11月から12月にかけては上昇傾向が見られますが、全体的には安定した動きが続いています。
総評
ベイシスは、通信インフラとIoTエンジニアリングに特化した企業であり、成長が期待される分野でのポジションを持っています。現在の株価は業界平均と比較して割安感があり、今後の業績改善が期待されます。中期経営計画に基づく戦略が成功すれば、さらなる成長が見込まれますが、利益率の改善が課題とされています。
企業情報
| 銘柄コード | 4068 |
| 企業名 | ベイシス |
| URL | https://www.basis-corp.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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