1. 企業情報
企業名: ダイワ通信株式会社
概要: ダイワ通信はセキュリティとモバイル事業を主力とする企業です。セキュリティ分野では、防犯・監視カメラ、AIロボット、入退室管理システムの開発、販売、設置、保守を手がけています。モバイル事業では、通信機器や周辺機器の販売を行っています。AI顔認証温度検知システム、機械式セキュリティシステム、通信・OA機器、ネットワーク設計・構築サービスも提供しています。1996年に設立され、本社は金沢市にあります。
事業内容:
- セキュリティ: 57%
- モバイル: 43%
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 商社・卸売
33業種区分: 卸売業
Industry: Security & Protection Services
Sector: Industrials
住所: 〒921-8011 金沢市入江2-180
代表者名: 岩本 秀成
設立年月日: 2016年3月1日
従業員数: 115人
平均年齢: 32.8歳
平均年収: 4,180千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題について:
ダイワ通信はセキュリティ分野で専門的な技術と豊富な実績を持ち、業界内での競争優位性を確立しています。特に防犯・監視カメラの開発と販売において高いシェアを有しています。一方で、モバイル事業は比較的小規模であり、市場シェアは限られています。また、技術革新の迅速な対応が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
ダイワ通信は、セキュリティ事業の拡大とモバイル事業の成長を目指しています。特にAI技術の活用によるソリューションの強化に重点を置いています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- セキュリティ事業のグローバル展開
- モバイル事業の成長戦略
- AI技術の活用による新製品開発
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
ダイワ通信の収益モデルは主にセキュリティ製品の販売とサービス提供に基づいています。市場ニーズの変化に対応するため、AI技術の活用による新製品の開発に注力しています。また、市場の需要変動に柔軟に対応できるビジネスモデルを持っています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
ダイワ通信はAI技術を活用した顔認証温度検知システムや機械式セキュリティシステムの開発に注力しています。これらの技術は独自性があり、市場で高い評価を得ています。
収益を牽引している製品やサービス:
主力製品は防犯・監視カメラとAI技術を活用したセキュリティソリューションです。これらの製品は市場で高い需要を持ち、収益の中心となっています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
- EPS（会社予想）: 95.31円
- BPS（実績）: 1,014.05円
- PER（会社予想）: 8.44倍
- PBR（実績）: 0.79倍
現在の株価804円に対して、BPSは1,014.05円と高く、PERは8.44倍と比較的割安な水準です。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は804円から811円の間で推移しており、50日移動平均線805.06円とほぼ同水準、200日移動平均線1004.90円より低い位置にあります。短期的には安値圏にあり、中長期的には上昇傾向にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上（過去12か月）: 52億円
- 利益率: 4.81%
- Operating Margin (過去12か月): 6.36%
- ROE（過去12か月）: 9.53%
- ROA（過去12か月）: 5.78%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 283百万円
- 負債比率（直近四半期）: 29.40%
財務状況は健全で、ROEとROAは高い水準を維持しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 5.60%
- 1株配当（会社予想）: 45.00円
- 配当性向: 16.18%
安定した配当性向を維持し、株主還元に積極的です。
自社株買いなどの株主還元策:
詳細な情報は提供されていませんが、株主還元に力を入れていることがわかります。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は801円から811円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因など:
決算短信の開示が予定より遅れていることが懸念材料となっています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
ダイワ通信はセキュリティ分野で高い競争力を持ち、特に防犯・監視カメラの市場で優位に立っています。技術革新により新製品の開発に注力しており、持続可能な事業モデルを持っています。株価は安値圏にあり、中長期的には上昇傾向が見られます。財務状況は健全で、株主還元にも力を入れています。決算短信の開示遅延が懸念材料となっていますが、全体的な見通しは良好です。
企業情報
| 銘柄コード | 7116 |
| 企業名 | ダイワ通信 |
| URL | https://daiwawa.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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