2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

基本情報

  • 企業名: PHCホールディングス株式会社
  • 主要事業分野: 糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンス
  • 代表者名: 出口 恭子
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年5月13日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日 ~ 2025年3月31日
  • セグメント:
    • 糖尿病マネジメント: 血糖値測定システム (BGM) の開発製造販売、持続血糖測定システム (CGM) の販売
    • ヘルスケアソリューション: 臨床検査事業の展開、レセプトコンピュータ・電子カルテ等医療IT製品の開発販売、創薬支援事業の展開
    • 診断・ライフサイエンス: 病理検査機器、研究・医療支援機器、診断薬・診断機器並びに電動式医薬品注入器等の開発製造販売
    • (注:2025年3月期より、セグメントの内訳を変更。従来「糖尿病マネジメント」に含まれていた診断薬事業及び「ヘルスケアソリューション」のLSIM事業に含まれていた診断薬事業を「診断・ライフサイエンス」に変更。)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式を含む): 126,410,072株 (2025年3月期)
    • 期末自己株式数: 211,941株 (2025年3月期)
    • 期中平均株式数: 126,126,617株 (2025年3月期)
    • 時価総額: — (本決算短信からは算出不可)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日: 2025年6月25日
    • 配当支払開始予定日: 2025年6月26日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月25日
    • 決算補足説明資料作成:
    • 決算説明会開催:

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表:
      • 資産合計: 532,482百万円 (前連結会計年度: 564,327百万円)
      • 負債合計: 391,310百万円 (前連結会計年度: 425,163百万円)
      • 資本合計: 141,171百万円 (前連結会計年度: 139,163百万円)
      • 親会社の所有者に帰属する持分合計: 141,639百万円 (前連結会計年度: 139,515百万円)
    • 損益計算書:
      • 売上収益: 361,593百万円 (前年同期比 2.2%増)
      • 営業利益: 22,580百万円 (前年同期比 1,341.9%増)
      • 税引前利益: 18,823百万円 (前年同期は △13,249百万円の損失)
      • 親会社の所有者に帰属する当期利益: 10,485百万円 (前年同期は △12,893百万円の損失)
      • 1株当たり当期利益(EPS): 83.13円 (前年同期は △102.48円)
    • キャッシュフロー計算書:
      • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 41,941百万円 (前年同期比 637百万円の収入増)
      • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △8,473百万円 (前年同期は △21,072百万円)
      • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △39,068百万円 (前年同期は △39,139百万円)
      • 現金及び現金同等物期末残高: 39,592百万円 (前連結会計年度末: 47,044百万円)
  • 収益性:
    • 売上収益は増加しましたが、営業利益、税引前利益、当期利益とも大幅に改善しました。これは、主にヘルスケアソリューション事業における増収やM&A効果、LSIM事業での減損損失の戻入れ、診断・ライフサイエンス事業での増収や減損損失の戻入れなどが寄与しました。
  • 財務安全性:
    • 親会社所有者帰属持分比率: 26.6% (前連結会計年度末: 24.7%)
    • 総資産は減少しましたが、負債も減少し、資本は増加しました。自己資本比率が向上し、財務安全性が強化されています。
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率: 6.2% (前連結会計年度: 0.4%)
    • 総資産回転率: — (開示情報からは算出不可)
  • セグメント別:
    • 2025年3月期のセグメント別業績は、以下のように変動しました(前年同期比)。
      • 糖尿病マネジメント: 売上収益 △2.9%、営業利益 △13.2%
      • ヘルスケアソリューション: 売上収益 6.7%、営業利益 黒字転換 (△9,446百万円 → 9,272百万円)
      • 診断・ライフサイエンス: 売上収益 1.0%、営業利益 28.4%
    • セグメント間の売上収益との消去額は、2,366百万円でした。
  • 財務の解説:
    • 売上収益は増加しましたが、一部セグメントでの売上減少や、一部費用項目、減損損失の戻入れ・計上などが利益に影響を与えています。特にヘルスケアソリューション事業は、M&A効果や電子処方箋管理ソフトウェアの需要増、富士フイルムヘルスケアシステムズ社M&Aによる貢献等で増収・増益となり、業績を牽引しました。
    • 貸借対照表においては、無形資産の償却や借入金の返済等により資産、負債ともに減少しましたが、資本は増加し、自己資本比率は改善しました。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期: 年間配当金 42円(中間配当 21円、期末配当 21円)
    • 2025年3月期: 年間配当金 42円(中間配当 21円、期末配当 21円)
    • 2026年3月期(予想): 年間配当金 42円(中間配当 21円、期末配当 21円)
  • 特別配当の有無: なし
  • 配当方針: 従来の中期経営計画で示していた「キャッシュベースでの親会社の所有者に帰属する当期利益に対して連結配当性向30%以上を目安とし、中期的には40%を目標」とする配当方針を変更し、連結業績や資金状況等を総合的に勘案する方針に変更。2026年3月期の配当予想については、現時点では従前同様の1株当たり42円と見込んでいます。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 糖尿病マネジメント: 売上収益は減少し、営業利益も減少しました。BGM事業での市場縮小、米国での販売協力終了などが影響しました。CGM事業は増収となりました。
    • ヘルスケアソリューション: 売上収益は増加しました。LSIM事業、ヘルスケアITソリューション事業、CRO事業の貢献が主な要因です。営業利益は黒字転換しました。
    • 診断・ライフサイエンス: 売上収益は微増しました。病理事業、バイオメディカ事業、診断薬事業、それぞれの状況が収益に影響しました。営業利益は増加しました。
  • セグメント戦略: 各セグメントで市場環境の変化に対応した事業展開やM&A、コスト削減等に取り組んでいます。

中長期計画との整合性

  • 2024年11月13日公表の中期経営計画との整合性については、直接的な記載はありませんが、配当方針の変更など、計画実行に向けた動きが見られます。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: — (本決算短信からは直接的な比較情報は得られません。)
  • 市場動向:
    • 糖尿病マネジメント分野では、先進国市場の縮小や競争環境の変化が影響しています。
    • ヘルスケアソリューション分野では、M&Aによる事業拡大やDX関連の需要増が追い風となっています。
    • 診断・ライフサイエンス分野では、市況の低迷が一部見られますが、一部回復の兆しもあります。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年3月期):
    • 売上収益: 363,100百万円 (2025年3月期比 0.4%増)
    • 営業利益: 17,400百万円 (2025年3月期比 △22.9%減)
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益: 7,400百万円 (2025年3月期比 △29.4%減)
    • 調整後EBITDA: 45,200百万円 (2025年3月期比 △9.8%減)
  • リスク要因:
    • 為替レートの変動(当期は円高を見込んでおり、前年比でマイナス要因)。
    • 糖尿病マネジメント事業における市場縮小、コスト増や利益率の低下、販管費の増加。
    • ヘルスケアソリューション事業におけるインフレ影響、コスト増や、利益率の高い医療DX関連収益の減少。
    • 診断・ライフサイエンス事業における市況停滞、コスト増や、販管費の増加。
    • 本社・その他における構造改革費用や関税影響。

重要な注記

  • 会計方針: 国際会計基準(IFRS)を適用。
  • その他:
    • 決算短信は監査の対象外。
    • 業績予想の記述は、将来の事象を示唆するものであり、様々な要因により変動する可能性がある。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6523
企業名 PHCホールディングス
URL https://www.phchd.com/jp
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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