2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社九電工
    • 主要事業分野: 建設業(設備工事全般)
    • 代表者名: 代表取締役社長執行役員 石橋 和幸
    • URL: https://www.kyudenko.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年4月28日
    • 対象会計期間: 2024年4月1日 ~ 2025年3月31日(連結)
  • セグメント:
    • 報告セグメント: 設備工事業(配電線工事、屋内配線工事、電気通信工事、電気工事、空気調和・冷暖房・給排水衛生設備・水処理工事等の空調管工事の設計・施工)
    • その他: 上記以外の事業セグメント(材料・機器販売、不動産、再生可能エネルギー発電、人材派遣、ソフト開発、環境分析・測定、医療、ゴルフ場、ホテル、商業施設企画・運営等)
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 70,864,961株 (2025年3月期末)
    • 自己株式数: 134,473株 (2025年3月期末)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日: 2025年6月26日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月25日
    • 配当支払開始予定日: 2025年6月4日

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表:
      • 総資産: 488,472百万円 (前期比 △14,812百万円)
      • 純資産: 312,152百万円 (前期比 21,027百万円増加)
      • 自己資本比率: 63.5% (前期比 6.1ポイント上昇)
    • 損益計算書:
      • 売上高: 473,954百万円 (前期比 1.0%増)
      • 営業利益: 41,388百万円 (前期比 8.9%増)
      • 経常利益: 44,434百万円 (前期比 4.9%増)
      • 親会社株主に帰属する当期純利益: 28,883百万円 (前期比 3.1%増)
      • 1株当たり当期純利益: 408.36円 (前期比 12.49円増)
    • キャッシュフロー計算書:
      • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 8,037百万円 (前期比 △35,932百万円)
      • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △8,910百万円 (前期比 6,595百万円増加)
      • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △23,933百万円 (前期比 12,900百万円増加)
      • 現金及び現金同等物期末残高: 70,437百万円 (前期比 △24,151百万円)
  • 収益性:
    • 売上高は1.0%増、営業利益は8.9%増、経常利益は4.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益は3.1%増と、増収増益となりました。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率は63.5%と、良好な水準を維持しています。
  • 効率性:
    • 1株当たり当期純利益は408.36円です。
    • 1株当たり純資産額は4,384.30円です。
  • セグメント別:
    • 設備工事業の売上高は454,373百万円(構成比95.9%)、セグメント利益は37,993百万円(連結営業利益への貢献度合いが高い)でした。
    • その他セグメントの売上高は19,580百万円(構成比4.1%)、セグメント利益は3,040百万円でした。
  • 財務の解説:
    • 当連結会計年度の建設業界は、堅調な需要が継続する一方、人件費高騰などが懸念される中での推移となりました。
    • 当社グループは、中期経営計画の最終年度として、「働きがいのある働き方改革」を推進し、施工要員の確保や体制確立に努めました。
    • 売上高は、設備工事業・その他ともに増加しました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても増加しました。
    • 設備工事業では、大型案件の工事進捗や工事利益率の向上により、セグメント利益が増加しました。
    • 宇久島メガソーラープロジェクトは、行政手続きを進め、工事の進捗も図っています。
    • 流動資産は減少しましたが、固定資産は増加し、資産合計は前期末比で減少しました。
    • 流動負債・固定負債ともに減少し、負債合計は前期末比で減少しました。
    • 純資産は、利益剰余金の増加などにより増加し、自己資本比率も上昇しました。
    • キャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュ・フローは当年合計で8,037百万円となりました。投資活動では投資有価証券の取得、財務活動では配当金の支払いや長期借入金の返済等による支出が上回りました。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期 (実績): 期末配当 65.00円、年間配当 120.00円
    • 2025年3月期 (実績): 期末配当 75.00円、年間配当 140.00円
    • 2026年3月期 (予想): 中間配当 90.00円、期末配当 90.00円、年間配当 180.00円
  • 特別配当の有無: なし
  • 将来の配当可能性: 2026年3月期より連結配当性向40%を目安とし、累進配当を実施する方針です。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 設備工事業:
      • 売上高: 454,373百万円(前期比 0.4%増)
      • セグメント利益(営業利益): 37,993百万円(前期比 9.5%増)
      • 工事受注高は、需要増に対応するための要員調整や計画的な受注活動により、前期比2.6%増となりました。
    • その他:
      • 売上高: 19,580百万円(前期比 19.1%増)
      • セグメント利益(営業利益): 3,040百万円(前期比 6.2%減)
      • 材料・機器販売事業や環境分析・測定事業が増加しましたが、処遇改善等による販売費及び一般管理費の増加により、セグメント利益は減少しました。
  • セグメント戦略:
    • 当社グループは、中長期的な事業戦略に基づき、地域に根ざした事業所を中心に、設備工事全般の事業活動を展開しています。
    • 設備工事業では、旺盛な設備投資に裏打ちされた堅調な需要に対応するため、要員調整や最適配置を進めました。
    • 宇久島メガソーラープロジェクトについては、収益・コスト両面での改善策を検討し、事業性向上を図っています。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:
    • 2025年度を中期経営計画の最終年度とし、「Challenge2025 ~技術の深化と成長への投資~」をテーマに、11の重点取組施策と5つの投資戦略を実践する計画です。
    • 2029年度の目標値として、経常利益600億円、投下資本利益率(ROIC)10%以上、投資総額2,000億円、配当性向40%(累進配当)を設定しています。
    • 次期(2025年度)の業績予想は、売上高4,900億円、経常利益475億円となっており、中期経営計画の目標達成に向けた着実な歩みを目指しています。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 建設業界は、都市再開発や企業の設備投資を背景に堅調な需要が見込まれる一方、不安定な国際情勢や物価高騰、労働需給の逼迫などが懸念材料となっています。
    • 当社グループは、これらの状況下で、技術力強化や人的資本経営、安定収益確保に向けた投資戦略を強化していく方針です。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年3月期):
    • 売上高: 4,900億円(前期比 3.4%増)
    • 営業利益: 445億円(前期比 7.5%増)
    • 経常利益: 475億円(前期比 6.9%増)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 320億円(前期比 10.8%増)
  • リスク要因:
    • 不安定な国際情勢、為替相場の変動、物価高騰、労働需給の逼迫、米国の関税政策などが国内企業の設備投資計画に影響を与える可能性があります。
    • 工事の採算性についても、部材価格や人件費の上昇を考慮し、利益水準を引き下げていますが、発電事業の事業性を踏まえ、工事価格の増額を発電事業者と協議していく予定です。

重要な注記

  • 会計方針:
    • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を適用しました。
    • 連結子会社(株式会社新成空調)の株式取得により、連結子会社が1社増加し、合計52社となりました。
    • 営業外費用に含めていた「支払手数料」は、金額的重要性から期中平均株式数の計算において、役員向け株式交付信託に残存する当社株式を控除した自己株式数を含めて表示しています。
  • その他:
    • 重要な後発事象はありません。

本資料は、株式会社九電工の決算短信に基づき、個人投資家の皆様に理解を深めていただくことを目的として、提供された情報を基に作成したものです。投資判断に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本資料の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、情報提供者は一切の責任を負いかねます。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1959
企業名 九電工
URL http://www.kyudenko.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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