2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業名: 株式会社ニフコ
- 主要事業分野: 合成樹脂成形品事業、ベッド及び家具事業
- 代表者名: 代表取締役社長 柴尾雅春
- 上場取引所: 東証
- 提出日: 2025年5月12日
- 対象会計期間: 2024年4月1日 ~ 2025年3月31日
- 定時株主総会開催予定日: 2025年6月24日
- 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月23日
- 決算補足説明資料作成の有無: 有
- 決算説明会開催の有無: 有
- セグメント:
- 合成樹脂成形品事業: 工業用プラスチック・ファスナー、プラスチック精密成形部品等
- ベッド及び家具事業: 各種ベッド、リクライニングチェアー等
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 100,257,053株(2025年3月期)
- 自己株式数: 5,058,850株(2025年3月期)
- 期中平均株式数: 96,910,332株(2025年3月期)
- 今後の予定:
- 配当支払開始予定日: 2025年6月25日
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 貸借対照表: 総資産 379,816百万円、純資産 278,725百万円、自己資本比率 72.4%
- 損益計算書: 売上高 353,038百万円、営業利益 49,200百万円、経常利益 52,147百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 44,767百万円
- キャッシュフロー計算書: 営業活動によるCF 54,217百万円、投資活動によるCF (△23,891)百万円、財務活動によるCF (△35,154)百万円
- 収益性:
- 売上高: 353,038百万円 (前期比 △5.0%)
- 営業利益: 49,200百万円 (前期比 12.0%)
- 経常利益: 52,147百万円 (前期比 5.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 44,767百万円 (前期比 145.3%)
- 1株当たり当期純利益: 461.95円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 72.4% (前期 64.1%)
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 13.9% (前期 11.8%)
- 自己資本利益率 (ROE): 17.3% (前期 7.8%)
- 総資産経常利益率: 13.7% (前期 13.4%)
- セグメント別:
- 合成樹脂成形品事業: 売上高 334,729百万円、セグメント利益 49,016百万円(当連結会計年度)
- ベッド及び家具事業: 売上高 37,096百万円、セグメント利益 5,967百万円(当連結会計年度)
- 財務の解説:
- 当期は、国内経済の堅調さや海外経済の回復、特に米国経済の強固な内需などを背景に、各市場での自動車生産・販売は堅調に推移しました。
- 売上高は前期比5.0%減の3,530億3千8百万円となりました。
- 利益面では、変動費の改善や管理可能経費削減、アドバイザリー契約の終了等により、営業利益は前期比12.0%増の492億円、経常利益は前期比5.0%増の521億4千7百万円となりました。
- 特別損失として9億5千5百万円計上したものの、政策保有株式の売却に伴う投資有価証券売却益などを特別利益として31億3千3百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比145.3%増の447億6千7百万円となりました。
- 自己資本比率は72.4%となり、財務基盤が強化されています。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 中間配当35円、期末配当32円、年間配当75円(配当性向 16.2%)
- 2025年3月期(予想): 期末配当40円、年間配当80円(配当性向 25.3%)
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 合成樹脂成形品事業:
- 国内自動車業界向け:認証試験不正問題等による減産の影響を受けたが、金型売上や電力料補填、価格転嫁等により当初計画を上回った。
- 海外自動車業界向け:韓国OEM向け事業、北米の日系OEM向け事業は好調。中国市場は日系OEMの販売不振により苦戦したが、最適化で増収増益を確保。欧州はドイツOEM事業を売却。
- その他業界向け:住生活分野、スポーツ・アウトドア分野ともに増収増益。
- 当連結会計年度の売上高は3159億4千2百万円(前期比5.6%減)、セグメント利益は490億1千6百万円(前期比14.4%増)でした。
- ベッド及び家具事業:
- 国内は好調。海外(中国)は不動産不況の影響、タイ工場設立による立上げ費用等で減収減益。
- 当連結会計年度の売上高は370億9千6百万円(前期比0.5%増)、セグメント利益は59億6千7百万円(前期比8.8%減)でした。
- セグメント戦略:
- 合成樹脂成形品事業:韓国OEM事業や北米・インドでの日系OEM事業への設備投資を増強し、事業ポートフォリオの改善による収益力向上を目指す。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: — (開示資料からは直接読み取れませんでした)
- 2026年3月期の見通しとして、売上高3,480億円、営業利益495億円、経常利益495億円、親会社株主に帰属する当期純利益306億円を見込んでおり、前連結会計年度を上回る業績を見込んでいます。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: — (開示資料からは直接読み取れませんでした)
- 市場動向:
- 世界経済は足元では持ち直しの動きがある一方、製造業は二極化しており、先行き不透明感も存在します。
- 自動車業界は、認証試験不正問題やサプライチェーンの停滞、地政学的リスク、原材料費・物流費高止まり、インフレ、賃金コスト上昇などが収益に影響を与える可能性があります。
- 中国経済の減速や米国の新政権発足に伴う対外政策も不透明要因となっています。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期:
- 売上高: 348,000百万円 (前期比 1.4%増)
- 営業利益: 49,500百万円 (前期比 0.6%増)
- 経常利益: 49,500百万円 (前期比 △5.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 30,600百万円 (前期比 31.6%)
- 1株当たり当期純利益: 315.76円
- 為替レート想定: 145円/米ドル
- リスク要因:
- 地政学的リスク
- 原材料費、物流費の高止まり
- インフレ、賃金コストの上昇
- 中国での景気減速
- 米国の新政権発足に伴う対外政策(関税政策は見込みに含めていない)
重要な注記
- 会計方針:
- 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を当連結会計年度の期首から適用。
- 「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」を当連結会計年度の期首から適用。
- その他:
- 連結範囲の変更:新規1社、除外2社(Nifco Germany GmbH、Nifco KTW America Corporation)。
- 偶発債務:韓国の連結子会社が独占規制及び公正取引に関する法律違反の疑いで韓国公正取引委員会の立入調査を受けており、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
- 火災事故に係る保険金の受領(※1)。
- 事業譲渡に伴う関連費用が確定し、事業譲渡損失引当金戻入益として計上(※2)。
- 事業譲渡契約締結に伴う事業譲渡損失引当金繰入額(※3)。
- 訴訟案件における損失見込額を訴訟損失引当金として計上していたが、和解が成立し損失額が確定したため、和解金として計上(※4)。
- 連結子会社であったメキシコ現地法人の清算結了に伴い、為替換算調整勘定を取り崩したことによるもの(※5)。
- 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 7988 |
企業名 | ニフコ |
URL | http://www.nifco.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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