1. 企業情報
- 企業名: エフテック株式会社
- 概要: 自動車部品、関連金型、機械、設備の設計、開発、製造、販売を行う企業。主にホンダ向けの4輪・2輪サスペンション、サブフレーム部品に強みを持つ。
- 事業内容: 自動車部品関連100%。海外事業では90%を占める。
- 設立年月日: 1964年5月6日
- 代表者名: 福田 祐一
- 従業員数: 7,565人
- 本社所在地: 埼玉県久喜市菖蒲町昭和沼19
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: ホンダ向けの4輪・2輪サスペンション、サブフレーム部品に強みを持つ。
- 市場シェア: ホンダ向けが7割超。
- 課題: ホンダの生産状況に依存する部分が大きく、ホンダの生産減少が影響を与える可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 「Back to Basics」と「Challenge for New」の基本方針を推進。「原価低減活動の徹底」と「売価改定交渉」を実施。
- 中期経営計画: 第15次中期経営計画に基づき、稼ぐ力を向上させ持続的に成長し社会に貢献する方針を推進。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 自動車部品の製造販売による収益。
- 市場ニーズへの適応力: 北米セグメントの増収増益は、新機種立上げの量産効果と円安の影響によるもの。アジアセグメントは減産による減収減益。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 詳細な技術革新の動向は記載されていない。
- 主力製品: 4輪・2輪サスペンション、サブフレーム部品。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 177.73円
- BPS（実績）: 2,774.28円
- PER（会社予想）: 4.05倍
- PBR（実績）: 0.26倍
- 現在の株価との比較: 株価は720円で、PER 4.05倍、PBR 0.26倍と低い水準にある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は716円から732円の間で推移。50日移動平均は663.84円、200日移動平均は559.68円。
- 高値圏か安値圏か: 52週高値は735円、52週安値は395円。現在の株価は52週高値から12.85%下落している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 300.83B円（前期比+0.7%）
- 営業利益: 5,481百万円（前期比+47.8%）
- 経常利益: 3,047百万円（前期比+1.5%）
- 親会社株主に帰属する当期純利益: -6,925百万円（前期は1,683百万円の黒字）
- ROE（実績）: -12.90%
- 自己資本比率（実績）: 29.0%
- キャッシュフロー: 営業活動によるCF 14,757百万円（前期比▲4,709百万円）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.78%
- 1株配当（会社予想）: 20円
- 配当性向: 22.07%
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で716円から720円の間で推移。
- 株価への影響を与える要因: ホンダの生産状況、市場の不透明な状況、為替レートの変動。
11. 総評
エフテックは自動車部品の主要サプライヤーであり、特にホンダ向けの製品に強みを持つ。経営戦略は「Back to Basics」と「Challenge for New」を掲げ、原価低減と売価改定を推進している。しかし、売上高は微増にもかかわらず、当期純利益は赤字に転落しており、ROEも負の数値となっている。株価は52週高値から下落しており、PERとPBRは業界平均より低い。投資家はホンダの生産状況や市場の不透明な状況に注意が必要である。
企業情報
| 銘柄コード | 7212 |
| 企業名 | エフテック |
| URL | http://www.ftech.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
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