1. 企業情報
- 企業名: 大東港運株式会社
- 概要: 日本国内の港湾運送を主要事業とする企業。輸出入貨物、鉄鋼物流、国内不動産賃貸、その他物流サービスを提供している。
- 事業内容:
- 輸出入貨物取扱事業
- 鉄鋼物流事業
- 海外事業
- 国内不動産賃貸事業
- その他事業
- 設立年月日: 1957年12月4日
- 代表者名: 曽根好貞
- 従業員数: 402人
- 住所: 〒108-0023 東京都港区芝浦4-2-8 住友不動産三田ファーストビル
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 国内港湾運送の中堅企業。畜産物や冷凍食品の輸入貨物が主力。
- 市場シェア: 業界内でのシェアは明示されていないが、畜産物や冷凍食品の輸入貨物においては高いシェアを有していると推測される。
- 競争優位性や課題:
- 競争優位性: 専門的な輸出入貨物や鉄鋼物流サービスの提供、港湾荷役のノウハウ。
- 課題: 地政学的リスクや関税政策の変動による影響、物流業界全体の不透明な要因。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 「Be Sustainable 〜サステナブルを目指して〜」
- 中期経営計画:
- 目標: 2026年3月期の連結営業収益175億円、連結営業利益9.2億円、連結経常利益10億円、親会社株主に帰属する当期純利益6.7億円。
- 重点分野: 持続的価値の拡大、営業組織力・人財力・IT力の強化、環境・社会課題への配慮、グループの成長と発展。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 輸出入貨物、鉄鋼物流、国内不動産賃貸、その他物流サービスによる収益。
- 市場ニーズへの適応力: 畜産物や冷凍食品の輸入需要に強く、業界の動向に影響される。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 詳細な技術革新の動向は明示されていない。
- 主力製品やサービス: 輸出入貨物、鉄鋼物流、国内不動産賃貸。
6. 株価の評価
- 株価: 780.0円
- EPS（会社予想）: 77.65円
- BPS（実績）: 1,089.32円
- PER（会社予想）: 10.05倍
- PBR（実績）: 0.72倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は776円から787円の間で変動。直近の株価は780円で、50日移動平均線（735.16円）より上、200日移動平均線（725.34円）より上。
- 高値圏か安値圏: 高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 16,761,492千円（前期比4.4%増）
- 営業利益: 660,701千円（前期比3.0%増）
- 経常利益: 817,270千円（前期比2.7%増）
- 当期純利益: 617,262千円（前期比15.5%増）
- ROE（実績）: 6.66%
- 自己資本比率（実績）: 61.9%
- キャッシュフロー: 営業活動によるCF 919,906千円（前期比10.9%減）、投資活動によるCF △1,526,847千円（前期は△207,163千円）、財務活動によるCF △218,566千円（前期は71,071千円）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.08%
- 年間配当（会社予想）: 24円
- 配当性向: 33.53%
- 自社株買い: 自社保有株数 760,600株
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で776円から787円の間で変動。上昇傾向。
- 影響要因: 業績の好調さ、中期経営計画の目標設定、市場動向。
11. 総評
- 全体的な見解: 大東港運は専門的な輸出入貨物や鉄鋼物流サービスを提供する中堅企業で、持続的な成長を目指す中期経営計画を掲げている。業績は好調で、株価も高値圏に位置している。しかし、地政学的リスクや関税政策の変動など、外部環境の不透明な要因に注意が必要。株価はPERやPBRともに適正水準であり、株主還元も積極的に行われている。
企業情報
| 銘柄コード | 9367 |
| 企業名 | 大東港運 |
| URL | http://www.daito-koun.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
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