2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
総合評価
トヨタ紡織株式会社の2025年3月期決算は、売上収益は前年同期比微増だったものの、営業利益、税引前利益、親会社所有者帰属当期利益は大幅に減少しました。これは、減産影響や諸経費の増加、減損損失の計上などが主な要因です。一方で、2026年3月期(通期)の連結業績予想では、売上収益の増加に加え、営業利益、親会社所有者帰属当期利益ともに大幅な増加を見込んでおり、業績回復への期待が持てます。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: トヨタ紡織株式会社
- 主要事業分野: 自動車部品(シート、内装品、繊維製品など)の製造・販売
- 代表者名: 白柳正義
- URL: https://www.toyota-boshoku.com
- 報告概要:
- 提出日: 2025年4月25日
- 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
- セグメント:
- 日本、北中南米、中国、アジア(オセアニア含む)、欧州・アフリカの5地域セグメント
- 発行済株式:
- 発行済株式数: 187,665,738株(2025年3月期期末)
- 時価総額: (開示情報からは特定できません)
- 今後の予定:
- 決算発表: (本決算短信の発表日) 2025年4月25日
- 株主総会: 2025年6月11日
- IRイベント: 証券アナリスト・機関投資家向け決算説明会開催(有)
財務指標
- 財務諸表:
- 貸借対照表: 資産合計は1,094,831百万円(前連結会計年度比336億円減)、負債合計は604,763百万円(同300億円減)、資本合計は490,067百万円(同35億円減)となりました。
- 損益計算書: 売上収益は1,954,218百万円(前年同期比0.0%増)、営業利益は42,399百万円(同46.5%減)、税引前利益は47,096百万円(同46.5%減)、親会社所有者帰属当期利益は16,719百万円(同71.4%減)となりました。
- キャッシュフロー計算書: 営業活動によるキャッシュ・フローは121,834百万円(前年同期比30.9%減)、投資活動によるキャッシュ・フローは△60,955百万円(前年同期比30.0%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは△54,377百万円(前年同期比40.6%減)となりました。
- 収益性:
- 売上高: 1,954,218百万円(前年同期比0.0%増)
- 営業利益: 42,399百万円(前年同期比46.5%減)
- 経常利益: (記載なし)
- 純利益: 25,803百万円(親会社所有者帰属当期利益 16,719百万円)(前年同期比71.4%減)
- 1株当たり利益: 基本的1株当たり当期利益 93.65円(前年同期比71.4%減)
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 40.9%(2025年3月期)
- 負債比率: (記載なし)
- 流動比率: (記載なし)
- 効率性:
- 総資産回転率: (記載なし)
- 売上高営業利益率: 2.2%(2025年3月期)、4.1%(2024年3月期)。前期比で低下しています。
- セグメント別:
- 利益貢献度: 日本セグメントの営業利益が101億円と最も大きく、次いでアジアセグメントの361億円でした。北中南米セグメントは260億円の営業損失となりました。
- 財務の解説:
- 「当連結会計年度の業績につきましては、連結売上収益は、グローバルでの生産台数の減少はあるものの、為替影響により、前連結会計年度に比べ5億円(0.0%)増加の1兆9,542億円となりました。利益につきましては、減産影響や諸経費の増加に加え、減損損失の計上により、連結営業利益は、前連結会計年度に比べ368億円 (△46.5%)減少の423億円、税引前利益は、前連結会計年度に比べ409億円 (△46.5%)減少の470億円となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ418億円 (△71.4%)減少の167億円となりました。」と説明されています。
- 2024年3月15日に取得したSHIROKI AUTOMOTIVE INDIA PRIVATE LIMITEDに係る暫定的な会計処理が確定した影響を遡及修正した後の数値に基づき、前連結会計年度との対比を行っています。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 年間配当 86.00円
- 2025年3月期: 年間配当 86.00円
- 2026年3月期(予想): 年間配当 86.00円
- 特別配当の有無: 記載はありません。
セグメント別情報
- セグメント別状況:
- 日本: 売上収益 9,392億円(前年同期比1.8%増)、営業利益 101億円(同4.5%減)
- 北中南米: 売上収益 4,890億円(同2.3%減)、営業損失 260億円(前年同期は営業利益6億円)
- 中国: 売上収益 2,335億円(同1.1%減)、営業利益 165億円(同10.4%減)
- アジア: 売上収益 2,862億円(同4.5%増)、営業利益 361億円(同3.7%減)
- 欧州・アフリカ: 売上収益 1,181億円(同10.0%減)、営業利益 54億円(同54.2%減)
- セグメント戦略: 各地域における現地の市場動向や顧客ニーズに対応した事業活動を展開しています。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 2030年中期経営計画で掲げた「2030年目指す姿」の実現に向け、組織・体制の見直しを行い、移動空間企画本部の設置など、事業分野の再編を進めています。これは、快適な移動空間の提供や社会課題解決に貢献する企業を目指す方針と整合しています。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 決算短信からは直接的な競合他社との比較はできませんが、自動車業界全体として、カーボンニュートラルに向けたBEV市場の成長鈍化、自動運転・コネクテッドカー技術の進化、SDVへの関心の高まりなど、技術革新と市場変動が交錯する状況にあると分析されています。
- 市場動向: BEV市場の成長鈍化や、OEMメーカーによる競争激化・淘汰が進んでいる状況が指摘されています。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期(通期)予想:売上収益 2兆円(前年同期比2.3%増)、営業利益 800億円(同88.7%増)、親会社所有者帰属当期利益 500億円(同199.1%増)と、大幅な業績回復を見込んでいます。
- 想定為替レートとして、1USD=145円、1EUR=160円などを設定しています。
- リスク要因:
- 世界経済の不透明感(インフレ、地政学的リスクなど)。
- 自動車業界における技術革新と市場変動。
- BEV(電気自動車)普及率の変動。
- 為替レートの変動。
- 原材料価格や物流費の変動。
- 各国の政策動向。
重要な注記
- 会計方針:
- 2019年3月期より国際会計基準(IFRS)を適用しています。
- 会計方針の変更に関する特記事項はありません。
- その他:
- 2025年3月期中間連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定が行われ、2024年3月期に係る数値について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。
- TBカワシマ株式会社(現アウンデ紡織株式会社)の第三者割当増資の実施により、連結子会社から持分法適用関連会社に変更されました。
- 決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外です。
- 将来に関する記述は、現時点での入手可能な情報および合理的と判断される前提に基づくものであり、達成を約束するものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 3116 |
企業名 | トヨタ紡織 |
URL | http://www.toyota-boshoku.com |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。