1. 企業情報
企業名:日比谷総合設備株式会社
設立:1966年3月9日
所在地:東京都港区三田3-5-27
従業員数:975人(平均年齢45.4歳、平均年収962万円)
代表者:中北 英孝
事業内容
日比谷総合設備は、空調・衛生・電気・情報通信設備の企画、設計、施工、保守管理を主力とする総合設備工事会社です。NTTグループ向けの床下空調システムなどに強みを持ち、建物や公共施設の設備工事、設備機器の製造・販売、ビル管理・警備・清掃、建物セキュリティシステムの開発・設置・保守、コンサルティングも手掛けています。
– 【連結事業構成】
– 設備工事:89%(営業利益率8%)
– 設備機器販売:8%(同5%)
– 設備機器製造:3%(同4%)
2. 業界のポジションと市場シェア
業界区分:建設・資材(建設業)
主な競合:高砂熱学工業、新菱冷熱工業、大成温調など
– 空調・衛生設備工事業界においては大手の一角。
– NTTグループ向け案件の比率が高く、情報通信分野の特殊な床下空調システムで競争優位性を持つ。
– 競合他社と比較しても、情報通信インフラ分野に強みがあり、安定した受注基盤を確保している。
課題
- 建設業界全体の人手不足、資材価格の高騰、受注競争の激化がリスク要因。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン:「快適で安全な社会インフラの提供」
- 重点分野:
- NTTグループを中心とした情報通信分野の深耕
- 省エネ・環境対応型設備の拡充
- ビル管理・セキュリティ・メンテナンス事業の拡大
- 設備機器の自社開発・製造による収益多角化
中期経営計画の主な施策
- 設備工事の高付加価値化(省エネ・IoT・スマートビル対応)
- サービス事業(保守・管理・リニューアル)の強化
- DX推進による業務効率化と新規サービス創出
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル:受注型の設備工事が主軸。加えて、保守・管理、機器販売・製造によるストック型収益も拡大。
- 市場適応力:情報通信インフラ需要や省エネ・環境対応設備の拡大など、社会的ニーズの変化に対応した事業展開を進めている。
- 財務基盤:自己資本比率70.6%、有利子負債ほぼゼロの堅実な財務体質。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発:床下空調システムや省エネ・環境対応型設備で独自性。
- 主力製品・サービス:
- 情報通信向け床下空調システム
- ビル管理・セキュリティシステム
- 空調・衛生・電気の一括施工・保守サービス
6. 株価の評価
- 株価:3,985円(2025/7/28終値)
- 予想EPS:272.51円
- 予想PER:14.64倍(業界平均14.0倍と同水準)
- 実績BPS:3,202.02円
- 実績PBR:1.25倍(業界平均1.1倍よりやや高め)
評価
- EPS・BPSから見て、株価は業界平均並みかやや割高水準。
- 安定した収益基盤と高い自己資本比率を考慮すると、一定の評価を受けている。
7. テクニカル分析
- 年初来高値:4,190円 年初来安値:2,686円
- 50日移動平均:3,601.2円 200日移動平均:3,574.36円
- 直近株価推移:7月中旬以降は3,700円台から4,000円台へ上昇。
- 現状:年初来高値圏(4,000円前後)で推移しており、やや高値圏に位置。
8. 財務諸表分析
- 売上高:89,786百万円(前期比+7.2%)
- 営業利益:7,460百万円(前期比+29.9%)
- 純利益:5,906百万円(前期比+23.0%)
- 営業利益率:11.91%
- ROE:8.48%
- ROA:4.70%
- 自己資本比率:70.6%
- キャッシュフロー:営業CF -616百万円、フリーCF -1,460百万円(設備投資等による一時的なマイナス)
過去数年の傾向
- 売上・利益ともに安定成長傾向。
- 財務体質は極めて健全。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(予想):2.51%
- 1株配当(予想):100円
- 配当性向:35.62%
- 5年平均配当利回り:3.73%
- 自社株買い:自己株式保有比率6.92%と高め
方針
- 安定配当を基本としつつ、業績に応じた増配や自社株買いも実施。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム:過去1年で+27.91%の上昇。直近は高値圏で推移。
- 出来高:直近10日平均で約36,000株。流動性は安定。
- 信用取引動向:買い残増加・売り残減少傾向(信用倍率3.11倍)
影響要因
- 情報通信インフラ需要の拡大、堅調な業績、安定配当政策が株価を下支え。
11. 総評
日比谷総合設備は、情報通信インフラ分野に強みを持つ設備工事大手であり、NTTグループを中心とした安定した受注基盤、堅実な財務体質、安定した成長性が特徴です。株価は年初来高値圏にあり、業績・配当ともに安定しています。今後も省エネ・環境対応型設備や情報通信分野の需要拡大が事業成長のドライバーとなる見通しです。
企業情報
銘柄コード | 1982 |
企業名 | 日比谷総合設備 |
URL | http://www.hibiya-eng.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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