1. 企業情報
企業名: 野崎印刷紙業株式会社
概要: 野崎印刷紙業は日本の商業印刷会社で、包装資材や紙器、紙工品の製造を主力事業としています。タグやラベルの高シェアを持ち、環境対応製品の強化にも力を入れています。
事業内容: 商業印刷、包装資材及び紙器・紙工品、情報機器及びサプライ品
設立年月日: 1940年11月6日
代表者名: 野崎 隆男
従業員数: 420人
住所: 〒603-8151 京都市北区小山下総町54-5
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: タグ・ラベル分野で高シェアを持ち、包装資材や紙器、紙工品の製造においても強みを有しています。
競争優位性: 高品質な製品と長年の経験、環境対応製品への対応が競争優位性となっています。
課題: 紙媒体からデジタルへの移行が進む中、市場変化への対応が求められます。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 中期経営計画「nozaki2024/2026 “SHINKA”」に基づき、「印刷×DX」による高付加価値化や設備投資の活用を推進しています。
中期経営計画の具体的な施策:
- 主力商品の売上成長、競争優位性の強化
- 生産効率の改善、人的資本の強化
- 資本効率と資産効率の最適化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に商業印刷、包装資材、情報機器及びサプライ品の販売による収益を得ています。
市場ニーズへの適応力: 環境対応製品の強化や「印刷×DX」への取り組みにより、市場ニーズへの適応力を高めています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 「印刷×DX」への取り組みにより、技術革新を推進しています。
主力製品: タグ・ラベル、包装資材、紙器、紙工品、情報機器及びサプライ品
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 32.14
BPS（実績）: 267.33
PER（会社予想）: 5.85倍
PBR（実績）: 0.70倍
現在の株価との比較: 株価は188円で、PER 5.85倍、PBR 0.70倍と比較的割安な水準にある。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は186円から189円の間で推移しており、高値圏から安値圏を行き来しています。
50日・200日移動平均線: 50日移動平均線は187.48円、200日移動平均線は166.71円。現在の株価は50日移動平均線を上回っており、上昇トレンドにあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
- 売上高（過去12か月）: 145.7億円（前年比1.00%増）
- 営業利益: 690百万円（前年比11.1%増）
- 経常利益: 752百万円（前年比12.5%増）
- 純利益: 522百万円（前年比8.9%減）
- ROE（過去12か月）: 12.33%
- 自己資本比率（過去12か月）: 41.3%
過去数年分の傾向: 売上高は増加傾向にあり、営業利益、経常利益も増加していますが、純利益は減少しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 3.99%
1株配当（会社予想）: 7.50円
配当性向: 23.85%
自社株買いなどの株主還元策: 自己株式保有率は22.7%と高く、自社株買いも行っています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で186円から189円の間で推移しており、上昇トレンドにあります。
株価への影響を与える要因: 中期経営計画の進展、市場動向、競合他社との比較、原材料価格の上昇など。
11. 総評
各分析結果のまとめ: 野崎印刷紙業は包装資材や紙器、紙工品の製造において高いシェアを持ち、技術革新と環境対応製品の強化により市場ニーズへの適応力を高めています。中期経営計画に基づき、高付加価値化や設備投資を推進しており、財務面でも自己資本比率が上昇し、財務基盤が強化されています。株価はPER 5.85倍、PBR 0.70倍と比較的割安な水準にあり、上昇トレンドにあります。
全体的な見解: 野崎印刷紙業は競争力のある事業を持ち、中期経営計画の進展により将来性を見込める企業です。ただし、市場動向や原材料価格の上昇などリスクも存在します。株価の評価は割安であり、投資機会があると評価できます。
企業情報
| 銘柄コード | 7919 |
| 企業名 | 野崎印刷紙業 |
| URL | http://www.nozakiinsatu.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
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