1. 企業情報
企業名: クエスト株式会社
概要: クエストは日本のITサービスおよびソリューションを提供する企業です。システム開発および保守サービス、ITインフラストラクチャ設計・構築・運用・管理サービス、アプリケーションおよびインフラストラクチャソリューション、IT価値向上サービス、ビジネスプロセスアウトソーシングサービス、ITコンサルティングサービス、カスタムコンピュータプログラミングを提供しています。
事業内容: システム開発とシステム運用の2本柱で、半導体や金融に強みを持ち、主要顧客にキオクシアがあります。
設立年月日: 1965年5月14日
代表者名: 清澤 一郎
住所: 〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワーN
従業員数: 970人
平均年齢: 38.5歳
平均年収: 5,800千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: Information Technology Services
市場区分: スタンダード（内国株式）
業種区分: 情報・通信業
競争優位性: 半導体、製造、通信に強い。キオクシアが有力顧客の1つ。
課題: IT人材不足による人件費・採用費の増加。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: Quest Vision2030に基づき、基盤強化と着実な成長、事業ポートフォリオの変革、人と技術への未来投資、事業体質と経営基盤の強化を進めている。
中期経営計画: 基盤強化、事業ポートフォリオの変革、人と技術への未来投資、事業体質と経営基盤の強化。
重点分野: 半導体、製造、金融、情報通信、エンタテインメント、公共・社会、移動・物流、ヘルスケア・メディカル。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: システム開発とシステム運用のサービス提供。
市場ニーズへの適応力: 人手不足を背景とした業務効率化、セキュリティ対策、DX推進等の需要に対応。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新により、新規案件受注の拡大を図っている。
主力製品: システム開発および保守サービス、ITインフラストラクチャ設計・構築・運用・管理サービス。
6. 株価の評価
株価: 1,499.0円
EPS（会社予想）: 157.81
BPS（実績）: 1,354.61
PER（会社予想）: 9.50倍
PBR（実績）: 1.11倍
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は、1,426円から1,507円の間で推移。
高値圏か安値圏: 52週高値は1,514円、52週安値は1,085円。現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
売上: 過去12か月で14.94B円（前年比8.10%増）
利益: 営業利益10.55B円（前年比5.8%増）、経常利益11.12B円（前年比4.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益7.67B円（前年比10.3%増）
ROE（実績）: 10.93%
ROA（実績）: 6.85%
自己資本比率（実績）: 73.9%
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 3.67%
1株配当（会社予想）: 55.00円
配当性向: 37.00%
自社株買い: 自己株式数（期末）133,102株
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向: 直近10日間で上昇傾向。
影響を与える要因: 人手不足、物価上昇、IT人材不足、米国の政策動向等による世界的な景気後退懸念。
11. 総評
クエストはITサービスおよびソリューションを提供する企業で、システム開発とシステム運用の2本柱を事業の中心としています。業界内での競争優位性は半導体、製造、通信に強みを持ち、キオクシアが有力顧客であることが挙げられます。経営戦略は基盤強化と着実な成長、事業ポートフォリオの変革、人と技術への未来投資、事業体質と経営基盤の強化に焦点を当てています。技術革新により新規案件受注を拡大しており、持続可能な収益モデルを持っています。株価は高値圏に近く、財務状況も健全です。株主還元は積極的で、配当性向も適切です。
企業情報
| 銘柄コード | 2332 |
| 企業名 | クエスト |
| URL | http://www.quest.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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