1. 企業情報
概要
ラウンドワンは、ボウリング、アミューズメント(ゲーム)、カラオケ、ビリヤード、スポッチャ(時間制スポーツ)などを備えた屋内型複合レジャー施設を全国展開する大手企業です。近畿地方を地盤に、全国および米国にも進出しています。1980年設立、本社は大阪市中央区。従業員数2,209名、平均年齢35.2歳、平均年収677万円。
事業内容
- ボウリング(売上構成比17%)
- アミューズメント(60%)
- カラオケ・飲食(11%)
- スポッチャ(11%)
- その他(2%)
- 海外売上比率42%(2025年3月期)
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内ポジション
日本国内の複合レジャー施設運営では最大手の一角。特に「ボウリング×アミューズメント×カラオケ×スポーツ」の複合業態が特徴で、単一業態の競合他社(セガ、カプコン、コロナワールド等)と差別化されています。米国市場でも積極展開中。
競争優位性・課題
- 複合施設による集客力と滞在時間の長さが強み
- 全国・海外展開によるスケールメリット
- 一方で、人口減少やレジャー消費の多様化、設備投資負担、施設老朽化対応が課題となり得ます
3. 経営戦略と重点分野
経営ビジョン・戦略
- 国内外での新規出店・既存店リニューアルによる成長
- 米国市場での拡大(現地ニーズに合わせた業態転換も含む)
- DX(デジタルトランスフォーメーション)推進による顧客体験向上
- サステナビリティ(省エネ設備導入等)への取り組み
中期経営計画
- 具体的な中計は開示されていませんが、2026年3月期に売上1931億円、営業利益312億円、純利益184億円、EPS70.37円を目標としています
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル
- 入場料・遊戯料・飲食収入・物販等、多様な収益源
- アミューズメントの高い収益性が全体を牽引
- 米国展開による成長余地
市場変化への適応力
- 顧客ニーズの変化に応じた施設リニューアルや新サービス投入
- DX推進による運営効率化・顧客体験向上
- コロナ禍を経て、非接触型サービスや安全対策も強化
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向・独自性
- アミューズメント機器の自社開発・独自コンテンツ導入
- 顧客管理・予約システムのIT化
- スポッチャなど独自業態の開発
収益を牽引する主力サービス
- アミューズメント(ゲーム)が売上・利益の中心
- ボウリング、カラオケ、スポッチャの複合利用による高単価化
6. 株価の評価
バリュエーション指標
- 株価:1,543円
- 予想EPS:70.37円
- 予想PER:21.93倍(業界平均17.0倍より高い)
- 実績BPS:253.94円
- 実績PBR:6.08倍(業界平均1.8倍より高い)
評価
- 成長期待や高収益性を織り込んだプレミアムバリュエーション
- ROE22.53%と高水準
7. テクニカル分析
株価推移
- 年初来高値:1,581円(直近高値圏)
- 年初来安値:745円
- 直近10日間は1,500円台で推移し、高値圏でのもみ合い
- 50日移動平均:1,340.2円、200日移動平均:1,163.22円
- 現在株価は移動平均線を大きく上回る
現状
- 高値圏での推移、上昇トレンドが継続
8. 財務諸表分析
売上・利益の推移(年度比較)
- 売上収益:2023年3月期 1,420億円 → 2024年3月期 1,779億円(+11.2%)
- 営業利益:2023年3月期 247億円 → 2024年3月期 262億円(+6.2%)
- 純利益:2023年3月期 146億円 → 2024年3月期 154億円(+5.1%)
キャッシュフロー
- 営業CF:639億円(安定的)
- 投資CF:▲240億円(出店・設備投資)
- 財務CF:▲410億円(借入返済・配当等)
ROE・ROA
- ROE:22.53%(高水準)
- ROA:7.91%
自己資本比率
- 33.7%(やや低め、借入依存度高い)
9. 株主還元と配当方針
配当実績・予想
- 2024年3月期:16円
- 2025年3月期:18円(会社予想)
- 予想配当利回り:1.17%
- 配当性向:27.96%(利益成長に応じて増配傾向)
自社株買い等
- 自己株式保有比率9.11%(安定株主対策)
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価モメンタム
- 直近1年で約2倍の上昇(年初来安値745円→高値1,581円)
- 直近も高値圏で推移、出来高も高水準を維持
投資家関心
- 信用買残増加、信用倍率2倍超
- 機関投資家・海外投資家の保有も増加傾向
影響要因
- 米国事業の成長期待
- 国内レジャー需要の回復
- 業績予想の上方修正や増配
11. 総評
ラウンドワンは、複合レジャー施設の国内最大手であり、アミューズメントを中心とした多様な収益源と、米国展開による成長余地が特徴です。直近の業績は増収増益基調を維持し、ROE・ROAともに高水準です。株価は高値圏で推移し、成長期待を織り込んだバリュエーションとなっています。財務面では借入依存度がやや高いものの、営業キャッシュフローは安定しています。配当も増配傾向で、株主還元姿勢が見られます。今後は、国内外での新規出店やDX推進、既存店の収益向上が注目されます。
企業情報
銘柄コード | 4680 |
企業名 | ラウンドワン |
URL | http://www.round1.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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