2025年9月期第2四半期 投資家向け決算説明資料
基本情報
企業概要:
- 企業名: 株式会社アビスト
- 主要事業分野: 工業設計技術サービス事業(機械設計開発、システム・ソフトウェア開発、電気・電子設計開発、AI/ARソリューション、3D-CAD教育、不動産賃貸、美容・健康商品製造販売)
- 代表者名: 進 顕
説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月22日
- 参加対象: 投資家
説明者:
- 発表者(役職): 代表取締役社長 進 顕
- 発言概要: 過去の設計開発実績、技術力、調整力、教育力を高めてきたこと、イノベーションセンターによる基礎研究・AI/AR分野の研究開発推進、機械設計事業とシステム開発事業の両分野におけるデジタル技術活用、顧客の潜在ニーズに応えるソリューション提案型企業「デジタルソリューション企業」を目指すこと、技術者が夢や希望を持ち、いきいきと働ける環境を提供することで持続的な成長を目指すことなどを表明。
報告期間:
- 対象会計期間: 2025年9月期 第2四半期
セグメント:
- 機械設計事業: 設計を基軸にデジタル技術でモノづくりに貢献する事業。構想設計段階からの参画、設計業務を通じたメーカー⇔サプライヤー間の調整業務、CADオペレーションに留まらない範囲での対応、潜在的な課題把握などが強み。ソリューション提案として、自動設計など設計効率化ツール、試作レスへの取り組みなどが挙げられる。
- システム開発事業: システム開発でビジネスに貢献する事業。注力分野は情報システム開発(金融・社会・公共系)、WEBサービス開発、クラウドサービス開発、組込み・制御ソフトウェア開発。全国的なIT人材不足をビジネスチャンスと捉え、積極的に拡大を目指している。
業績サマリー
- 主要指標:
- 売上高: 5,207百万円 (前年同期比 6.3%増)
- 営業利益: 503百万円 (前年同期比 2.2%減)
- 経常利益: 514百万円 (前年同期比 0.2%減)
- 当期純利益: 271百万円 (前年同期比 10.2%減)
- 1株当たり利益 (EPS): 68.18円
- セグメント別状況:
- 売上高は、稼働要因の増加や単価改善が進み増収。
- 営業利益は、増収要因への対応(稼働要因の増加や単価改善)があったものの、待遇改善による賃上げで人件費が増加し減益。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 売上高は増収、営業利益は減益。
- 課題として、賃上げによる収益率低下と人材確保を認識。
- 対策として、単価は上昇基調にあるため契約改定に向けた交渉を継続。リクルーターの増強、採用コンサル活用、大阪支店の移転開設を実施。
- 増減要因:
- 増収要因: 稼働要因の増加、単価改善
- 減益要因: 待遇改善による人件費増加
- 競争環境:
- 自動車業界: 米国の関税政策による不確実性、自動車メーカーおよび部品メーカーの生産体制への影響。R&D活動では、脱炭素化に向けた研究開発投資、自動運転・AI活用に注力。
- 人材業界: 需要は堅調、特にシステムソフトウェア分野にニーズあり。人材獲得競争が激化し、採用難易度が高まる。
- リスク要因:
- 国内賃金動向、経済動向に注意が必要。
- 米国の自動車・自動車部品の関税政策による不確実性。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中期経営計画(2027年9月期目標: 売上高125億円・経常利益13億円)。
- 「デジタルソリューション企業」を目指し、デジタル技術を活用し、顧客の潜在ニーズに応えるソリューション提案。
- イノベーションセンター(基礎研究、応用研究)、デジタルソリューション開発センター(開発研究)を設置。
- オフショア開発を含めたグローバル展開(ベトナム子会社設立)。
- 進行中の施策:
- 課題①単価改善: 契約単価改善に向けた継続的な取り組み、営業力強化ワーキングチームの組成。・請負・派遣業務を合わせた一人月売上高の向上(効率的な配置転換等)。・技術力に見合った案件への移行(高スキル技術者の高難度案件への配置転換)、営業力の強化(採用コンサル、営業支援ツール導入)、高品質なサービス提供体制の構築(技術者教育の充実)。・高度なソリューション活用(AR/AI技術)、開発スピード加速のための部門横断型「研究開発会議」の運営。
- 課題②人材確保:
- 採用力強化: リクルーター増強、採用コンサル活用、大阪支店移転開設(採用戦略拠点)。
- 待遇改善: 国内賃金上昇率に合わせた待遇改善(平均5%の賃上げ)。
- 教育カリキュラムの充実化: 新卒技術者の技術習熟度に応じたカリキュラム編成、専門分野別化による未経験者教育の促進。
- ベトナム子会社設立: 優秀なエンジニア人材確保、オフショア活用、現地メーカーからの直接受注獲得。
- セグメント別施策:
- 機械設計事業: 設計自動チェックツール、断面自動作成ツール、干渉チェックツールの開発・社内利用。
- システム開発事業: DiffAR(ARアプリケーション)、3Dスキャン/人体の3Dモデル設計アプリ、認可証自動転記ツール(AIソリューション)などの開発・提案。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 2025年9月期 通期計画: 売上高10,700百万円、営業利益800百万円。
- 2026年9月期 中計見通し: 売上高11,900百万円、営業利益1,100百万円。
- 2027年9月期 中計見通し: 売上高12,500百万円、営業利益1,300百万円。
- 中長期計画: 2027年9月期売上高125億円・経常利益13億円を目指す。請負化による成長、次の成長に向けた投資、成長加速を方針とする。
- マクロ経済の影響: 堅実な経済成長と継続的な賃金上昇が予測される。
配当と株主還元
- 配当方針: 株主様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとし、継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針。当期純利益の35%以上(配当性向35%以上)を毎期配当することを原則とする。
- 配当実績:
- 2024年9月期: 年間配当金 102円
- 2025年9月期(計画): 年間配当金 102円
製品やサービス
- 製品:
- 設計支援ソリューション: 設計自動チェックツール、断面自動作成ツール、干渉チェックツール。
- ARソリューション: DiffAR(iPad上で対象物と3D-CADモデルを重ね合わせ、形状の差異をAR技術にてリアルタイム表示)、3Dスキャン/人体の3Dモデル設計アプリ。
- AIソリューション: 認可証自動転記ツール。
- 自社商品: 浸みわたる水素水(高濃度水素、シリカ含有、アルミパウチ容器、保存性能向上)。
- サービス:
- 工業設計技術サービス事業(請負、技術者派遣)、3D-CAD教育事業、不動産賃貸事業、美容・健康商品製造販売事業。
- 協業・提携:
- ベトナム法人リッケイソフトとの業務提携(2019年~)。
- 自動車部品メーカーとの共同開発(設計自動チェックツール)。
重要な注記
- リスク要因:
- 国内賃金動向、経済動向に注意が必要。
- 米国の自動車・自動車部品の関税政策による不確実性。
- その他:
- 株主優待制度あり。「アビスト・プレミアム優待倶楽部」および「浸みわたる水素水」の贈呈。
- Q&Aセッションにて、米国関税政策の影響、ベトナム法人、設計開発アウトソーシング事業の強み・弱み、採用方針などについて質疑応答を実施。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6087 |
企業名 | アビスト |
URL | http://www.abist.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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