決算説明：アテクト（4241）

2025年３月期第2四半期連結決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社アテクト
  • 主要事業分野: 半導体資材、衛生検査器材、PIM事業
• 説明会情報:
• 説明者:
• 報告期間:
  • 対象会計期間: 2025年3月期 第2四半期（中間期）
• セグメント:
  • 半導体資材事業: サプライチェーン上の在庫調整、FPD業界以外への展開
  • 衛生検査器材事業: 一部大口顧客向け販売の低調、PS材価格高止まり、製造合理化
  • PIM事業: PIM用バインダー、産業機器向け部品の販売好調、自動車用ターボ部品の量産出荷再開

業績サマリー

• 主要指標 (単位: 百万円)
  • 売上高: 1,652 (2024年3月期 第2四半期: 1,699) △2.7%
  • 売上総利益: 664 (2024年3月期 第2四半期: 763) △13.0%
  • 営業利益: 47 (2024年3月期 第2四半期: 127) △62.9%
  • 経常利益: 38 (2024年3月期 第2四半期: 141) △72.8%
  • 中間純利益: 24 (2024年3月期 第2四半期: 104) △76.6%
• 進捗状況:
  • 売上高: 3,100 (前回予想) → 3,100 (修正予想) 。進捗率 53.3% (2024年3月期実績 3,175、進捗率 53.5%)
  • 営業利益: 30 (前回予想) → 30 (修正予想) 。進捗率 156.7% (2024年3月期実績 64、進捗率 198.4%)
  • ※ 下半期において原材料価格の高騰、液晶パネルの需要減少に対する挽回策の十分な効果の実現が困難と判断し、通期業績予想を修正。
• セグメント別状況:
  • 半導体資材事業:
  • 売上高: 617 (2024年3月期 第2四半期: 679) △9.1%
  • 総利益: 243 (2024年3月期 第2四半期: 291) △16.5%
  • 営業利益: 60 (2024年3月期 第2四半期: 85) △29.4%
  • 状況: 2Q以降サプライチェーン上における再度の在庫調整局面に入り減少傾向。FPD業界とは異なる市場への用途開発並びに営業活動を実施。
  • 衛生検査器材事業:
  • 売上高: 907 (2024年3月期 第2四半期: 931) △2.6%
  • 総利益: 383 (2024年3月期 第2四半期: 431) △10.9%
  • 営業利益: 44 (2024年3月期 第2四半期: 73) △39.7%
  • 状況: 1Qに発生した一部大口顧客向けの販売低調による影響により減収。PS(ポリスチレン)材の価格は高止まりが続いており、製造合理化による原価低減、販売価格の引き上げによる挽回を継続。
  • PIM事業:
  • 売上高: 116 (2024年3月期 第2四半期: 71) +63.4%
  • 総利益: 26 (2024年3月期 第2四半期: 23) +13.0%
  • 営業利益: △64 (2024年3月期 第2四半期: △39) △64.1%
  • 状況: 主力製品であるPIM用バインダー、産業機器向け部品の販売は好調に推移。自動車用ターボ部品の量産出荷の再開もあり2Qでの売上高は過去最高。1Qに発生した研究開発費の増加により減益。

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 半導体資材事業、衛生検査器材事業の減速により減収。
  • 減収に加え、原材料価格の上昇を販売価格に適切に転嫁できないことなどが影響し減益。
• 増減要因:
  • 売上高: 半導体資材事業におけるサプライチェーン上の在庫調整、衛生検査器材事業における一部大口顧客向け販売の低調。
  • 利益: 売上高減少に加え、原材料価格の高騰、販売価格への転嫁の遅れ。販管費は削減したが、売上総利益の悪化を吸収できず大幅な減益。
• リスク要因:
  • サプライチェーン上の在庫調整。
  • 原材料価格の変動。
  • 顧客の需要動向。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 半導体資材事業: FPD業界とは異なる市場への用途開発並びに営業活動。
  • 衛生検査器材事業: 製造合理化による原価低減、販売価格の引き上げ。
  • 新製品「aS-Medium」の拡販活動。
• 進行中の施策:
  • 「WORLD PM2024 YOKOHAMA」への出展（PIM事業）
  • 簡易型微生物検出用培地『aS-Medium』の販売開始（認証機関AOAC認証取得、特許取得済み）
• セグメント別施策:
  • 半導体資材事業: 新市場開拓
  • 衛生検査器材事業: 価格転嫁、コスト削減
  • PIM事業: 量産出荷再開、新製品拡販

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • ※ 通期業績予想を修正。修正後の予想値はページ3参照。
• 中長期計画: vagrant
• マクロ経済の影響:
  • 原材料価格の高騰。
  • 液晶パネルの需要減少。

製品やサービス

• 製品:
  • 半導体資材: スペーサーテープ
  • 衛生検査器材: 簡易型微生物検出用培地『aS-Medium』
  • PIM事業: PIM用バインダー、産業機器向け部品、自動車用ターボ部品

重要な注記

-𝗣𝗠事業におけるPIM用バインダー、産業機器向け部品の販売は好調に推移。自動車用ターボ部品の量産出荷の再開もあり2Qでの売上高は過去最高。
– 簡易型微生物検出用培地『aS-Medium』はAOAC認証、特許取得済み。

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