2025年3月期 決算説明会資料

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: ユニチカ株式会社
    • 主要事業分野: 高分子、機能資材、繊維
    • 代表者名: 藤井 実 (代表取締役社長)
  • 説明会情報:
    • 開催日時: 2025年5月27日
    • 参加対象: 個人投資家
  • 説明者:
    • 発言概要: 2025年3月期の決算概要、各事業セグメントの状況、2026年3月期業績予想、事業再生計画について説明。
  • 報告期間:
    • 対象会計期間: 2025年3月期 (2024年4月1日~2025年3月31日)
  • セグメント:
    • 高分子事業: フィルム、樹脂、その他
    • 機能資材事業: 活性炭繊維(ACF)、ガラス繊維、ガラスビーズ、不織布、産業繊維
    • 繊維事業: 衣料繊維、産業資材・グローバル

業績サマリー (2025年3月期実績)

  • 主要指標:
    • 営業収益: 1,264億円 (前期比 +81億円、+6.8%)
    • 営業利益: 59億円 (前期比 +83億円)
    • 経常利益: 47億円 (前期比 +57億円)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: ▲243億円 (前期比 ▲188億円)
  • セグメント別状況:
    • 売上高:
      • 高分子事業: 554億円 (+43億円, +8.5%)
      • 機能資材事業: 370億円 (+28億円, +8.3%)
      • 繊維事業: 339億円 (+9億円, +2.8%)
      • その他: 1億円 (+0億円, +4.2%)
    • 営業利益:
      • 高分子事業: 60億円 (+54億円)
      • 機能資材事業: 3億円 (+28億円)
      • 繊維事業: ▲4億円 (+2億円)
      • その他: 1億円 (+0億円)

業績の背景分析

  • 業績概要:
    • 食品包装用途、生活資材用途などで販売が回復。価格改定とコストダウン施策により、営業利益は前期の赤字から黒字に転換。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益は、事業再生計画に伴う事業構造改善費用(固定資産の減損損失379億円)を計上したことにより、大幅な赤字となった。
  • 増減要因:
    • 売上高増: 食品包装用途、生活資材用途の販売増加、各製品の価格改定。
    • 営業利益増: 不採算販売の見直し、価格改定、コストダウン施策、販売数量増。
    • 経常利益増: 価格改定、コストダウン施策等による営業利益の増加。
    • 減益要因: 円高進行による外貨建て資産の評価損、金利上昇による支払利息の増加。
    • 当期純利益減: 事業構造改善費用(固定資産の減損損失)379億円を計上。
  • リスク要因:
    • 円高の進行による外貨建て資産の評価損。
    • 金利上昇。

戦略と施策

  • 現在の戦略: 事業再生計画に基づき、構造改革、コスト削減、高付加価値製品の販売拡大を推進。
  • 進行中の施策:
    • 構造改革: 衣料繊維、不織布、産業繊維事業(一部を除く)からの撤退に向け、譲渡先候補との協議中。ユニチカテキスタイル(株)常盤工場は2025年9月操業停止予定。
    • コスト削減: エンブレムアジアにおける4号機廃止(実行済)、工場・設備の売却準備。ポリエステルチップの外部調達への切替え、配送ルート等の見直しによる物流費削減、その他業務見直しや人件費削減。
    • 高付加価値製品の販売拡大: ボイル・レトルト処理可能なナイロンフィルム「エンブレムHG」、直線カット性ナイロンフィルム「エンブレムNC」、シリコーンフリー離型フィルム「ユニピール」、高耐熱ポリアミドフィルム「ユニアミド」などの開発・販売。
  • セグメント別施策:
    • 高分子事業: 価格改定、コストダウン施策による収益改善。
    • 機能資材事業: 各事業において価格改定を実施し、収益が改善。ガラス繊維、不織布での販売回復とコストダウンにより、セグメント営業利益は黒字転換。
    • 繊維事業: ユニフォーム販売や価格改定、コストダウン施策により増収、赤字縮小。

将来予測と見通し

  • 業績予想 (2026年3月期):
    • 現時点では、構造改革対象事業の事業譲渡等の実行が確定していないため、合理的な業績予想の算定ができず、連結業績見通しは未定。
  • 中長期計画:
    • 2029年度に営業利益65億円を目指す。
    • 高分子などの将来性のある事業を中心とする事業ポートフォリオへと変革。
    • 2024年度のポートフォリオ(売上高1,264億円)から、2029年度には売上高700億円を目指し、高分子事業の比率を70%に高める計画。

製品やサービス

  • 製品:
    • 高分子事業: フィルム、樹脂
    • 機能資材事業: 活性炭繊維、ガラス繊維、ガラスビーズ、不織布、産業繊維
    • 高付加価値製品: 「エンブレムHG」、「エンブレムNC」、「ユニピール」、「ユニアミド」など
    • その他: ガラスクロス、金属ナノワイヤ、中空糸膜モジュール、ハイエントロピー合金(HEA)触媒など
  • 協業・提携: (株)地域経済活性化支援機構による再生支援を開始。

重要な注記

  • その他:
    • 2025年4月30日に、(株)地域経済活性化支援機構による再生支援が開始された。
    • 資本金、資本準備金の減少(資本金1億円)、筆頭株主の異動(機構が議決権の66.76%を保有)、取締役・監査役の変更、代表取締役社長の交代が行われた。
    • 取引金融機関から最大430億円の債権放棄等の金融支援について同意を得た。
    • 本資料中の見通しや目標等、将来に関する記載事項は、現時点での入手可能な情報に基づいているため、実際の業績とは異なる場合がある。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3103
企業名 ユニチカ
URL http://www.unitika.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 繊維製品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。