2025年3月期 決算説明資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 阪神内燃機工業株式会社
- 代表者名: 木下 和彦 (代表取締役社長)
- 主要事業分野: 船舶推進プラント事業、鋳造・金属機械加工(CMR)事業
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月12日
- 参加対象: 個人投資家
- 説明者: — (役職)
- 報告期間: 2025年3月期
- セグメント:
- 主機関: 舶用ディーゼルエンジンの製造、販売、アフターサービス
- CMR(鋳造・金属機械加工): 船舶エンジンメーカーとしての技術をベースにした自社加工が難しい大型部品、試作品などの製造
業績サマリー
- 主要指標 (2025年3月期実績vs 2024年3月期実績):
- 売上高: 13,337 百万円 (前年同期比 +38.4%)
- 営業利益: 611 百万円 (前年同期比 +11.1%)
- 経常利益: 682 百万円 (前年同期比 +6.0%)
- 当期純利益: 536 百万円 (前年同期比 +17.6%)
- 1株当たり利益: 165円65銭 (前年同期比 +17.4%)
- ROE: 3.7% (前年同期比 +0.5ポイント)
- PBR: 0.51倍 (前年同期比 -0.03ポイント)
- 1株当たり配当: 70円 (前年同期比 +10円)
- セグメント別状況:
- 主機関: 売上高は国内代替需要や海外大型案件の増加により大幅増加 (2025/3期: —百万円)
- 部分品・修理工事: 売上高は小幅増加 (2025/3期: —百万円)
- CMR(鋳造・金属機械加工): 売上高は半導体や工作機械業界の生産調整の影響で横ばい (2025/3期: 647百万円)
業績の背景分析
- 業績概要:
- 売上高は主機関を中心に大幅増加。
- プラス面: 販売量増加に伴う増産、各種経費抑制。
- マイナス面: 資材高騰の契約価格転嫁遅延、2サイクル電子制御機関の受注損失引当金計上(一過性要因)、賃上げによる人件費増、大型設備投資による償却負担増。
- 法人税等は、「賃上げ促進減税」および「研究開発減税」により減少し、当期純利益に好影響。
- ROEは当期純利益の増加に伴い微増、PBRは株価下落により微減。
- 増減要因:
- 売上増: 主機関の販売台数増加、大型化。
- 利益減: 資材高騰、人件費増、減価償却費増。
- 競争環境:
- 内航船エンジン市場でトップシェア (約50%) を占める。
- 特に低速4サイクルエンジンは、日本独自の強みを持つ。
- リスク要因:
- 資材高騰。
- 賃上げによる人件費増加。
- 大型設備投資による償却負担増。
戦略と施策
- 現在の戦略 (新中期経営計画 2025-2027年度 「Go for it! やってみなはれ!!」):
- 挑戦と革新を通じ未来を拓く。
- 失敗に屈せず挑戦し続けることで企業革新を重ね、未来を拓く。
- 目標: 2028年3月期までに売上高150億円、売上高営業利益率8.0%、ROE6.0%以上の達成。
- 3つの柱:
- ORIGINAL HANSHIN: 既存事業の付加価値最大化 (製品契約価格改善、アクティブ販売、既存エンジンのGHG削減、大型投資の回収チェック)。
- NEW HANSHIN: CMR事業の更なる拡大のための体制構築、生産効率/事務効率のレベルアップと工場改善(ムダの削減)、海外市場の開拓および経営資源の活用検討。
- FUTURE HANSHIN: カーボンニュートラルエンジン/カーボンフリーエンジンの研究開発、新ビジネス/新商品/新サービスの探求と具現化。
- 共通課題: 未来を担う人材開発、PBR=1倍へ向けての資本コストや株価を意識した経営の実践。
- 進行中の施策:
- メタノール燃料エンジン(LA28M)の開発、出荷完了。
- HANASYS 5EXを完成。
- CMR戦略部設置と事業拡大。
- 大型設備投資による生産性拡大。
- 技術戦略部新設、知財戦略強化と新技術・新事業戦略の強化推進。
- 新五面加工機稼働開始 (2025.4~)。
- セグメント別施策:
- 主機関: GHG削減目標達成のため、カーボンニュートラル実現に向けたエンジン開発を推進。DF (デュアルフューエルエンジン) の開発、メタノール燃料エンジンのデュアルフューエル化、バイオ燃料・アンモニア・水素を含む新燃料エンジンの研究。
- CMR事業: ステンレス鋳物の模型販売、砂型3Dプリンターを使用した模型(中子)の販売。内・外注品の品質保証体制構築強化、サプライチェーンの強化。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2026年3月期):
- 売上高: 13,900 百万円 (前年比 +4.2%)
- 営業利益: 700 百万円 (前年比 +14.4%)
- 経常利益: 750 百万円 (前年比 +9.9%)
- 当期純利益: 530 百万円 (前年比 -1.2%)
- 1株当たり当期純利益: 163円63銭 (前年比 -1.2%)
- 1株当たり配当: 75円 (前年比 +7.1%)
- 根拠: エンジンの拡販や価格転嫁、CMR拡大による増収と利益率改善。
- 中長期計画:
- 2028年3月期までに売上高150億円、売上高営業利益率8.0%、ROE6.0%以上を目指す。
- 5年間で40億円程度を先端技術開発、新事業強化、生産効率化、人的資本投資へ投下。
- マクロ経済の影響:
- 円安等による資材コスト上昇。
- 経済状況、市場動向。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 従来: 企業体質強化、新規事業活動のための内部留保とのバランス、適正な利益還元。
- 今後: 配当性向40%またはDOE 1.5%のいずれか高い金額以上を基本方針。
- 配当実績 (1株当たり):
- 2022/3期: 32.7円 (中間) / 40円 (期末)
- 2023/3期: 39.7円 (中間) / 50円 (期末)
- 2024/3期: 42.5円 (中間) / 60円 (期末)
- 2025/3期: — (中間) / 70円 (期末)
- 2026/3期 (予想): 35円 (中間) / 40円 (期末)
製品やサービス
- 製品:
- 主機関: 舶用ディーゼルエンジン。メタノール燃料エンジン(LA28M)が完成し、内航初のメタノール燃料船「第一めた丸」が竣工。DF(デュアルフューエルエンジン)の開発、メタノール燃料エンジンのデュアルフューエル化、バイオ燃料・アンモニア・水素を含む新燃料エンジンの研究開発。
- CMR関連: ステンレス鋳物の模型販売 (砂型3Dプリンター活用)、3Dデータからの直接砂型作成。
- サービス: 船舶推進プラント事業におけるアフターサービス。
- 協業・提携:
- 川崎重工業(株)と業務提携し製造受託。
- 出光興産株式会社: バイオ混合燃料を使用した運航実施。
- 国華産業株式会社: メタノール燃料内航ケミカルタンカーの建造決定。
重要な注記
- リスク要因:
- 成長戦略の情報発信不足が、ROEやPBRの低迷要因の一つとして考えられている。
- その他:
- 本資料には、業績予想等や将来の事業戦略に関する記述が含まれており、入手可能な情報に基づき作成されているが、実際の業績等は変動する可能性がある。
- 本資料は情報提供のみを目的とし、取引の勧誘を目的としていない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6018 |
企業名 | 阪神内燃機工業 |
URL | http://www.hanshin-dw.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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