決算説明：阪神内燃機工業（6018）

2025年3月期 中間決算説明資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 阪神内燃機工業株式会社
  • 主要事業分野: 舶用ディーゼルエンジンの製造・販売・アフターサービス、鋳造・金属機械加工（CMR）
  • 代表者名: 代表取締役社長 木下 和彦
• 説明会情報:
• 説明者:
• 報告期間:
  • 対象会計期間: 2025年3月期中間期
• セグメント:
  • 船舶推進プラント事業: 舶用ディーゼルエンジンの製造、販売、アフターサービス
  • 鋳造・金属機械加工（CMR）事業: 工作機械の精度を上回る薄さの加工や、複雑な設計の部品製作

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 5,570百万円（前年同期比 +17.2%）
  • 営業利益: 105百万円（前年同期比 +65.9%）
  • 経常利益: 136百万円（前年同期比 +59.7%）
  • 中間純利益: 110百万円（前年同期比 +51.6%）
  • 1株当たり中間純利益: 34円04銭（前年同期比 +51.6%）
  • 1株当たり配当予想: 70円（前年同期比 +16.7%）
• セグメント別状況:
  • 主機関: 売上高 2,831百万円（前年同期比増）、販売台数 26台（前年同期比増）、受注金額 2,686百万円（前年同期比増）、受注台数 17台（前年同期比増）、受注残高金額 5,662百万円、受注残高台数 25台
  • 部分品・修理工事（CMR含まない）: 売上高 2,396百万円（前年同期比増）
  • CMR（鋳造・金属機械加工）: 売上高 341百万円（前年同期比増）

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 主機関・部分品ともに売上高は増加。
  • 利益面は、2サイクル電子制御機関の部材高騰による受注損失引当金の計上等で減益となったが、これは一過性の要因。
  • ROEは当期純利益の減額予想に伴い低下すると見込まれるが、中間期でのPBRは株高により上昇。
  • 配当による株主還元を重視し、増配予想は継続。
• 増減要因:
  • 売上増: 主機関の代替需要による出荷台数増加、部分品の小幅増加、CMR売上の堅調な増加。
  • 利益減: 部材高騰による受注損失引当金の計上。
• 競争環境:
  • 内航船エンジン市場においてトップシェアを維持。特に低速4サイクルエンジンは日本独自のエンジン。
• リスク要因:
  • 部材高騰が収益を圧迫しており、コストダウンと価格上昇努力が喫緊の課題。
  • 一時的な生産能力不足に対応するため、サプライチェーンを含めた生産体制の整備が課題。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • メタノール燃料エンジンのラインアップ拡充。
  • ガスエンジン気体燃焼技術を活用したGHG削減（アンモニア、水素燃料の利用検討）。
  • 砂型3Dプリンター、複合加工機、新五面加工機の導入による生産能力・効率向上。
• 進行中の施策:
  • メタノール燃料エンジンの開発（世界初の船舶用低速4サイクルメタノール燃料エンジンLA28M完成）。
  • SMMハンブルグ2024展示会への出展、メタノール燃料エンジンの紹介。
  • 使用済み食用油を活用したバイオ混合燃料での運航試験実施。
• セグメント別施策:
  • 主機関: メタノール燃料エンジンの製品化、ラインアップ拡充。
  • CMR: 砂型3Dプリンター、新五面加工機の導入による案件拡大、新規顧客開拓。

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 2025年3月期通期売上高: 13,400百万円（前期比 +39.1%）
  • 2025年3月期通期営業利益: 450百万円（前期比 -18.3%）
  • 2025年3月期通期経常利益: 500百万円（前期比 -22.3%）
  • 2025年3月期通期当期純利益: 360百万円（前期比 -21.1%）
  • 1株当たり当期純利益: 111円20銭（前期比 -21.2%）
  • 1株当たり配当: 70円（前期比 +16.7%）
  • 予想の根拠: 主機関の出荷台数増加や大型化に伴う売上高の大幅増加を見込む一方、電子機器類等を中心とした輸入部材の高騰により、利益面では前年同期比減益となる見通し。2サイクル電子制御機関については、来期以降販売予定の契約済全案件で受注損失引当金を計上。

配当と株主還元

• 配当方針: 株主還元を重視し、4期連続の増配方針。人的資本投資や大型設備投資を考慮しつつ、配当額・配当性向を徐々に高める方針。当期減益を見込むも、増配予想は継続。
• 配当実績: （グラフ参照）1株当たり配当は増加傾向。

製品やサービス

• 製品:
  • メタノール燃料エンジン（LA28M）: 世界初の船舶用低速4サイクルメタノール燃料エンジン。
• サービス:
  • 舶用ディーゼルエンジンに関する包括的なサービス。
• 協業・提携:
  • 国内初のメタノール燃料タンカー開発に向け、6社と戦略的提携を合意。
  • 川崎重工業(株)と製造受託で業務提携。

重要な注記

• リスク要因: （上記「業績の背景分析」参照）

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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