2025年3月期 決算説明会プレゼンテーション資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: DAIHATSU INFINEARTH MFG. CO., LTD.
- 主要事業分野: 船舶用機関、陸用機関、メンテナンスサービス
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年5月19日
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年3月期通期
- セグメント:
- 内燃機関部門:
- 概要: 船舶用機関、陸用機関
- 船舶用機関: 世界のあらゆる海で活躍する高い信頼性と環境性能を備えた船舶用機関の製造・販売。内訳は推進用主機関(5%)、発電用補機関(95%)。
- 陸用機関: 設備の簡易さと高いメンテナンス性を備え、非常時のためのバックアップ電源など信頼性を要求される領域で活躍する製品群。
- その他部門:
- 概要: 産業機器関連、不動産賃貸関連、売電関連、精密部品関連。
- 内燃機関部門:
業績サマリー
- 主要指標 (2025年3月期通期実績 vs 2024年3月期通期実績):
- 売上高: 88,781百万円 (前年同期比 +8.6%)
- 営業利益: 7,634百万円 (前年同期比 +47.0%)
- 経常利益: 7,603百万円 (前年同期比 +37.1%)
- 当期純利益: 5,717百万円 (前年同期比 +11.0%)
- 1株当たり利益: 180.92円 (前年同期比 +11.1%)
- 総資産: 96,107百万円 (前年同期比 -5.2%)
- 自己資本比率: 45.9% (前年同期: 50.1%)
- セグメント別状況 (2025年3月期):
- 内燃機関部門:
- 売上高: 844億円
- セグメント利益: 109億円
- 舶用機関関連売上: 729億円
- 陸用機関関連売上: 115億円
- その他部門:
- 売上高: 42億円
- 内燃機関部門:
業績の背景分析
- 業績概要: 2025年3月期通期業績は、好調なメンテナンス収益を背景に、売上・利益ともに期初計画を大きく上振れて着地。
- 増減要因:
- 好調なメンテナンス収益。
- 内燃機関部門は海外向け舶用を中心に成長を継続。
- メンテナンス収益の増加により部門利益率が大きく改善。
- 2026年3月期は、メンテナンス収益の剥落、為替変動に伴う減益、人件費を中心とする固定費増を背景に減益を予想。
- 競争環境:
- 大型外航船補機市場において、国内約46%、海外約25%と高いシェアを獲得し、優位なマーケットポジションを確立。
- 多数の顧客との取引実績により、強固な顧客基盤を構築。
- 高い市場シェアからの強い価格交渉力、原材料費の高騰に合わせた適切な価格改定。
- リスク要因:
- 米国において中国造船業に対する規制や政策が実施され、船主が発注を差し止めざるを得ない状況等が発生した場合に影響が出る可能性。
- 米国の関税引き上げにより、運搬料の減少に伴いエンジンの稼働率が低下する可能性。
- 為替変動による価格変動が起きると、需要等に影響が出る可能性(円高は部品にとってマイナスの影響)。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 長期ビジョン: 新燃料への対応を中心に、サービタイゼーションやより広範な新しいソリューションの提供を通し、海運業界/舶用業界におけるネットゼロエミッションへの貢献と事業規模の拡大を目指す。
- 戦略方針:
- 現在~2030年: 長期的な成長に向けた体制構築&収益性の向上
- 2030年~2050年: 新たな体制をベースにビジョン実現に向けた成長加速
- 個別戦略:
- 新燃料対応エンジンの商用化
- サービタイゼーション事業の体制強化
- M&Aや提携を通した事業領域の拡大
- 事業領域拡大方針:
- 産業領域・顧客エリア: 中国、欧州をターゲットに、国内・海外で堅実な拡大。
- 製品領域・サービス領域: モジュール設計、状態監視、メンテナンス、部品販売、既存事業領域の強化、電力モジュールインテグレータへの拡大。
- 進行中の施策:
- 新燃料対応エンジン製造工場投資: 姫路工場建設工事は予定通り進捗。今年末竣工、2026年稼働開始予定。生産能力は1.5~1.8倍に。2026年中に次世代燃料(メタノール)機関出荷予定。
- DX推進: ロジスティクス改革(50億円)、デジタル技術(30億円)に投資。
- 中長期的な方向性: 多様なプレイヤーとの提携を通じて、インテグレータとして成長。
- セグメント別施策:
- 内燃機関部門:
- 研究開発: 環境規制対応、ディーゼル機関、デュアルフューエル機関の研究開発。
- 製造・販売: 船舶用・陸用内燃機関の製造・販売。
- メンテナンス: 部品販売、サービス拠点展開。
- 新燃料対応: メタノール(2026年商用エンジン出荷)、アンモニア(2028年商用エンジン出荷)の開発・生産。
- 内燃機関部門:
将来予測と見通し
- 業績予想 (計画):
- 26年3月期: 売上高 82,000百万円、営業利益 5,000百万円。前期比で減収減益を予想。 (メンテナンス収益の剥落、為替変動、固定費増などが要因)
- 28年3月期まで: 売上高 92,000百万円、営業利益 7,400百万円。
- 31年3月期目標: 売上高 120,000百万円、営業利益 9,000百万円。
- 中長期計画:
- 2030年までにネット・ゼロ・エミッションへの貢献と舶用業界での中核企業となることを目指す。
- 2030年にかけて次世代燃料対応のための研究開発やサービタイゼーション等の体制強化に向けた投資を計画。
- ROE目標: 25年3月期 5.8% → 28年3月期 8.8% → 31年3月期 9.5%以上。
- マクロ経済の影響:
- 為替: 25年3月期は想定為替140円に対して上振れでポジティブ。26年3月期以降は不透明。足元の円高は部品の価格競争力低下によりマイナス影響の可能性。
- 市場環境: 海上物流のニーズは安定的に増加。海上荷動量と船腹量も安定的に増加傾向。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 現在、配当性向30%を目安とする株主還元を実施。
- 今後、「減配回避・増配基調」を目指すことを検討。
- 配当実績:
- 23年3月期: 15円
- 24年3月期: 62円
- 25年3月期: 62円
- 資本コスト: 株主資本コスト9.5%、WACC6.5%。ROE、ROICで資本コストを上回ることを目指す。
製品やサービス
- 製品:
- 内燃機関: 船舶用、陸用機関。
- 船舶用: 高い燃料効率や環境性能、信頼性を備えた機関。
- 陸用: 信頼性の高い機関。
- 次世代燃料機関: メタノール、アンモニア対応機関の開発・生産。
- 内燃機関: 船舶用、陸用機関。
- サービス:
- メンテナンスサービス: 部品販売、修理工事。グローバルかつタイムリーに提供。
- サービタイゼーション: 顧客へのソリューション提供。
- 協業・提携:
- M&Aや提携を通した事業領域の拡大。
- 提携等を通じて、船舶全体の電力計画に関わることを目指す。
重要な注記
- リスク要因: 記載されたリスク要因を参照。
- その他:
- 2025年5月2日にダイハツインフィニアース(株)に社名変更予定。
- 中期経営計画発表後、株価は上昇傾向。一時PBR1倍超、現在は0.8倍程度で推移。
- 株主構成の変化: ダイハツ工業(株)の保有比率低下、今治造船(株)が筆頭株主へ。
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企業情報
銘柄コード | 6023 |
企業名 | ダイハツインフィニアース |
URL | https://www.d-infi.com/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 自動車・輸送機 – 輸送用機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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