決算説明：三菱化工機（6331）

2025年3月期 決算説明会資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 三菱化工機株式会社
  • 主要事業分野: エンジニアリング事業、単体機械事業
  • 代表者名: 田中 利一（取締役社長）
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年6月9日
  • 説明会形式: 不明（オンライン/オフライン）
  • 参加対象: 不明
• 説明者:
  • 発表者: 不明（役職）
  • 発言概要: 不明
• 報告期間:
  • 対象会計期間: 2025年3月期 (2024年度)
  • 報告書提出予定日: 不明
  • 配当支払開始予定日: 不明
• セグメント:
  • エンジニアリング事業: 都市ガス、水素、下水道、ライフライン、半導体原料、石油化学、医薬品製造プラントなど。
  • 単体機械事業: 油清浄機、各種遠心分離機、ろ過機など。

業績サマリー

• 主要指標（2025年3月期実績）:
  • 営業収益: 59,202百万円 (+24.0% 前期比)
  • 営業利益: 5,694百万円 (+29.1% 前期比)
  • 経常利益: 5,626百万円 (+19.5% 前期比)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 4,879百万円 (-9.6% 前期比)
  • 1株当たり当期純利益: 213.79円
• 進捗状況:
  • 前中計期間の業績関連指標: 売上高、営業利益率、ROE、配当性向などの最終年度目標を達成。
• セグメント別状況（2025年3月期）:
  • エンジニアリング事業:
  • 受注高: 44,464百万円 (+43.1%)
  • 売上高: 41,171百万円 (+26.6%)
  • セグメント利益: 1,924百万円 (+21.1%)
  • 受注残高: 93,331百万円 (+5.2% 前期末比)
  • 単体機械事業:
  • 受注高: 20,463百万円 (+29.7%)
  • 売上高: 18,031百万円 (+18.1%)
  • セグメント利益: 3,770百万円 (+33.6%)
  • 受注残高: 10,419百万円 (+30.5% 前期末比)

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 2025年3月期は、前期までの大型案件の受注が売上に寄与し、売上高・営業利益ともに増加。
  • 単体機械事業は、好調な海運市況を背景に、油清浄機や船舶環境規制対応機器の販売が好調。
  • 当期純利益は、前期に計上した特別利益の反動減により、前期比では減少。
• 増減要因:
  • 売上高増加の要因: エンジニアリング事業における大型案件の受注、単体機械事業における油清浄機本体および部品、船舶環境規制対応機器の販売好調。
  • 営業利益増加の要因: 売上高増加による売上総利益の増加、単体機械事業における利益率の高いアフターサービス部品・工事の好調。
  • 固定費増加の要因: 人件費の増加。
• 競争環境:
  • エンジニアリング事業: 水素製造装置分野でトップシェア。
  • 単体機械事業: 油清浄機分野でトップシェア。
• リスク要因:
  • 不明（特記事項として言及されているリスクなし）

戦略と施策

• 現在の戦略（中期経営計画）:
  • 経営ビジョン「MORE Sustainable, KEEP Innovating for a KINDHEARTED Society」の実現。
  • 「循環型社会推進」「クリーンエネルギー」領域を主とするGX事業の製品・サービスを拡大し、顧客の脱炭素化のパートナーを担う。
  • 2027年度（本中計期間最終年度）に売上高900億円、営業利益率9%以上、ROE12%以上を目指す。
  • GX事業への投資を強化し、2027年のQuick-Win実現による中核事業化を目指す。
  • 資本コスト・株価を意識した経営の確立。
  • 人的資本・技術資本の強化、経営ガバナンスの透明性向上。
• 進行中の施策:
  • 水素サプライチェーン構築支援のため、水素ファンドに出資。
  • 調達ガイドラインを策定し、「責任ある調達」を強化。
  • MKK東北新工場が2025年4月稼働予定。
  • 政策保有株式の縮減、株式分割（1対3）の実施（2025年4月1日効力発生）。
• セグメント別施策:
  • GX事業: 水素需要への対応として水素製造装置などの主力製品を投入。低炭素水素、CO2回収、カーボンリサイクルの領域でR&Dを推進。
  • エンジニアリング事業: 国内ケミカル分野を中心に高水準の受注を見込む。
  • 単体機械事業: 好調な海運市況を背景に、受注・売上高ともに増加を見込む。

将来予測と見通し

• 業績予想（2026年3月期、2025年5月予想）:
  • 売上高: 84,500百万円 (+42.7% 前期比)
  • 営業利益: 7,500百万円 (+31.7% 前期比)
  • 経常利益: 7,500百万円 (+33.3% 前期比)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 5,360百万円 (+9.8% 前期比)
  • 1株当たり当期純利益: 234.84円
• 中長期計画:
  • 2028年3月期には売上高900億円、営業利益率9%以上、ROE12%以上を目指す。
  • GX事業の売上高を2027年度に230億円、2035年度に500億円超を目指す。
• マクロ経済の影響:
  • 脱炭素化の継続や半導体関連の需要増が見込まれる。
  • 半導体関連の設備投資増加により、事業の垣根を越えた連携が必要。
  • 気候変動対策の重要性は継続。

配当と株主還元

• 配当方針:
  • 本中計期間では、配当性向は最終年度40%を数値目標とし、配当の下限としてDOE3.5%を設定。
• 配当実績:
  • 2025年3月期: 1株当たり配当70円（前期比+33円）、配当性向32.7%。
• 特別配当:
  • なし（特記事項なし）

製品やサービス

• 製品:
  • 水素製造装置: オンサイト水素製造装置「HyGeia」シリーズ。
  • 油清浄機: 三菱セルフジェクター(SJ)シリーズ。
  • 夾雑物処理装置（下水処理）: セルフクリーン-スイングディスクスクリーン(SC-SDS)。
• サービス:
  • エンジニアリング事業におけるプラント・環境設備の設計、調達、建設、据付、保守。
  • 単体機械事業における各種機械の製造、据付、販売、保守。
• 協業・提携:
  • 不明（特記事項として言及されている協業・提携なし）

重要な注記

• 会計方針:
  • 2025年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施。
  • （工事案件における収益認識は工事進行基準、各種単体機械の製品販売は引渡時点で収益認識）
• リスク要因:
  • 不明（特記事項として言及されているリスクなし）
• その他:
  • 決算説明会資料内に「メモリ」（メモ）のページあり。
  • IRに関する問い合わせ先: 三菱化工機株式会社 企画部、ir_team@kakoki.co.jp

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