概要
エヌアイシ・オートテック株式会社は、アルミニウム製の生産設備部材を設計・製造・販売する企業です。主要製品にはアルミフレーム、クリーンブース関連製品、FA（ファクトリーオートメーション）装置が含まれます。富山を基盤とし、FA装置は半導体・電子部品製造、製薬・食品工場などで使用されています。
事業内容
- FA部門: 産業用自動化装置の設計・製作
- 商事部門: 消耗品、治工具類、機械設備の販売
企業概要
- 企業名: エヌアイシ・オートテック株式会社
- 設立年月: 1971年5月17日
- 代表者: 西川浩司
- 住所: 〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26
- 従業員数: 不明
- 平均年齢: 40.6歳
業界内での競争優位性や課題
- 競争優位性: アルミニウム製FA装置の技術力が強み。特に半導体・電子部品製造関連の設備投資が堅調なことから、業績が好調。
- 課題: 市場の成長が鈍化した場合、売上高と利益の伸びが鈍化する可能性がある。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
- 中期経営計画: 具体的な中期経営計画の詳細は公表されていないが、FA部門の設計サポートサービスの拡充や省人化技術の提供により、顧客ニーズに対応する方針。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- FA部門: 設計サポートサービスの拡充、省人化技術の提供
- 商事部門: 主要顧客の設備投資動向に合わせた受注獲得を目指す
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など
- 持続可能性: 半導体・電子部品製造市場の堅調な設備投資が事業の持続可能性を支える。自動化・省人化へのニーズの高まりが、FA部門の成長を後押し。
技術開発の動向や独自性
- 技術革新: アルミニウム製FA装置の技術力が強み。特に省人化技術の開発が強み。
収益を牽引している製品やサービス
- 主力製品: アルミフレーム、クリーンブース関連製品、FA装置
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など
- EPS（会社予想）: 43.86
- BPS（実績）: 615.58
- PER（会社予想）: 17.69倍
- 現在の株価: 776円
株価の評価
- PER比較: 業界平均PER 14.5倍に対し、17.69倍とやや高め。ただし、業績の変動リスクが高いことを考慮すると、適正な水準と言える。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
- 52週高値: 836円
- 52週安値: 662円
- 現在の株価: 776円
- テクニカル分析: 52週高値から下落し、現在は安値圏から中値圏に位置している。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高（過去12か月）: 61.4億円（前年比 -28.3%）
- 利益率（過去12か月）: -7.27%
- ROE（過去12か月）: -5.94%
- ROA（過去12か月）: -2.30%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 301000万円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する
- 売上高の傾向: 減少傾向が続いている。
- 利益率の傾向: 赤字が続いている。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 5.41%
- 配当性向: 105.34%
自社株買いなどの株主還元策
- 自己株買い: 自己株式数 51,446株
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
- 直近10日間の株価推移: 753-779円の間で変動。直近では776円で推移。
株価への影響を与える要因など
- 影響要因: 半導体・電子部品製造市場の設備投資状況、地政学的リスク、燃料・資源価格の上昇など。
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
- 全体的な見解: エヌアイシ・オートテックは、半導体・電子部品製造市場の堅調な設備投資が事業の成長を支えるが、市場の成長鈍化リスクに注意が必要。株価は52週安値から中値圏に位置しており、適正な水準と言える。中期経営計画の詳細は不明だが、FA部門の技術革新が事業の持続可能性を支える。配当性向は高めだが、安定的な配当利回りを提供している。
企業情報
| 銘柄コード | 5742 |
| 企業名 | エヌアイシ・オートテック |
| URL | http://www.nic-inc.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属 |
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