EPSおよびBPSに基づく評価
- 予想EPS: 124.51円
- 実績BPS: 1,505.58円
- 現在の株価: 1,539円
レイズネクストは、BPSが1,505.58円と比較して、現在の株価がわずかに割高な水準にあります。EPSの予想値124.51円を基準とすると、株価はEPSの123.6倍で取引されており、業界平均PERの14倍に比較してやや割高に評価されていると言えるでしょう。
株価推移
直近10日間の株価推移を見ると、株価は1,522円から1,631円の間で変動しており、50日移動平均線(1,542.26円)よりやや高値圏にあります。一方、200日移動平均線(1,785.31円)よりは低値圏に位置しています。このことから、株価は短期的には高値圏にあるものの、長期的には下降傾向にあると判断できます。
主要財務指標
- 売上高 (過去12か月): 145.3B円
- 利益率: 4.83%
- ROE (過去12か月): 8.56%
- ROA (過去12か月): 5.52%
レイズネクストは、売上高145.3B円と比較的高い利益率を維持しており、ROEとROAも健全な水準にあります。過去数年間の比較では、売上高は微減傾向にあり、利益率もやや低下していますが、ROEとROAは安定しています。
競争優位性
レイズネクストは、プラント保守、建設に強みを持ち、特に石油精製プラントにおけるメンテナンスサービスで首位の位置にあります。業界内での競争優位性は高いと評価できますが、大型工事の反動や原材料価格の上昇などから、課題も存在します。
経営ビジョンと戦略
レイズネクストは、産業領域を拡大し、エンジニアリング事業を中核とした持続可能な成長を目指しています。中期経営計画では、新規事業の開拓や既存事業の効率化を重点的に推進する方針となっています。
収益モデルの適応力
レイズネクストは、メンテナンスとエンジニアリングサービスを主力事業としており、これらの事業モデルは市場ニーズの変化に適応できると判断できます。特に、プラント保守サービスは需要が安定しており、新規事業の開拓も進めています。
技術開発の動向
レイズネクストは、エンジニアリングサービスを通じて技術革新を推進しており、特にプラント保守分野で独自性の高い技術を有しています。主力製品はプラントメンテナンスサービスと大型エンジニアリングプロジェクトです。
配当政策
- 予想配当利回り: 4.87%
- 予想配当額: 75円
- 実績配当利回り: 2.59%
- 配当性向: 57.46%
レイズネクストは、安定した配当政策を維持しており、予想配当利回りは4.87%と比較的高水準です。配当性向も適度に設定されており、株主還元は積極的に行われています。
株価の変動傾向
直近10日間の株価は、1,522円から1,631円の間で変動しており、上昇傾向にあります。しかし、200日移動平均線よりは低値圏にあり、長期的な下降傾向が見られます。
総評
レイズネクストは、エンジニアリングサービス業界で高い競争力を持つ企業であり、特にプラント保守サービスで優位性を持ちます。財務面では、ROEとROAが健全な水準を維持しており、株価も短期的には高値圏にあります。しかし、長期的には下降傾向にあり、原材料価格の上昇などから課題も存在します。株主還元は積極的であり、配当利回りも高水準です。全体的に、持続可能な成長を目指す中、市場環境の変化に適応できる事業モデルを有していると言えるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 6379 |
| 企業名 | レイズネクスト |
| URL | https://www.raiznext.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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