2025年3月期決算説明資料

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社イーディーピー (EDP)
    • 主要事業分野: LGD(人工ダイヤモンド宝石)の製造に必要な薄い板状のダイヤモンド単結晶の製造、およびLGD向け、研究用基板、切削工具、放熱材料等の工業材料向けへの販売。
    • 代表者名: 藤森 直治(代表取締役社長)
  • 説明会情報:
    • 開催日時: 2025年6月5日
  • 説明者:
    • 発言概要:
    • 2024年初頭から続くLGDの大幅な価格下落の影響により、種結晶売上高が減少。
    • 基板・ウエハは大幅に売上を伸ばしたものの、合計では低いレベル。
    • 種結晶価格の低下、研究開発費の増加、製品を中心とする在庫評価減により減益。
    • 1,300百万円の減損会計を実施し、純損失は2,300百万円となった。
  • 報告期間:
    • 対象会計期間: 2025年3月期
  • セグメント:
    • LGD(人工ダイヤモンド宝石)分野: 種結晶に偏らず、宝石や宝飾品等、総合的な取り組み。SFDが新規デザインの宝石を生産、Japan Made Diamondの商品化とブランド化、大型高品質原石の量産技術確立。
    • 基板・ウエハ分野: デバイス開発に素材供給で貢献。規格化を推進して、大型ウエハの市場を創成。各種のデバイスに対応した技術開発。1インチ単結晶ウエハの量産体制確立、2インチモザイクウエハを早期に実用化、4インチウエハを目指した開発を着実に進める。

業績サマリー

  • 主要指標 (2025年3月期 連結):

    • 営業収益: 902百万円 (前年同期比 +119.15%)
    • 営業利益: △976百万円 (前年同期比 △761百万円)
    • 経常利益: △989百万円 (前年同期比 △892百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: △2,306百万円 (前年同期比 △2,195百万円)

    (注) 2025年3月期より連結財務諸表のため、参考比較となります。
    進捗状況: 中期経営計画の進捗状況については、成長戦略の核となるインド及びベルギーの子会社の事業開始遅延により、計画の開示ができていない。2027年3月期は2024年5月公表の中期計画の数値を記載。資金調達は順調に進んでおり、投資計画は計画通りに進められる見込み。
    セグメント別状況:
    種結晶: 売上高531百万円。小型を中心としたLGD価格の低迷により受注は低水準。
    基板・ウエハ: 売上高329百万円。国内のダイヤモンドデバイスベンチャー企業や大学からの受注を獲得し、売上高が増加。
    LGD関連:
    宝石等: 売上高0百万円。
    デバイス関連: 売上高329百万円。
    その他: 売上高40百万円。

業績の背景分析

  • 業績概要:
    • 2024年初頭からのLGD価格下落の影響で種結晶売上高が減少。
    • 基板・ウエハは売上を伸ばしたが、全体としては低水準。
    • 種結晶価格低下、研究開発費増加、在庫評価減により減益。
    • 1,300百万円の減損会計を実施し、純損失は2,306百万円。
  • 増減要因:
    • 増益要因: 売上増により176百万円。
    • 減益要因:
    • 種結晶価格低下による製品在庫の収益性悪化及び素材等評価損(△31百万円)。
    • 新製品開発費用の増加(△64百万円)。
    • その他販管費増(△196百万円)。
    • 連結会社費用(△651百万円)。
    • 為替差損・法人税等(△125百万円)
    • 特別損失(△1,302百万円)。
  • 競争環境:
    • LGD市場は、業界の新陳代謝が加速し、特にインドでは新規企業の設立や設備増強が進み、生産能力が拡大。一方で、採算性の悪化から一部企業の倒産や生産停止も発生。
    • 製品の価格低下は次第に鈍化してきている。
    • 天然ダイヤモンドビジネスはLGDの台頭で困難な状況。
  • リスク要因:
    • LGD価格の変動。
    • 海外子会社の事業開始遅延。
    • 新製品開発の遅れ。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 中期経営計画では、種結晶偏重ビジネスからの脱却、ダイヤモンドウエハの市場創生を目指す。
    • LGD分野では、宝石販売への本格参入、新規デザイン宝石の量産化、Japan Made Diamondブランド確立。
    • 基板・ウエハ分野では、大型ウエハの市場創成、多様なデバイスへの対応、低コスト化の推進。
  • 進行中の施策:
    • SFD India、SFD Antwerpの設立と営業開始準備。
    • 原石製造条件の確立、宝石の試作。
    • 30x30mm単結晶の販売開始、大型ウエハ開発ロードマップの開示。
    • 新株予約権発行と借入等による資金調達、設備及び開発投資の実行。
  • セグメント別施策:
    • LGD分野: SFDによる新規デザイン宝石の生産、Japan Made Diamondの商品化・ブランド化、大型高品質原石の量産技術確立。インド、ベルギーの連結会社による製造・販売多角化。
    • 基板・ウエハ分野: 1インチ単結晶ウエハの量産体制作り、2インチモザイクウエハの早期実用化、4インチウエハ開発。エピ層評価技術の拡充、量子デバイス用基板の多様化推進。

将来予測と見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期 (連結予測): 売上高1,861百万円、営業利益△77百万円、経常利益△89百万円、当期純利益△128百万円。
    • 2027年3月期 (連結計画): 売上高3,390百万円、営業利益560百万円、経常利益550百万円、当期純利益390百万円。
  • 中長期計画:
    • 2025年3月期より連結財務諸表へと移行。
    • 2028年3月期までの詳細な中期経営計画は、子会社の事業開始遅延により開示が遅れている。
  • マクロ経済の影響: LGD市場の拡大、ダイヤモンドデバイス開発の進展が事業環境として想定される。

製品やサービス

  • 製品:
    • ダイヤモンド単結晶: 30x30mm単結晶を開発・製品化。
    • LGD用種結晶: 小型中心だが、大型種結晶の需要は増加傾向。
    • 基板・ウエハ: 多様な応用展開に向け、各種製品を商品化(基礎研究用、横型デバイス用、パワーデバイス用、量子デバイス用など)。1インチウエハ、2インチウエハの開発を進めている。
    • 宝石: SFDが2025年1月に宝石の販売を開始。ブリリアントカットから販売開始、新規デザイン宝石やJapan Made Diamondの商品化を進めている。
    • 工業材料: 光学部品、ヒートシンク、工具素材など。
  • サービス:
    • 宝石加工外注管理: SFD Indiaにて実施。
  • 協業・提携:
    • 宝石店(企業)との提携による新商品開発。
    • 業界団体との協力によるウエハ規格化の検討。

重要な注記

  • 会計方針: 2025年3月期より連結財務諸表に変更。
  • リスク要因:
    • LGD価格の変動。
    • 海外子会社の事業開始遅延。
    • 新製品開発の遅れ。
  • その他:
    • EDPグループは、産総研で開発した大型単結晶ダイヤモンド技術を実用化する目的で創業。
    • 2012年から人工宝石用種結晶ビジネスが急速に立ち上がり成長。
    • ダイヤモンドデバイスの進展を見越し、基板・ウエハにも積極的に開発投資を実行。
    • 現在は、2023年3月期まで成長をけん引した種結晶ビジネスからの脱却をテーマに中期経営計画に取り組む。
    • 業界No.1を目指し、リーディングカンパニーとして業界標準確立、ISO取得へ挑戦。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7794
企業名 イーディーピー
URL https://www.d-edp.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。