2024年度 (2025年3月期)決算説明会 経営概況
基本情報
- 企業概要: 株式会社IHI、主要事業分野(総合重工業)、代表者名(代表取締役社長 井手博)
- 説明会情報: 開催日時(2025年5月8日)、説明会形式(–)、参加対象(–)
- 説明者: 代表取締役社長 井手博
- 報告期間: 2024年度(2025年3月期)
業績サマリー
- 主要指標:
- 売上収益: 16,268億円(FY2024、経営方針目標値 17,000億円(参考))。FY2023は14,932億円。
- 営業利益: 1,435億円(FY2024、6.1%)、FY2023は1,042億円(7.0%)。
- ROIC: 10.5%(FY2024)、FY2023は7.6%。
- 営業CF: 1,776億円(FY2024)、FY2023は621億円。
- EPS成長: FY2024は745円、FY2023は475円。CAGR 59%。
- PBR: 3.47倍(FY2024)、FY2023は1.39倍。
- セグメント別状況:
- FY2024実績では、売上収益、営業利益、投下資本ともに「成長事業」が大きな割合を占める。
- 「カーボンソリューション*、原子力」は売上収益、営業利益、投下資本のいずれにおいても一定の比率を占める。
- 「その他中核事業」は売上収益では大きいが、営業利益、投下資本ではそれほど大きくない。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 戦略的な経営資源のシフトにより成長軌道へ(P5)。
- 成長・育成事業の強化(民間エンジン、防衛事業、燃料アンモニア事業)。
- 事業ポートフォリオ改革(車両過給機事業の構造改革、各事業の譲渡)。
- 資本効率の改善(不動産売却、政策保有株式売却)。
- 増減要因:
- 売上収益はFY2022からFY2024にかけて増加傾向。
- 営業利益もFY2022からFY2024にかけて増加傾向(特にFY2024は顕著)。
- 営業CFもFY2022からFY2024にかけて増加傾向。
- EPS成長もFY2022からFY2024にかけて増加。
- リスク要因:
- 将来の数値は、現時点で入手可能な情報に基づく見通しであり、リスクや不確実性を含む。
- 実際の業績は、政治、経済情勢、為替レートなどの要因により、見通しと大きく異なる可能性がある。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中核事業の収益性・効率性の向上(FY2025に構造改革を断行)。
- 市場成長が見込める高資本効率事業へのリソース投入(カーボンソリューション、原子力)。
- 財務健全性の改善と財務基盤強化(自己資本比率の向上)。
- 運転資本の圧縮(在庫削減、売上債権回収加速)。
- 事業構造改革(低ROIC事業の投下資本圧縮)。
- 計画的な資産売却(投資用不動産、政策保有株式)。
- エネルギー事業の成長に向けた取り組み(国・地域に合わせたエネルギー事業ミックス)。
- 原子力事業の拡大(2030年代に売上1,000億円を目指す)。
- 民間エンジン事業の売上拡大と利益率向上。
- 防衛事業のグローバル展開による規模拡大と利益率改善。
- 長期的な成長ドライバーとして宇宙事業を推進。
- 進行中の施策:
- 民間エンジン MRO事業への投資(鶴ヶ島工場)。
- F-35戦闘機搭載エンジン整備事業開始。
- ライセンス国産戦闘機用エンジン部品の輸出拡大。
- 燃料アンモニア製造・供給事業への参画、利活用技術の開発。
- 車両過給機事業の構造改革(海外子会社清算、欧州生産拠点集約)。
- 各事業の譲渡(汎用ボイラ、運搬システム、芝草・芝生管理機器、コンクリート建材)。
- 投資用不動産の売却。
- 政策保有株式の売却。
- エネルギーマネジメントサービス事業(受注案件選別、固定費マネジメント)。
- バイオマス発電事業(不採算事業からの撤退)。
- エンジニアリング事業(規模から収益重視へシフト)。
- コンクリート建材事業(ベストパートナーへの譲渡予定)。
- シールドシステム事業(新興国市場注力、グローバル製造拠点集約)。
- 交通システム事業(機種特化、収益性向上)。
- 車両過給機事業の生産拠点見直し(ドイツ拠点閉鎖、グローバル再編、国内最適化)。
- 徹底的な限界利益の最大化(適正な価格転嫁、サプライチェーンマネジメント)。
- 国際的な防衛協力(GCAP)への参画。
- セグメント別施策:
- 成長・育成事業の強化:
- 民間エンジン、防衛事業:MRO投資、整備事業開始、部品輸出拡大。
- 燃料アンモニア事業:参画、技術開発。
- 事業ポートフォリオ改革:
- 車両過給機事業:構造改革。
- 各事業譲渡。
- 資本効率の改善:
- 不動産、政策保有株式売却。
- 資源・エネルギー・環境事業領域(海外子会社):
- 不採算事業からの撤退、事業形態変革。
- コーポレートガバナンス強化。
- エネルギーマネジメントサービス事業、バイオマス発電事業、エンジニアリング事業への取り組み。
- 社会基盤事業領域:
- 収益性向上、ポートフォリオ改革。
- コンクリート建材、シールドシステム、交通システム事業への取り組み。
- 産業システム・汎用機械事業領域(車両過給機事業):
- 利益・キャッシュ創出体質へ変革。
- 拠点最適化、リソースシフト、限界利益最大化。
- エネルギー事業:
- 技術的強みを活かしたエネルギートランジション牽引。
- 製品ポートフォリオ転換。
- 原子力事業の成長(技術力活用、バックエンド分野での国内唯一技術)。
- 成長事業:
- 民間エンジン事業:売上拡大、利益率向上、部品修理能力強化。
- 防衛事業:グローバル展開、事業規模拡大。
- 宇宙事業:長期成長ドライバー。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 売上収益: 2030年代に1,000億円を目指す(原子力事業)。
- 事業規模: 2025年度に売上収益8,000億円を前倒しで達成見込み。
- 中長期計画:
- 「グループ経営方針2023」最終年度に向けて、価値の源泉である技術を基盤としたバリューチェーン創造を目指す。
- マクロ経済の影響:
- 電力需要は増加見込み。
- 経済合理性があるエネルギーミックスでのカーボンニュートラルが進展。
- 航空機需要は中長期的に増加見込み。
- 防衛力強化の政策が事業拡大の追い風となる。
製品やサービス
- 製品:
- 民間エンジン、部品(独自開発複合材を用いた高付加価値部品)。
- F-35戦闘機搭載エンジン部品。
- 燃料アンモニア対応ボイラ、ガスタービン、舶用エンジン。
- 原子力発電所の重要機器(圧力容器等)、燃料加工・再処理関連機器、高レベル廃液ガラス固化設備。
- 次世代革新炉(大型、小型)向け機器。
- サービス:
- 民間エンジンの整備・部品修理。
- F-35グローバル整備事業。
- エネルギーマネジメントサービス。
- 輸送・貯蔵容器の製造。
- 原子力発電所の再稼働対応(耐震工事、安全対策)、廃炉対応(燃料デブリ取り出し)。
- 協業・提携:
- 燃料アンモニア製造・供給事業への参画。
- 原子力発電所のバックエンド分野における国内唯一の技術保有。
重要な注記
- 会計方針: FY2023の売上収益は特別要因を除いた値で計算。PBRは各決算年度終値で算出。
- リスク要因: 将来の数値は、現時点で入手可能な情報に基づく見通しであり、リスクや不確実性を含む。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 7013 |
企業名 | IHI |
URL | http://www.ihi.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
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