2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
基本情報
- 企業名: 株式会社ヨコオ
- 主要事業分野: 車載アンテナ、半導体検査用ソケット・プローブカード、微細コネクタ、医療機器用部品などを開発・製造・販売。MaaS/IoT関連事業も展開。
- 代表者名: 代表取締役兼執行役員社長 徳間 孝之
- 報告概要:
- 提出日: 2025年5月15日
- 対象会計期間: 2024年4月1日~2025年3月31日 (2025年3月期)
- セグメント:
- VCCS (Vehicle Communication Component Systems): 車載用アンテナ
- CTC (Component & Test Connector Business): 半導体検査用ソケット、プローブカード
- FC・MD (Fine Pitch Connector / Medical Device): 電子機器用微細コネクタ、医療機器用部品
- インキュベーションセンター: MaaS/IoT向けアンテナ、ソリューション
- その他
- 発行済株式:
- 発行済株式数 (普通株式): 23,849,878株
- 自己株式数: 539,193株
- 期中平均株式数: 23,310,769株
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日: 2025年6月26日
- 配当支払開始予定日: 2025年6月27日
- 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月24日
財務指標
- 財務諸表の要点:
- 貸借対照表: 総資産は76,278百万円(前期比微減)。純資産は52,030百万円(前期比増加)。自己資本比率は68.1%(前期比+2.3pt)と健全性を維持。
- 損益計算書: 売上高は82,884百万円(前期比+7.8%)と増加。営業利益は4,226百万円(前期比+161.2%)と大幅増益。経常利益は3,926百万円(前期比+5.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,227百万円(前期比+47.4%)といずれも増益。
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フローは7,239百万円(前期比増加)とプラスを確保。投資活動は4,085百万円の支出、財務活動は4,615百万円の支出。現金及び現金同等物期末残高は17,122百万円。
- 収益性:
- 売上高: 82,884百万円 (+7.8%)
- 営業利益: 4,226百万円 (+161.2%)
- 経常利益: 3,926百万円 (+5.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,227百万円 (+47.4%)
- 1株当たり当期純利益: 95.58円
- 1株当たり純資産: 2,228.10円
- 財務安全性:
- 自己資本比率: 68.1% (前期末 65.8%)。安定した財務基盤。
- 効率性:
- 売上高営業利益率: 5.1% (前期 2.1%)。大幅に改善。
- 売上高経常利益率: 4.7% (前期 4.8%)。ほぼ横ばい。
- セグメント別:
- VCCS: 売上高 55,961百万円 (前期比+0.7%)、利益 2,838百万円 (前期比△8.4%)。
- CTC: 売上高 15,614百万円 (前期比+24.1%)、利益 1,479百万円 (前期は794百万円の損失)。赤字から大幅黒字転換。
- FC・MD: 売上高 11,032百万円 (前期比+31.8%)、利益 789百万円 (前期比+571.8%)。
- インキュベーションセンター: 売上高 271百万円 (前期比△21.7%)、損失 886百万円 (前期は811百万円の損失)。
- 財務の解説:
- ^{-1}VCCSセグメントの利益が安定化し、CTCセグメントが赤字から黒字転換したことが営業利益大幅増益の要因。
- ^{2}為替差損352百万円を計上したものの、営業増益により経常利益は増益を維持。
- ^{3}第2四半期における一時的な費用計上(事業構造改善費用、固定資産除却損)があったものの、税金負担率の正常化により当期純利益は大幅増益。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期: 年間44.00円(中間22.00円、期末22.00円)
- 2025年3月期: 年間48.00円(中間24.00円、期末24.00円)
- 2026年3月期(予想): 年間48.00円(中間24.00円、期末24.00円)
- 特別配当の有無: なし。
- 利益還元方針としてDOE(純資産配当率)2.2%を目安としている。
セグメント別情報
- VCCS:
- 状況: 世界的な半導体不足の緩和により販売は回復傾向だが、新車需要の回復は鈍化。地域別では横ばい。日本国内向けは増加したが、中国市場向けが不振。
- 戦略/見通し: 製造体制の見直し、安定受注による生産効率向上を進める。
- CTC:
- 状況: PC/スマートフォン向けは低調も、生成AI関連需要の高まりで回復傾向。
- 戦略/見通し: 生成AI関連需要を取り込み、ソリューション提供を強化。
- FC・MD:
- 状況: 携帯通信端末市場はウェアラブル端末の多様化で成長期待。POS端末市場も堅調。
- 戦略/見通し: POS端末向け受注回復、ウェアラブル端末向け販売強化。
- インキュベーションセンター:
- 状況: MaaS/IoT市場は順調に成長。
- 戦略/見通し: プラットフォーム事業(MIMOアンテナ、車載鍵管理ソリューション)の拡販。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 決算短信からは中長期計画との直接的な整合性に関する情報は読み取れません。しかし、MaaS/IoT市場への注力やソフトウェア技術の取り込み(光波の買収)は、将来の成長戦略と整合する動きと見られます。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 提供された情報のみでは、競合他社との詳細な比較は困難です。
- 市場動向:
- 自動車市場(VCCS):半導体不足の緩和と同時に、新車需要の回復が鈍化。EV化/SDV化による価値変容に対応(アンテナ技術、モジュール化)。
- 半導体検査市場(CTC):PC/スマホ向けは減速も、生成AI関連需要が伸びる。
- 携帯通信端末市場(FC・MD):ウェアラブル端末の多様化により成長期待。
- MaaS/IoT市場:今後も順調な成長が見込まれる。
今後の見通し
- 業績予想: 2026年3月期の業績予想は、米国の関税政策などの影響が不透明なため、現時点では未定。
- リスク要因:
- 米国の関税政策およびそれに伴う価格交渉。
- 世界経済の減速リスク。
- 為替レートの変動(円高方向への推移は為替差損発生の可能性)。
- 半導体市場の動向。
重要な注記
- 会計方針: 日本基準を採用。IFRS適用についても検討を進める。
- その他:
- 本吸収分割: 2025年6月1日(予定)付で株式会社タムラ製作所の連結子会社である株式会社光波のネットワークソリューション事業等を会社分割(簡易吸収分割)により承継する予定。これにより、ソフトウェア技術の取り込み、事業ドメインの拡張、ビジネスモデル革新を目指す。
- 決算短信は監査対象外: 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外。
- 業績予想に関する免責事項: 本資料に記載の業績見通し等は、現時点で入手可能な情報及び一定の仮定に基づくものであり、達成を保証するものではなく、実際の業績は様々な要因により変動する可能性がある。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6800 |
企業名 | ヨコオ |
URL | http://www.yokowo.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
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