1. 企業情報
- 企業名: 大森屋
- 概要: 主にのりを製造販売。加工のりで高シェアを誇り、コンビニ向けの過半数を占める。加工のり唯一の上場企業で、三菱商事、伊藤忠商事に約6割を販売し、全国営業を展開。総菜向け等直販も行う。
- 事業内容: 家庭用海苔、進物品、ふりかけ、業務用海苔など。
- 市場区分: スタンダード(内国株式)
- 業種区分: 食料品
- 住所: 〒554-0012 大阪市此花区西九条1-1-60
- 代表者名: 稲野 達郎
- 設立年月日: 1955年3月5日
- 従業員数: 151人
- 平均年齢: 46.0歳
- 平均年収: 5,770千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 加工のり市場で高いシェアを持ち、コンビニ向けの製品が主力。
- 競争優位性: 独自の販売チャネルと強力な顧客基盤。
- 課題: 原材料価格、物流費、人件費の上昇によるコスト増加。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 業績の安定と成長を目指す。
- 中期経営計画: 詳細な計画は決算短信に記載されていない。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に海苔製品の販売による収益。
- 市場ニーズへの適応力: コスト増に対応するため一部製品の価格改定を実施。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 情報不明。
- 主力製品: 加工のり。
6. 株価の評価
- EPS(会社予想): 2.00
- BPS(実績): 2,309.76
- PER(会社予想): 476.00倍
- PBR(実績): 0.41倍
- 現在の株価との比較: 株価は952円で、EPSを基にするとPERは476倍となり、業界平均PERの16.8倍と高値圏にある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は946円~952円の範囲で推移しており、現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
項目 | 数値(単位) |
---|---|
売上高 | 16,560百万円 |
利益 | 269,700万円 |
キャッシュフロー | -3.82B |
ROE(実績) | -0.46% |
ROA(実績) | -0.15% |
自己資本比率(実績) | 74.2% |
負債/資産比率(実績) | 65.15% |
現金保有額 | 988百万円 |
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(会社予想): なし
- 配当性向: 41.88%
- 自社株買い: 情報不明
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近10日間で安定した水準を保っている。
- 影響要因: 原材料価格、物流費、人件費の上昇によるコスト増加。
11. 総評
大森屋は加工のり市場で高いシェアを持ち、主にコンビニ向けの製品が主力である。しかし、原材料価格、物流費、人件費の上昇によるコスト増加が業績に影響を与えている。株価は高値圏に近い水準であり、テクニカル分析では安値圏から高値圏への転換が期待される。財務面では負債増加による自己資本比率の低下が懸念される。中期経営計画は詳細不明だが、株主還元は比較的積極的である。
企業情報
銘柄コード | 2917 |
企業名 | 大森屋 |
URL | http://www.ohmoriya.com/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 食品 – 食料品 |
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