6200 インソース 企業分析レポート(個人投資家向け)
以下は、公開情報およびご提示データに基づく整理・分析です。記載は事実と計算に基づくものであり、投資判断を目的とした助言ではありません。
1. 企業情報
- 概要
- 企業研修(講師派遣型)、公開講座(オープンセミナー)を主軸とする社会人向け教育サービス企業。
- eラーニング・動画制作、オンラインセミナー支援、コンサルティング、DX推進支援、AI導入支援、人材派遣・紹介等も展開。
- ITサービスでは学習管理・人材育成プラットフォーム「Leaf」を提供。官公庁・企業での導入が拡大。
- 事業構成(連結、2024.9期)
- 講師派遣型研修 47%
- 公開講座 25%
- ITサービス 15%
- その他 14%
- 上場区分・業種
- 東証プライム、33業種:サービス業、17業種:情報通信・サービスその他
- 従業員等
- 従業員数 482名、平均年齢 31.9歳、平均年収 605万円
- 住所・代表
- 東京都荒川区/代表取締役執行役員社長 舟橋孝之
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内位置づけ
- 企業向け研修市場において、講師派遣型(オンサイト)と公開講座を両輪とし、デジタル(eラーニング、LMS「Leaf」)とコンサルを組み合わせる総合型の提供体制。
- 官公庁向けの大型案件獲得や利用組織の拡大が進展(ITサービス領域)。
- 競争優位性(示唆)
- 高い営業利益率(LTMで約37%)とコンテンツの幅広さ、ITプラットフォームのMRR/ARR拡大が特徴。
- 顧客ロイヤリティ施策やデジタル教材ラインアップ拡充、プロモーション強化により各事業が伸長。
- 課題
- 市場シェアの定量情報は未開示。
- 研修需要は企業・官公庁の予算方針や景気動向の影響を受けやすい。講師派遣型は人材アサイン能力・品質維持がスケールの鍵。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン/基本方針(読み取り)
- 社会人教育需要(人的資本経営・リスキリング・DX・健康経営等)の継続的な拡大を背景に、教育サービスとIT基盤(Leaf)を組み合わせて提供価値を拡張。
- 重点領域・施策(足元の開示より)
- ITサービス「Leaf」の有料利用組織数拡大、活用促進(MRR/ARR増加)。
- 官公庁・公共セクターの大型案件獲得。
- デジタル研修のラインナップ拡充、顧客ロイヤリティ向上施策、プロモーション強化。
- 中期経営計画
- 具体的な数値・KPIは提示資料に記載なし(未開示)。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル
- 研修・講座は案件単価・回数に連動するフロー収益。
- 「Leaf」等のITサービスはサブスクリプション型(MRR/ARR)の色彩が強く、収益の安定化に寄与。
- 適応力
- オフライン(派遣型)とオンライン(eラーニング、オンライン支援)を併用可能なハイブリッド型。コンテンツ拡充とIT基盤の深化により需要変化への対応余地。
- リスク
- 企業・官公庁の予算動向、景気後退時の研修削減リスク、競合とのコンテンツ・価格競争。人材(講師・コンサル)確保に係る採用・育成コスト。
5. 技術革新と主力製品
- 主力
- 講師派遣型研修、公開講座、eラーニング・動画制作、コンサル・アセスメント、DX/AI導入支援、学習管理「Leaf」。
- 技術動向・独自性
- 「Leaf」利用組織・利用料の増加、官公庁の大型案件獲得によりSaaS的な継続収益の強化が進展。
- デジタル研修のラインナップ拡充により非対面提供の拡大。
6. 株価の評価(バリュエーション)
- 前提
- 株価 991円、業界平均 PER 17.0倍/PBR 1.8倍
- 会社予想EPS 48.25円、実績BPS 134.16円
- 指標比較
- 予想PER:991 ÷ 48.25 = 20.54倍(提示値と一致)
- 実績PBR:991 ÷ 134.16 = 7.39倍(提示値と一致)
- 参考・トレーリングPER:991 ÷ 42.59(LTM EPS)≈ 23.3倍
- 参考・P/S(LTM):時価総額約844.8億円 ÷ 売上約139.4億円 ≈ 6.1倍
- 相対評価
- 業界平均(PER 17倍、PBR 1.8倍)と比較すると、収益性・成長性を織り込んだ水準にあると解釈可能(数値の単純比較)。
7. テクニカル分析
- レンジ位置
- 52週高値 1,207円/安値 664円に対し、現値 991円はレンジ中上段(約60%地点)。
- 移動平均
- 50日MA 971.76円、200日MA 980.02円。現値は両MAの上方に位置。
- 直近10営業日で終値は926円→991円へ上昇基調。出来高は3カ月平均35.7万株に近い水準(本日39.0万株)。
- 需給(信用)
- 信用倍率 13.13倍。信用買残は前週比で減少、売残は増加。短期的には買い玉の整理と売り建ての増加が同時進行。
8. 財務諸表分析
- 成長(通期)
- 売上高:75.0億円(2021)→94.2億(2022)→107.8億(2023)→124.7億(2024)→LTM 約139.4億円
- 営業利益:24.0億(2021)→33.7億(2022)→39.4億(2023)→49.4億(2024)
- 親会社純利益:15.7億(2021)→22.3億(2022)→26.8億(2023)→33.6億(2024)→LTM 約38.2億円
- 収益性
- 粗利率(2024):約77.1%(9,614/12,475)
- 営業利益率(2024):約39.6%(4,937/12,475)、LTMベース提示値 37.3%
- 純利益率(LTM):27.43%
- ROE(実績):37.56%、ROA(LTM):27.48%
- 安全性・流動性
- 自己資本比率:75.4%(実績)、3Q時点79.0%
- 流動比率:2.88(直近四半期)
- 現金等:68.2億円(直近四半期)
- 2025年9月期 第3四半期(累計)
- 売上高 106.4億円(前年同期比 +15.9%)
- 営業利益 42.9億円(+21.2%)、営業利益率 40.3%
- 親会社純利益 28.97億円(+19.2%)
- 通期見通し(会社予想、4/24公表)
- 売上高 146億円、営業利益・経常利益 各60億円、純利益 40.5億円、EPS 48.25円
- 3Q累計の進捗から達成可能性ありとの会社見解
9. 株主還元と配当方針
- 配当
- 2024年期末配当 20.0円
- 2025年期末配当(会社予想)23.5円
- 予想配当利回り:約2.37%(23.5円/株価991円)
- 予想配当性向:23.5 ÷ 48.25 ≈ 約48.7%(参考データ上は約47%)
- 自社株買い
- 自己株式保有 1.53%(1,302,400株)が開示。直近の買付方針・枠は資料上は不明。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- モメンタム
- 直近10日で終値は約+7%上昇。短期は上向きの推移。
- 投資家属性
- インサイダー持株比率 41.42%、機関投資家 30.8%、浮動株 4,804万株。大株主に(株)ルプラス(29.75%)。
- 出来高
- 3カ月平均 35.7万株、直近10日平均 41.9万株。イベント期以外は適度な流動性。
- 影響要因
- 決算・業績見通し、官公庁案件の獲得動向、「Leaf」のMRR/ARR拡大、人的資本・リスキリング関連の政策・企業投資動向。配当・株主還元方針の変更も注目点。
11. 総評
- 事業面
- 研修(派遣型・公開講座)にIT基盤「Leaf」を組み合わせるモデルで、フロー収益とサブスク収益の両立が進む。公共案件やデジタル教材の拡充などで、増収・増益が継続。
- 財務面
- 高い利益率・ROEと堅健な財務(高自己資本比率・潤沢な手元資金)。LTMで売上・利益とも伸長、3Q累計でも2桁成長。
- バリュエーション・需給
- 予想PER約20.5倍・PBR約7.4倍と、業界平均を上回る水準。短期的には株価は50日・200日移動平均を上回り、レンジ中上段に位置。信用買い長期化の需給には留意点もある。
- 重点ウォッチ
- 「Leaf」の有料利用組織数とMRR/ARRの伸び、官公庁案件の継続・拡大、研修需要(人的資本・リスキリング)トレンド、配当・自己株式に関する方針更新。
参考データ
– 株価関連:前日終値 968円、本日高値/安値 992/969円、年初来高値/安値 1,207/664円、値幅制限 818~1,118円
– 出来高:本日 39.0万株、売買代金 3.83億円
– 次の主なイベント:Ex-Dividend Date 2025/9/29(予定)
– 通期業績予想(会社):売上146億円、営業利益60億円、純利益40.5億円、EPS 48.25円、期末配当23.5円
(不明点・未開示項目は記載を割愛しています)
企業情報
銘柄コード | 6200 |
企業名 | インソース |
URL | http://www.insource.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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