2025年3月期 通期決算説明資料
基本情報
- 企業名: バルテス・ホールディングス株式会社
- 主要事業分野: 品質向上のトータルサポート企業(ソフトウェアテスト、品質コンサルティング、ソフトウェア品質教育、セキュリティ・脆弱性診断)
- 代表者名: 田中 真史(代表取締役会長兼社長)
- 説明会情報: (記載なし)
- 説明者: (記載なし)
- 報告期間: 2025年3月期(通期)
- 配当支払開始予定日: (記載なし)
- セグメント:
- ソフトウェアテスト事業
- 開発事業
- セキュリティ事業
業績サマリー
- 主要指標:
- 営業収益: 107.9億円(前年同期比 +4.2%)
- 営業利益: 9.4億円(前年同期比 +12.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 5.8億円(前年同期比 +14.0%)
- 1株当たり当期純利益: 29.23円
- 単価 (ソフトウェアテスト): 810千円(前年同期比 +44千円)
- 案件数: 5,643件(前年同期比 +1,114件)
- 稼働エンジニア数: 1,210名(正社員 +20名)
- 進捗状況:
- ボトルネック解消施策の成果が現れ、4Q受注が好調に拡大。
- 売上高・利益共に、2025/2/14修正開示値を大きく上回る。
- 4Q単体、累計共に過去最高売上を達成。
- 4Q単体営業利益は過去最高(386百万円、前年同期比21.5%増加)。
- セグメント別状況:
- ソフトウェアテスト事業:
- 売上高: 9,112百万円 (+0.8%)
- 営業利益: 1,071百万円 (+24.6%)、利益率 11.8% (+2.3pt)
- 開発事業:
- 売上高: 1,777百万円 (+29.7%)
- 営業利益: 62百万円 (-4.5pt) ※利益率 ▲3.5%
- セキュリティ事業:
- 売上高: 219百万円 (+2.6%)
- 営業利益: 11百万円 (-65.5%) ※利益率 ▲10.5pt
業績の背景分析
- 業績概要:
- 3Qでソフトウェアテスト事業における大型案件の消滅があったものの、ボトルネック解消施策の効果が現れ始めたことで、案件数は増加傾向。
- 売上高は4Q単体、累計共に過去最高を達成。
- 売上高の伸長、ソフトウェアテスト事業の利益率向上に加え、販管費のコントロールが適切だったことから、4Q単体で過去最高となる営業利益を記録。
- 増減要因:
- 増収効果 (+124百万円): ソフトウェアテスト +20百万円、開発 +104百万円
- 売上総利益率の変動 (+91百万円): ソフトウェアテスト +90百万円
- 販管費の増加 (-114百万円):
- 人件費: +141百万円(ボトルネック解消施策実施による人件費増、採用人数の抑制により採用費減)
- その他: +118百万円(M&A費用によるその他販管費増)
- 競争環境:
- ソフトウェアテスト市場規模は約6.2兆円と推定。
- テスト工程比率は上昇傾向。
- IT人材不足が顕著。ソフトウェアテスト専門業者へのIT人材の需要は増加。
- リスク要因:
- (特記なし)
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画):
- Vision: ソフトウェアテスト市場の社会的価値を高めるバリューアッププラットフォーマーへ
- コンセプト:
- バルテス品質を業界へ波及させるビジネスモデルの構築
- 人に依存しないビジネスモデルの強化・拡大
- 基本戦略5つ:
- ソフトウェアテスト戦略
- ツール戦略
- バルカレ(教育)戦略
- セキュリティ戦略
- 開発事業戦略
- ボトルネック解消: 基本戦略1(ソフトウェアテスト)及び5(開発事業)において、ボトルネック解消のため早期対応を要する最重点施策として推進。
- 数値目標:
- 中期経営計画(3か年): 戦略投資 32.3億円、投資優先、成長によるキャピタルゲインで株主還元 2.4億円
- 10年先のVISION: バリューアッププラットフォーマー、バルテス品質を業界へ波及
- FY2026目標: 連結売上高 157.3億円、連結営業利益 16.8億円
- FY2033目標: 人に依存しないビジネスモデル 売上高構成比 10%超、営業利益構成比 33%超
- 進行中の施策:
- 生成AIテスト設計ツール「TestScape」:
- 2025年3月にプロトタイプ実装済。
- 4月 Japan IT Weekにて発表、過去最高のブース来場者数を記録。
- 特許出願中。来期テスト関連ツールへの実装に向けて開発を推進。
- 50%工数削減目標、生産性向上を目指す。
- 来期、生成AI実装による売上高成長・利益率向上を期待。
- 「ウェブアクセシビリティ検証」サービス提供開始: 4月9日、無料Webセミナーを開催。
- 「えるぼし認定」最高位(3つ星)を取得: 女性活躍推進に積極的に取り組む企業として評価。
- ツールビジネス好調: 前年同期比293%の+670件獲得。
- ボトルネック解消施策:
- PM層/ハイレイヤー等のPJ推進人材不足に対し、組織新設・採用強化、ハイスキル教育制度構築、グループ内教育・ローテーションを実施。 (PM層/ハイレイヤー増加実績 +18人)
- 営業人員の離脱・不足による営業キーマンの負担増に対し、営業人員採用を強化。 (営業人員増加実績 +18人)
- 事業急拡大スピードと組織体制との乖離に対し、営業組織・テスト事業部・専門組織の拡大・複数化・拡充を実施(解消済)。
- VMT、FNCの吸収合併及び商号変更: VMTとFNCを吸収合併し、「バルテス・イノベーションズ株式会社」へ商号変更。コンサルティングから開発・運用・セキュリティまで一貫して提供できる体制を構築。
- 株式会社マネジメントソリューションズとの人財交流プログラム: プロジェクトマネジメント人材育成を目的としたプログラム開始。PM層/ハイレイヤー等の人材不足解消に期待。
- セグメント別施策:
- ソフトウェアテスト事業: ボトルネック解消施策、より上流工程へ支援拡大、エンタープライズ領域拡大、ツールビジネス拡大、バルカレ(教育)ビジネス拡大。
- 開発事業: ホールディングス体制の深化によるグループ間連携の拡充、グループエンジニア教育+事業間ローテーション、M&Aによる顧客課題解決、新技術及び新サービス獲得。
- セキュリティ事業: セキュリティ対策のワンストップサービス、診断員の教育・人員増強、セキュリティサービスの拡充。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- FY2025 予想:
- 売上高: 12,000百万円 (+11.2%)
- 営業利益: 650百万円 (-30.9%) ※AI投資等により一時的に低下見込み。(参考)AI投資前営業利益: 1,050百万円 (+11.6%)
- EBITDA: 930百万円 (-21.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 390百万円 (-33.8%)
- 1株当たり当期純利益: 19.69円
- 中長期計画:
- 生成AIテストツール開発への積極投資により、今後国内外を問わず様々な企業が追随してくる可能性を考慮し、開発スピードの更なる向上を目指す。
- 従来の「安定的な労働集約型ソフトウェアテスト事業」を軸とする成長から、「生成AIテストツール開発への積極投資」に基本方針を転換。
- 来期1Qには生成AI開発投資戦略を加味した「新中期経営計画」の策定を予定。
- マクロ経済の影響:
- DX化によるIT市場の継続的拡大。
- IT人材不足は今後も継続する見込み。
配当と株主還元
- 配当方針: 今後も順調な利益成長が見込めることから、株主の皆様への安定・継続的な還元のため、普通配当を実施予定。
- 配当実績・予定:
- FY2024 普通配当: 1株当たり 4円
- FY2025 普通配当: 1株当たり 4円
- 株主優待制度: 年間15,000円分のQUOカードを進呈(株式保有期間の長期化を目的)。
- 自己株式取得: 2025年2月~6月実施、40万株/2億円にて取得中。資本効率の向上・機動的な資本政策の遂行を図る。
製品やサービス
- 主要製品:
- 生成AIテスト設計ツール「TestScape」:
- ソフトウェアテスト事業セグメントのテストエンジニアによるテスト実務に生成AIを実装することで、工数削減、生産性向上を目指す。
- テスト関連ツールへの生成AI搭載によるツール事業の拡販加速×単価向上で「ストックビジネス」の拡大継続を目指す。
- テスト自動化ツール T-DASH: 日本語でつくるテスト自動化。
- テスト管理ツール Quality Tracker: 品質が見えるテスト管理。
- クラウド型モバイルテストサービス AnyTest: ブラウザ上でスマートフォンの実機を操作できる。
- サービス:
- ソフトウェアテストサービス: 本業。
- 品質コンサルティング: 品質管理支援、品質戦略マップ作成支援、仕様書インスペクション、クオリティサーベイ。
- テスト自動化支援: テスト計画・設計支援、テスト実行支援、スマホテスト支援(多端末)、クイックテスト設計。
- セキュリティサービス: ペネトレーションテストサービス、セキュアプログラミングのソフトウェア品質セミナー、クラウド診断サービス。
- Webアクセシビリティ検証サービス: サイト内の調査、ウェブサイト改善、アクセシビリティ試験、JIS準拠宣言。
- 品質教育(バルカレ): 企業向け講座、バルデミー、オープン講座、eラーニング。
- 協業・提携:
- 株式会社マネジメントソリューションズと人財交流プログラムを開始。
- 「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」にLimited Partnerとして参画。
重要な注記
- 会計方針: 企業結合会計の暫定的な会計処理から確定後の内容に変更しているため、前年中に開示した数値と異なる場合がある。
- セグメント変更: 2025年3月期よりセグメントを「ソフトウェアテスト事業」「開発事業」「セキュリティ事業」に変更。
- ご留意事項: 資料中の計画・予想数値は、現在入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績とは異なる可能性がある。実現を確約・保証するものではない。公認会計士、監査法人の関与はない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4442 |
企業名 | バルテス・ホールディングス |
URL | https://www.valtes-hd.co.jp/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。