1. 現在の株価の評価
- 株価: 1,011円（2024年12月23日終値）
- EPS (過去12ヶ月): -137.14円
- BPS (不明): BPSの情報が提供されていません。そのため、PBRによる評価はできません。
- PER: EPSがマイナスのため、PERは算出できません。
2. テクニカル分析
直近10営業日の株価は1,011円から1,099円の範囲で推移しており、やや下降傾向にあります。1,011円という終値は、直近高値1,099円からは下落しており、高値圏とは言えません。しかし、値幅制限（730円～1,330円）を考慮すると、安値圏とも言い切れません。より長期的なチャート分析が必要となります。
3. 財務諸表分析
過去12ヶ月と直近3期分の損益計算書を比較すると、売上高は減少傾向にあり、2024年3月期は前年比で約11%減収となっています。営業利益は過去12ヶ月で-147,666百万円と大幅な赤字であり、2024年3月期も赤字となっています。2023年3月期は黒字でしたが、2022年3月期と比較すると減益となっています。全体として、収益性は低い状況です。
中間決算（2024年9月末）では、売上高は前年同期比34.7%減、純損失は238百万円と大幅な減収減益となっています。これは新設住宅着工戸数の軟調、資源価格高騰、仕入資材価格高騰などが要因とされています。
4. 業界のポジションと市場シェア
山大は宮城県を地盤とする住宅関連総合商社です。県産材の使用を推進しており、地域密着型のビジネスモデルを構築しています。しかし、市場シェアに関する具体的なデータは提供されていません。業界全体の競争状況や山大の競争優位性についても、詳細な情報が必要です。
5. 経営戦略と重点分野
中期経営計画に関する情報は提供されていません。決算短信によると、住宅資材事業では地場工務店への営業強化、建設事業では高断熱・高効率住宅の販売拡大、賃貸事業では賃貸収入の増加を目指しているとのことです。
6. 事業モデルの持続可能性
木材加工と住宅資材販売、注文住宅請負という事業ポートフォリオを有しています。しかし、近年は新築住宅着工戸数の減少や資材価格の高騰といった逆風が吹いており、事業モデルの持続可能性には課題が見られます。
7. 技術革新と主力製品
プレカット技術などを活用した木材加工が主力事業の一つですが、具体的な技術開発の動向や独自性に関する情報は不足しています。
8. 株主還元と配当方針
中間配当は0円、期末配当予想は30円と低水準です。配当利回りや配当性向を算出するには、株価と年間純利益の情報が必要です。
9. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は下落傾向にあり、投資家の関心は低いと考えられます。信用買残は減少傾向にあります。
10. 総評
山大は、住宅関連事業を展開する企業ですが、近年は業績不振に陥っています。新設住宅着工戸数の減少や資材価格の高騰といった外部環境の悪化に加え、収益性の改善に向けた具体的な戦略の明確化が課題となっています。 より詳細な情報、特にBPSや市場シェア、中期経営計画などのデータが得られれば、より精緻な分析が可能となります。現状の情報だけでは、投資判断を行うには不十分です。
企業情報
| 銘柄コード | 7426 |
| 企業名 | 山大 |
| URL | http://www.yamadai.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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