2025年12月期 第2四半期(中間期)決算説明資料
決算説明(抜粋)まとめ — 株式会社ダイフク(証券コード 6383)
(資料日:2025年8月7日/対象期間:2025年1月1日〜2025年6月30日=2025年12月期 第2四半期(中間期))
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社ダイフク(Daifuku Co., Ltd.)
- 主要事業分野:マテリアルハンドリング・自動化システム(一般製造業・流通業向け)、半導体生産ライン用システム、空港システム(手荷物搬送等)、保守・サービス事業、クリーンルーム/クリーンファクトメーション等
- 説明会情報
- 開催日:2025年8月7日(決算説明資料の日付)
- 形式(オンライン/オフライン):–(資料のみの提示)
- 参加対象:投資家・アナリスト向け想定(IR資料)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料中に登壇者の氏名/肩書は特記なし)
- 発言概要:決算ハイライト、セグメント別実績、通期予想の修正(営業利益上方修正)および米国通商政策への対応、株主還元方針(配当・自己株式取得)などを説明
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年6月30日(2025年12月期 第2四半期(中間期))
- 決算期変更に関する注記
- 決算期を2024年より「3月末→12月末」に変更。これにより比較対象期間が期によって異なるため、資料内で調整後比較(非監査)を併記している。
- 受注高の算定方針について:2025/12期より「前期末受注残高に対する為替変動の影響額」を当期受注高に含めない方式に変更(2024/12期H1には為替影響額+281億円が含まれていた旨の注記あり)。
セグメント(報告セグメント)
- セグメント一覧(資料表記)
- ダイフク(Daifuku)
- コンテック(Contec)
- Daifuku North America
- Clean Factomation
- Daifuku (Suzhou) Cleanroom Automation
- その他
- 連結調整等
- 各セグメント概要(資料に基づくポイント)
- ダイフク:国内を含む中核セグメント。豊富な前期末受注残をベースに売上順調。国内サービス売上増が利益寄与。
- Daifuku North America:空港向け大型案件の受注が寄与する一方で一部(半導体・自動車向け)は減少。
- Clean Factomation:生成AI向け先端半導体投資の拡大により受注増加。
- Daifuku (Suzhou):レガシー半導体向け投資は継続するが、大型案件の受注時期が下期に繰延べされ受注は減少。
- その他:複数事業・地域の合算。
業績サマリー(2025年12月期 第2四半期:2025/1/1–6/30)
(単位:億円、前年比は資料の表示を踏襲)
– 主要指標(H1実績)
– 受注高:3,344億円(+5億円、+0.2% ※調整後比 +287億円、+9.4%)
– 売上高:3,264億円(+238億円、+7.9%)
– 営業利益:511億円(+129億円、+34.0%)
– 営業利益率:15.7%(+3.1pt)
– 経常利益:525億円(+143億円、+37.5%)
– 親会社株主に帰属する中間純利益:376億円(+79億円、+26.6%)
– 一株当たり中間純利益:102.32円(+22.17円、+27.7%)
– 為替影響(資料記載)
– 為替(円)実績(2024/12期H1 → 2025/12期H1):USD: 154.08 → 147.66、CNY: 21.26 → 20.36 等
– 為替影響(H1概算):受注高 約▲114億円、売上高 約▲82億円、営業利益 約▲12億円(為替は業績抑制要因)
– 四半期ベースの推移(要旨)
– 売上・営業利益ともに中間期として過去最高を更新。
– 四半期(Q1,Q2)でのサービス売上(収益性が高い)や生産効率化等のコスト削減が営業利益の改善に寄与。
進捗状況(通期目標に対する達成率)
- 2025年通期会社予想(8/7公表)
- 受注高:7,000億円(5月公表から修正なし)
- 売上高:6,500億円(修正なし)
- 営業利益:870億円(5月公表から+55億円の上方修正)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:680億円
- 想定為替レート:USD=148円(2025年通期想定)
- H1実績に対する進捗(達成率=H1実績/通期予想)
- 受注高:3,344 / 7,000 → 約47.8%
- 売上高:3,264 / 6,500 → 約50.2%
- 営業利益:511 / 870 → 約58.7%
- 親会社純利益:376 / 680 → 約55.3%
セグメント別状況(H1:単位 億円)
(資料表より抜粋)
– ダイフク(中核)
– 受注高:959、売上高:1,343、セグメント利益:340
– コメント:豊富な前期末受注残をベースに順調。国内サービス売上の増加が利益に寄与。
– コンテック
– 受注高:87、売上高:95、セグメント利益:3
– Daifuku North America
– 受注高:1,135、売上高:809、セグメント利益:81
– コメント:空港向け大型案件で受注増、ただし半導体・自動車向けは減少。
– Clean Factomation
– 受注高:355、売上高:188、セグメント利益:15
– コメント:生成AI向け先端半導体投資の需要拡大で受注増。
– Daifuku (Suzhou) Cleanroom Automation
– 受注高:140、売上高:210、セグメント利益:57
– コメント:レガシー半導体向けは継続も、大型案件の受注時期が下期へ繰延べで受注は減少。
– その他
– 受注高:665、売上高:621、セグメント利益:59
– 連結(調整後)合計
– 受注高:3,344、売上高:3,264、セグメント利益(親会社株主に帰属する中間純利益):376
(※上記は資料中の数値。各セグメントの売上構成比等は資料参照のこと)
業績の背景分析
- 業績概要/ハイライト
- 売上・営業利益・経常利益・中間純利益はいずれも中間期として過去最高を記録。
- 売上増は前期末の受注残高が豊富であること、半導体(先端・後工程を含む)や空港向けが寄与。サービス売上の比率も高い。
- 営業利益の改善は生産効率化やコスト削減の取り組み、収益性の高いサービス売上の寄与。
- 増減要因(資料より)
- 売上高増加要因:前期末受注残の消化、半導体や空港、レガシー半導体の好調(地域差あり)、サービス売上増。
- 利益増加要因:粗利率の改善、生産効率化、販管費のコントロール。ただし為替は利益を抑制(営業利益で約▲12億円の影響)。
- 受注の地域別変化:韓国・台湾向け(半導体)や北米の空港向けが好調。中国向け(半導体生産ライン)では受注減。
- 競争環境
- 資料中に具体的なシェアや競合比較の定量情報は限定的。市場需要(半導体、生成AI関連、流通業の自動化、空港向け自動化)が成長ドライバーとして示される。
- リスク要因(資料・注記より)
- 為替変動(売上・受注・利益に影響)
- 米国の通商政策・関税(顧客の投資計画に影響を及ぼす可能性)
- サプライチェーンの制約や世界的な景気変動、規制強化、災害・戦争・疾病等
- 会計上の見通し差異(決算期変更や為替影響の取り扱い等)
戦略と施策
- 現在の戦略(資料の要旨)
- 長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」(資料:ダイフクレポート2025)に基づく価値創造。
- 生成AI/先端半導体、後工程投資、自動化ニーズ拡大分野(一般製造・流通、自動車のxEV、空港向け)に注力。
- 生産能力強化(地産地消)とグローバルネットワークを活用した受注活動。
- 進行中の施策(具体例)
- 米国での新工場建設(一般製造業・流通業向けシステムの生産能力を従来比約2倍に増強、竣工予定:2025年10月)。米国での「地産地消」による販売・シェア拡大を狙う。
- 生産効率化・コスト削減施策(営業利益率向上に寄与)。
- サービス事業(保守・運用)の比率拡大による収益安定化。
- セグメント別施策と成果
- Daifuku(国内中核):国内サービス売上の増収が利益に寄与。
- Daifuku North America:米国での受注強化(空港向け)と生産能力拡大(新工場)。
- Clean Factomation:生成AI向け半導体投資に対応した受注拡大。
- Suzhouクリーンルーム:大型案件受注時期が下期へ繰延べ。受注活動は継続。
将来予測と見通し
- 通期業績予想(8/7公表)
- 受注高:7,000億円
- 売上高:6,500億円
- 営業利益:870億円(5月公表から+55億円の上方修正)
- 経常利益:900億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:680億円
- 一株当たり当期純利益(予想):184.94円
- 前期(調整後)比:売上高 +7.2%(調整後比)、営業利益 +7.4% 等
- 予想の前提・根拠
- 豊富な前期末受注残の消化、製造・流通分野の自動化投資継続、生成AI向け半導体やxEV関連投資、空港向け設備需要を前提。
- 為替想定:対米ドル 148円
- 注:業績予想は米国の関税政策の影響を織り込んだ数値との注記あり。
- 中長期計画
- 長期ビジョン(Driving Innovative Impact 2030)に沿って技術投資・事業拡大を継続。資料では進捗と中期の戦略的取り組み(環境・サステナビリティ関連の開示等)を強調。
- マクロ経済の影響
- 為替(特に円ドルレート)や米国の通商政策・関税は受注や利益に影響するリスク要因として明示。
- 世界的な半導体投資サイクルや自動化投資の継続が業績見通しに影響。
配当と株主還元
- 配当方針(資料要旨)
- 2025/12期 中間配当:期初予定から2円増配 → 中間配当 34円(1株当たり)
- 2025/12期 期末配当:期初予定から2円増配 → 期末配当 34円(予定)
- 年間配当(予定):68円(中間34円+期末34円)
- 自己株式取得・総還元
- 資料中では総還元性向と自己株式取得額の例示あり:
- 総還元性向 76.7%(自己株式取得 200億円 の場合)
- 総還元性向 53.1%(自己株式取得 100億円 の場合)
- どのスキームが最終適用かは資料の文脈に依存(資料は配当増額と自己株買いによる還元強化を示唆)。
- 配当実績(比較)
- 2024/12期(実績)中間:23円、期末:32円、年間:55円(資料の棒グラフによる)
- 2025/12期(予定)年間:68円(中間34円、期末34円)
製品・サービス
- 主要製品・分野(資料に基づく)
- マテリアルハンドリングシステム(工場・物流倉庫向け搬送・自動化設備)
- 半導体生産ライン向け搬送・クリーンルーム機器(先端・レガシー双方)
- 空港向けシステム(手荷物搬送等)
- サービス(保守・運用・リニューアル等) — サービス売上の比率は高めで収益性向上に寄与
- Clean Factomation ブランド(半導体向けクリーンファクトリーソリューション)
- 新製品・新規事業
- 資料では生成AI向け先端半導体関連需要への取り組みやClean Factomationの受注増を強調(具体的な新製品名の記載は限定的)
- 協業・提携
- 資料内に特定の協業・提携の詳細記載は限定的(–)
ESG・サステナビリティ関連(トピックス)
- 統合報告書・サステナビリティ報告
- 「ダイフクレポート2025」「サステナビリティ報告2025」を発行(2025年7月)。長期ビジョンや環境・ESGの取り組みを開示。
- TNFD開示
- 2025年6月にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく情報開示を実施。自然資本への影響・依存とリスク・機会の評価を行った旨。
- ESGレーティング(資料記載の主な評価)
- MSCI:AA(2025)
- FTSE:4.0(2025)
- Sustainalytics:23.4(Medium Risk、2025)
- CDP(気候変動):A(2025)、水セキュリティ A-(2025)等
重要な注記
- 会計方針・表示関連
- 決算期変更(2024年より3月→12月)に伴う比較期間の調整あり。2024/12期の数値は国内の一部期間を加算した“調整後”値での比較が示されている(資料1ページ参照)。
- 受注高の取扱い変更:2025/12期より「前期末受注残高に対する為替変動の影響額」を当期受注高に含めない(過去は含めていた期がある)。
- リスク要因(資料末尾の記載)
- マクロ要因(消費動向・景気)、為替、法令規制、サプライチェーン、災害・戦争・疾病等が業績に影響する旨の一般的注意事項あり。
- 今後のイベント・重要告知
- ダイフクレポート2025、サステナビリティ報告2025の公開(2025年7月)
- 米国新工場竣工予定(2025年10月)による生産能力増強
- 通商政策(米国関税)対応状況と説明(資料内に詳細説明)
以上(資料の抜粋に基づく要点整理)。不明点・追加で見たい数値(例:セグメント別利益率、地域別受注残の詳細、代表者情報など)があればお知らせください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6383 |
企業名 | ダイフク |
URL | https://www.daifuku.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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