2025年３月期 決算説明資料
決算説明（要約） — 長谷工コーポレーション（2025年3月期）
以下は、提供いただいた資料（決算説明資料 2025年5月14日）に基づき、投資助言に該当しない範囲で整理した要点まとめです。不明項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名：長谷工コーポレーション（HASEKO Corporation）
- 主要事業分野：建設事業（戸建・分譲・賃貸・非住宅等）、マンション分譲、不動産売買・開発、管理運営（分譲マンション管理・賃貸管理等）、リフォーム、海外関連事業 等
- 説明会情報
- 開催日時：2025年5月14日（資料日付）
- 説明者
- 発言概要：決算実績、来期見通し、中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」の開始（2025年4月1日～）と株主還元強化（自己株式取得等）について説明
- 報告期間
- 対象会計期間：2025年3月期（2024年4月1日～2025年3月31日）
- セグメント（資料上の主要区分）
- 建設事業：完成工事高（施工・受託等）
- 設計監理事業：設計・監理関連収入
- 不動産事業：不動産売上（分譲マンション、収益不動産等の売却）
- 管理運営事業：分譲マンション管理、賃貸管理、サブリース、PM受託 等
- その他事業：リフォーム、再販、海外関連事業等
業績サマリー
- 主要指標（連結、単位：億円／円）
- 売上高：11,774（前期比 +829、+7.6%）＝過去最高を更新
- 営業利益：847（前期比 −10、−1.2%）
- 経常利益：834（前期比 +1、+0.1%）
- 親会社株主に帰属する当期純利益：345（前期比 −216、−38.5%）
- 1株当たり純利益（EPS）：126.20円（前期比 −79.25、−38.6%）
- ROE：6.6%（前期比 −5.0pt、特別損失の影響）
- 来期（2026/3期）見通し（連結）
- 売上高：12,300（前期比 +4.5%）
- 営業利益：920（営業利益率 7.5%）
- 経常利益：850（前期比 +1.9%）
- 親会社株主に帰属する当期純利益：550（前期比 +59.7%）
- EPS（予想）：201.65円
- 受注高（単体予想）：6,200億円（3期連続過去最高見込み）
- 予想ROE：10.2%
- 配当・株主還元
- 25/3期（実績）：年間配当 85円（期初予想通り）、配当性向 67.4%
- 26/3期（予想）：年間配当 90円（+5円）、配当性向 44.6%（見込み）
- 自己株式取得：本日付で取得発表（目的：資本効率向上・株主還元拡充）
- 取得期間：2025/5/29～2026/3/31
- 取得総数（上限）：12.5百万株（発行済株式総数に対する割合 4.6%）
- 取得総額（上限）：200億円
- 取得方法：東証における市場買付
- 取得株式の相当数は消却予定
- 26/3期の総還元性向は約80％見込み（本件含む）
- 進捗状況（中期計画に対する）
- 2025年4月開始の中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」を開始。資本効率・株主還元を重視する方針を掲げ、配当方針・自己株式取得等を反映。
セグメント別状況・主要数値
- 建設（完成工事）
- 完成工事高（連結）：5,991（前期比 +523、+9.6%）
- 完成工事総利益：746（前期比 −5、−0.7%）→ 単体では施工量増の一方、物価上昇等で利益率低下
- 単体受注高（建設事業ベース）：5,705→受注全体の拡大（民間分譲マンションが主因）
- 不動産（売上）
- 不動産売上高（連結）：4,487（前期比 +244、+5.8%）
- 不動産売上総利益：607（前期比 +59、+10.8%）
- 25/3期は単体取引が減少したが、子会社での収益不動産売却増により増収増益
- 26/3期予想は、子会社の収益不動産売却反動減がある一方、単体の受注用地売却や子会社の分譲戸数増で増収増益見込み
- 設計監理・賃貸管理
- 設計監理売上高：143（+25、+21.0%）、売上総利益 72（+11）
- 賃貸管理収入：941（+20、+2.2%）、賃貸管理総利益 207（−7）
- 単体受注高（内訳・特徴）
- 単体受注高：5,866（前期比 +497、+9.3%）＝過去最高更新
- 民間分譲マンション：5,337（+1,017、+23.5%）が主因
- 規模別：大型化（400戸以上割合増）
- 地域：首都圏中心（約79%の受注割合）
- 特命受注比率：来期は約90%見込み（安定受注の比率増）
- 子会社受注（例）：長谷工リフォーム 471（+49）、不二建設 408（−38）
- 注記：大規模修繕工事に関して公正取引委員会の立入検査を受けており、受注への影響は不透明（現時点未定）
業績の背景分析
- ハイライト・トピックス
- 売上高は完成工事高と不動産売上高の増加により過去最高を更新（1兆1,774億円）
- 営業利益は売上総利益の増加を受けつつも一般管理費増で微減（847億円）
- 第3四半期決算での特別損失計上の影響により当期純利益が減少、ROEが低下
- 単体受注は民間分譲マンションの増加で過去最高
- 増減要因（資料からの整理）
- 売上増：完成工事（施工量増）、不動産売上（子会社の収益不動産売却増等）
- 利益減（営業ベース）：完成工事利益率低下（物価・労務費上昇の影響）、一般管理費（人件費等）増加
- 経常利益増減：金融収支改善（▲37→▲16）や非連結子会社からの配当増等で補完
- 当期純利益大幅減：特別損失の計上が主因
- 競争環境・優位性
- 受注規模と設計施工比率の高さ（設計施工比率は高水準を維持）や、分譲・管理一気通貫の事業ポートフォリオが特徴
- 首都圏での強い供給・施工シェア、大型物件（タワー含む）の受注増が確認される
- ただし、大規模修繕に関する公取委調査など競争・規制リスクは存在
- リスク要因（資料明示および推察）
- 物価・労務費の上昇とそれに伴う利益率圧迫
- 公正取引委員会の立入検査（大規模修繕受注への影響）
- 為替や海外投資のリスク（海外展開を拡大中）、金利上昇・借入環境の変化
- サプライチェーン・資材調達の変動等
戦略と施策
- 現在の戦略（中期経営計画）
- 中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」（2026/3期～2031/3期）を開始（2025/4/1～）
- 重点：資本効率向上、株主還元の強化（総還元性向等）、成長分野への投資（中古マンションリノベーション、海外投資等）
- 配当方針：6期合計の親会社株主に帰属する当期純利益に対して総還元性向50％程度、安定配当・累進配当、必要に応じ自己株式取得
- 進行中の施策
- 自己株式取得（200億円上限、12.5百株上限、取得期間2025/5/29～2026/3/31、取得株は相当数消却予定）
- 物価・労務費上昇分の価格転嫁を進めることで受注高・利益改善を図る（26/3期は工事利益率の下期からの改善を見込む）
- 海外投資・収益不動産の取得・売却実行（米国ハワイ、米国本土の区分を新設）
- 中古マンションリノベーション分野の集約・強化（新たに集計区分を設置）
- セグメント別施策と進捗
- 建設：設計施工比率維持・大型物件受注の確保
- 不動産：収益物件の売却・分譲戸数の増加で売上増を目指す
- 管理運営：管理戸数拡大（分譲マンション管理戸数増加中）
- サービス領域（リフォーム等）：受注拡大（長谷工リフォームの受注増）
将来予測と見通し
- 業績予想（連結：26/3期予想、単位：億円）
- 売上高：12,300（+4.5%）
- 営業利益：920（+8.6%）
- 経常利益：850（+1.9%）
- 当期純利益：550（+59.7%）
- 根拠：不動産売上高の増加、完成工事総利益率の改善（下期からの工事利益率改善を想定）、受注高の増加（単体受注6,200予想）
- 中長期計画の進捗・達成可能性
- 中期計画で資本効率向上・株主還元の強化を明示。自己株取得等により短期的にROE改善を目指す
- 主要前提は受注環境の維持、価格転嫁の進捗、海外投資の成果（不確実性あり）
- マクロ影響
- 物価・資材・労務コスト、金利動向、為替（海外投資）、不動産市況が業績へ影響を及ぼす可能性
配当と株主還元
- 配当方針（資料より）
- 中期（HASEKO Evolution Plan）：6期合計の親会社株主に帰属する当期純利益に対し総還元性向50％程度、安定配当継続・累進配当、必要に応じ自己株取得
- 配当実績・予定
- 21/3期～25/3期の1株当たり年間配当：70→70→80→80→85円（25/3期実績 85円）
- 26/3期（予想）：年間90円（中間45円／期末45円）
- 特別配当：なしの記載（–）
- 自己株式取得（株主還元の一環）：取得上限200億円（12.5百万株）、相当数は消却予定
製品・サービス（主要）
- 主要製品／事業
- 分譲マンション（販売・施工・管理）
- 大規模修繕・リフォーム（長谷工リフォーム）
- 賃貸・社宅管理、PM受託、サブリース
- 収益不動産の開発・売却および再販事業（中古マンションリノベーション再販）
- 海外関連（HASEKO America 等）
- サービス提供エリア・顧客層
- 主に首都圏中心（首都圏での受注・管理戸数が多数）
- 顧客はデベロッパー（受託）、個人分譲購買層、投資家 等
- 協業・提携
- 主要受注物件は大手デベロッパー（大和ハウス、野村不動産、JR系、不動産開発会社 等）との共同事業・受託が多数
- 子会社群（不二建設、長谷工不動産、長谷工アネシス等）を通じた連携で事業展開
重要な注記
- 会計方針・表示上の変更
- 新中期経営計画に合わせ、当期（25/3末）から不動産関連の集計区分を追加・変更（例：リノベーション区分の新設、賃貸不動産の再分類、海外投資（米国本土等）区分の新設）
- 特記事項・リスク
- 第3四半期で特別損失計上（当期純利益に影響）
- 公正取引委員会の立入検査（大規模修繕工事に関する疑義）により受注への影響が不透明（資料注記）
- その他重要な告知
- 中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」の公表（資料にURL記載）
- 自己株式取得の発表（200億円上限、取得は市場買付、相当数消却予定）
ESG・その他
- 健康経営優良法人2025（ホワイト500）に認定（4年連続／7回目）
- ESGインデックス組入れや外部イニシアティブへの参画を明示
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1808 |
| 企業名 | 長谷工コーポレーション |
| URL | http://www.haseko.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。