2025年3月期決算説明資料

決算説明(資料)まとめ — 守谷輸送機工業株式会社(6226)

(資料:2025年3月期 決算説明資料、作成:2025年5月)

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:守谷輸送機工業株式会社
    • 主要事業分野:荷物用エレベーターを主力としたエレベーターの設計・開発・製造・据付・保守・修理(船舶用エレベーター含む)。フロー(製造・販売)とストック(保守・修理)を一貫提供するビジネスモデル。
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年5月(資料作成月。開催の正確な日時は資料上不明)
  • 説明者(発表者)
    • 発言概要:資料全体の解説を通じ、2025/3期の決算ハイライト(増収増益、保守・修理売上急伸、製造販売は工事遅延で着工台数減少等)と、2026/3期見通し、中期経営計画(MRP1)の進捗・施策を説明。
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年3月期(2024/4〜2025/3)
    • 決算説明資料作成:2025年5月
    • 配当支払開始予定日:–(配当方針・金額は資料に記載)
  • セグメント(事業区分)
    • 製造・販売:荷物用・乗用・人荷用等の新設、入替、船舶用エレベーターの製造・販売(売上構成比 53.7%/2025年3月期)
    • 保守・修理:自社製エレベーターを対象とした保守・点検・修理(売上構成比 46.3%/2025年3月期)
    • (注)資料では「エレベーター製造・販売」「保守・修理」を主要セグメントとしている。船舶用は製造販売内で区分。
業績サマリー(2025年3月期 実績)
  • 主要指標(百万円、前年→2025/3実績)
    • 売上高:17,527 → 19,435(+10.9%、実績)
    • 製造・販売:10,270 → 10,440(構成比 53.7%)
    • 保守・修理:7,256 → 8,994(構成比 46.3%)
    • 営業利益:2,593 → 4,092(+57.8%)
    • 営業利益率:14.8% → 21.1%
    • 経常利益:2,629 → 4,198(+59.7%)
    • 当期純利益:1,718 → 2,840(+65.3%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):162.13円(2025/3期 実績)
  • 進捗状況(中期計画・年度目標に対する達成)
    • 従来想定(2024/11/6)との比較:売上は若干未達(▲184百万円)だが、営業利益は従来想定を上回る(+442百万円)。理由は利益率改善や売上構成の変化。
    • 中期経営計画(MRP1:目標 2027/3期 売上 250億円、営業利益 45億円など)に対しては、2025/3期は「成長トレンドにある」と位置付けられている。生産能力強化や保守拠点拡充等の施策を実行中であり、計画に向けた進捗は資料中で段階的に報告。
  • セグメント別状況(主な数値)
    • 製造・販売(2025/3期):売上 10,440百万円(+1.7% YoY)
    • 新設エレベーター販売台数:392台(前年比▲9.7%)
    • 着工台数:386台(前年比▲9.6%)
    • 単価は中・高価格帯へシフト(単純平均単価が初めて2,000万円台を突破)
    • 保守・修理(2025/3期):売上 8,994百万円(+23.9% YoY)
    • 保守台数:7,445台(+4.6% YoY)
    • 保守売上の全社比率:46.3%(2025/3期)
    • 受注高(船舶用除く、新規受注):13,434百万円(+34.6% YoY) → 受注残高は増加(エレベーター受注残高 16,384百万円/2025/3期)
業績の背景分析
  • 業績概要・トピックス
    • 2025/3期は増収増益、売上・利益とも過去最高を更新。特に保守・修理が急伸し、利益改善に寄与。
    • 製造・販売は着工の遅延で販売台数は減少したが、単価上昇(中・高価格帯シフト)で売上はカバー。
  • 増減要因(構造的要因)
    • 増益要因
    • 原価率の改善(価格転嫁の浸透)
    • 保守・修理案件の積極的取り込み(修理需要増) → ストック収入の拡大
    • 製品ミックスの改善(中・高価格帯の受注比率上昇)
    • 減益/リスク要因
    • 建設工事全般の遅れ(着工遅延による期ズレで売上に影響)
    • コスト上昇(人件費、外注労務単価、運搬費など)
    • 為替の影響(資料では142円→152円などの為替変動を注記)
  • 競争環境・優位性
    • 当社は大型荷物用(オーダーメイド)分野に強み。大手乗用エレベーターメーカーが標準品を主力とするのに対し、当社は積載量の大きいオーダーメイド製品で差別化。
    • 保守・修理の全国サービス網(24時間365日コールセンター、全国拠点)と技術力は参入障壁。荷物用保守市場における同社推定シェアは約15%(2024実績)、過去10年でシェア上昇の傾向。
  • 主な外部リスク
    • 建設着工・工事進捗の遅延(売上期ズレ)
    • 原材料・外注費・運搬費の上昇
    • 為替変動(営業利益感応度:1円の円高で約0.1億円の影響と試算)
    • サプライチェーンや規制変化等(資料内一般的な注記あり)
戦略と施策(中期経営計画:MRP1 の進捗)
  • 現在の戦略(MRP1の主要方針)
    • EV(エレベーター)販売台数の拡大と保守台数の積上げ加速
    • 部品製造・保守の内製化による競争力強化
    • 新市場への参入準備(周辺分野/横展開の検討)
  • 進行中の施策(進捗)
    • 生産能力強化
    • 鳥浜製品管理センター:2023年8月稼働(実施済)
    • 宇都宮工場の増改築:2024年10月稼働(実施済、投資額:約2億円)
    • (仮称)芳賀工場(焼付塗装):建設用地取得、稼働予定 2026年5月、投資予定額:約6億円
    • 保守・サービス体制の強化
    • サービス拠点拡充(大阪 北摂事務所開設、2025/4 名古屋 東海事務所開設済)
    • 保守内製化を促進(大都市圏中心に自社保守化、4拠点→7拠点へ拡充予定)
    • 24時間365日対応のサービスセンター運営
    • 組織改編(リニューアル需要対応)
    • 2025年4月1日付でリニューアル営業部・リニューアル設計部・リニューアル工事部を新設(入替・修理・リニューアル需要の獲得強化)
    • 内製化(製造プロセス)
    • 本社工場に焼付塗装設備導入(実施済)
    • 芳賀工場での焼付塗装内製化(計画)
    • 人員拡充
    • 据付班を増班(47班→53班増班完了、目標56班)/営業要員の増強(大都市圏で採用継続)
  • セグメント別施策(主なポイント)
    • 製造・販売:生産能力増強、焼付塗装内製化、自社規格導入による差別化・安定供給強化
    • 保守・修理:保守台数拡大、計画修理提案、リニューアル受注(入替)獲得のための営業体制強化
    • 新市場・横展開:船舶用拡販、小型荷物用への展開、物流センターDX候補(在庫管理、OCR/RPA等)の検討(本格参入は次期中計MRP2想定)
将来予測と見通し
  • 2026年3月期(次期)業績予想(百万円)
    • 売上高:22,700(+16.8% YoY、対前期差 +3,264)
    • 営業利益:4,250(+3.8% YoY、営業利益率 18.7%)
    • 経常利益:4,330(+3.1%)
    • 当期純利益:2,920(+2.8%)
    • 前提主要数値:新設EV販売台数 431台(+39台)、着工台数 461台(+75台)、保守台数 7,710台(+265台)、為替想定 150円/USD
  • 中長期計画(MRP1)と進捗可能性
    • 2027年目標(資料):売上 250億円、営業利益 45億円、着工台数 620台/年 等。
    • 2025/3実績は利益面で強く、受注/受注残高も拡大していることから、中期目標達成に向けた基盤整備(生産能力/保守基盤)は進捗中と位置づけられる。ただし建設工事の着工遅延やコスト上昇の影響は引き続き留意。
  • マクロ要因の影響
    • 為替:営業利益の為替感応度は1円の円高で約0.1億円のプラス影響(資料の試算)。
    • 金利・景気・建設投資動向:倉庫・物流施設投資やEC市場動向が需要に影響。工事費高騰・建設遅延が短期の着工実績に影響。
配当と株主還元
  • 配当方針:中期的に配当性向25%を意識。株主還元は重視しつつ、成長投資(工場、新規投資)にも資金配分。
  • 配当実績(1株当たり)
    • 2025年3月期(修正):年間 38円(期末を従来計画23円→28円に積増し)→ 配当性向 23.4%
    • 2026年3月期(予想):中間 18円、期末 24円、年間 42円(配当性向 25.3% 予想)
  • 特別配当:特別配当の記載はなし。
製品やサービス
  • 主要製品
    • 荷物用エレベーター(主力):物流倉庫、冷蔵倉庫、大型・超幅広、劇場ホール等のオーダーメイド設計。耐久性・堅牢性・結露対策等が特徴。
    • 船舶用エレベーター:耐振動・耐衝撃・防錆・防沫性能が必要。一般に保守契約は行わないことが多い。
    • 小型荷物用などの製品拡大も検討中(特許取得や海外市場調査あり)。
  • サービス
    • 保守・修理(ストックビジネス):フルメンテナンス契約(部品交換等を契約内で対応)とPOG(点検)契約。全国にサービス拠点を展開、365日24時間対応のコールセンターあり。
    • 保守台数は7,445台(2025/3期)。保守売上は急拡大中(2025/3期 8,994百万円)。
  • 協業・提携
    • 過去に技術譲受(例:シンドラー関連の船舶用技術譲受は2002年記載)。資料では新たな外部提携の具体情報は限定的。海外(韓国等)参入検討の記載あり。
重要な注記
  • 会計方針の変更:資料中に目立った会計方針の変更記載はない(ただし過去の基準変更注記あり:2021/3期までは完成基準、2022/3期から進行基準など)。詳細は有価証券報告書等で確認が必要。
  • ガバナンス関連:2026年3月期より「監査等委員会設置会社」へ移行予定(2025年6月開催予定の定時株主総会で承認が前提)。目的はコーポレートガバナンス強化と意思決定の迅速化。
  • リスク要因:資料末尾の「ご留意事項」にある通り、将来予想には不確実性があり、様々なリスク要因で実際の業績が異なる可能性がある旨を明記。
  • その他重要イベント・告知
    • 組織改編(リニューアル部門新設):2025年4月1日付でリニューアル営業部等を新設(入替・修理の取り組み強化)。
    • 工場・拠点:鳥浜製品管理センター稼働(2023/8)、宇都宮工場増改築稼働(2024/10)、芳賀工場(焼付塗装)建設予定(稼働:2026年5月予定)。
    • 連絡先(資料記載):守谷輸送機工業株式会社 経営企画室 仲泊 soumu-ir@moriya-elevator.co.jp

以上が、提供資料(2025年3月期 決算説明資料)に基づく要点の整理です。
不明点や、特定の指標(例:詳細なキャッシュフローの内訳、個別プロジェクトの投資額詳細など)が必要であれば、該当ページを指定いただければ追加で抽出・整理します。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6226
企業名 守谷輸送機工業
URL https://moriya-elevator.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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