1. 企業情報
企業名: アクモス株式会社
概要: アクモス株式会社は、日本のITソリューションを提供する企業です。主にセキュリティサービス、ITインフラ、ITサービスを提供しており、特に消防防災ソリューションや金融・医療系システムに強みを持っています。
事業内容:
– ITソリューション：セキュリティサービス、ITインフラ、ITサービス
– 重点分野：消防防災ソリューション、金融・医療系システム開発
設立年月日: 1991年8月23日
住所: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル
代表者名: 清川 明宏
従業員数: 443人
平均年齢: 36.4歳
平均年収: 4,910千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
– 消防防災ソリューションの強み
– 金融・医療系システムの豊富な実績
課題:
– 人材採用・育成に伴うコスト増加
– 受注状況による利益変動リスク
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
– M&Aによる事業強化
– 消防防災ソリューション、金融・医療系システムの重点分野強化
中期経営計画:
– 2028年6月期までに売上高10,000百万円、営業利益1,000百万円、純利益640百万円を目指す
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
– ITソリューションの提供による収益
– サービスの継続的なアップデートと新規サービスの開発による収益増加
市場ニーズへの適応力:
– デジタル人材不足への対応
– 官公庁・自治体向け、医療分野の維持管理案件への対応
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
– 消防防災ソリューションの開発継続
– 金融・医療系システムの最新技術への対応
主力製品:
– 消防防災ソリューション
– 金融・医療系システム
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 45.23円
BPS（実績）: 338.08円
PER（会社予想）: 12.27倍
PBR（実績）: 1.64倍
現在の株価との比較: 現在の株価555円は、PERに基づく評価では割安と見なせる。
7. テクニカル分析
株価推移:
– 直近10日間の株価は553円〜559円の範囲で推移
– 50日移動平均線：557.36円、200日移動平均線：539.84円
高値圏か安値圏か: 現在の株価は50日移動平均線を上回っており、高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上高: 6,421百万円（前期比+3.1%）
営業利益: 584百万円（前期比-11.6%）
経常利益: 585百万円（前期比-11.4%）
ROE（実績）: 11.83%
ROA（実績）: 6.86%
自己資本比率（実績）: 62.5%
過去数年分の傾向: 売上高は増加傾向、利益は減少傾向
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 4.50%
配当性向（連結）: 64.2%
自社株買い: なし
主な株主: コンセーユ・ティ・アイ（24.18%）、光通信（7.06%）など
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向: 直近10日間で安定した水準で推移
株価への影響を与える要因: 人材採用・育成コスト、受注状況、M&Aの進捗状況など
11. 総評
各分析結果のまとめ:
– アクモス株式会社はITソリューションの主要企業であり、特に消防防災ソリューションと金融・医療系システムに強みを持つ。
– 中期経営計画を2028年6月期まで延長し、売上高、営業利益、純利益の目標を設定している。
– 技術革新と主力製品により事業モデルの持続可能性は高い。
– 株価は高値圏に位置し、PERに基づく評価では割安と見なせる。
– 財務面では自己資本比率が高いことが強みである。
– 株主還元は積極的で、配当性向も高水準である。
全体的な見解:
アクモス株式会社は、ITソリューション市場で競争力のある企業であり、特に消防防災ソリューションと金融・医療系システムに強みを持つ。中期経営計画の目標設定や技術革新により、事業の持続可能性は高い。株価の評価は割安であり、財務面でも健全性は高い。投資判断においても、中長期的な成長性と安定した配当性向を考慮すると、魅力的な投資対象と見なせる。
企業情報
| 銘柄コード | 6888 |
| 企業名 | アクモス |
| URL | http://www.acmos.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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