決算短信：阿波製紙（3896）

2025年３月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

阿波製紙株式会社（コード：3896） 2025年3月期 決算短信 要約

以下は、提供された決算短信（2025年5月13日公表、連結、2024年4月1日～2025年3月31日）をもとに整理した要点です。

1. 基本情報

• 企業名：阿波製紙株式会社
• 上場取引所：東証（東）
• URL： https://www.awapaper.co.jp
• 代表者：代表取締役社長 三木 康弘
• 問合せ先：取締役上席執行役員 CFO 岡澤 智 / TEL 088-631-8101
• 決算短信提出日：2025年5月13日
• 有価証券報告書提出予定日：2025年6月25日
• 定時株主総会開催予定日：2025年6月26日
• 決算説明会：決算補足資料作成あり、決算説明会は「無」
• 決算区分：日本基準（連結）

発行済株式など
– 期末発行済株式数（普通株、自己株式含む）：10,172,676株
– 期末自己株式数：193,933株
– 期中平均株式数：9,978,743株
– 時価総額：–（資料に記載なし）

2. 事業セグメント（同社の定義）

• 当社グループは「機能紙・不織布の製造・販売」を単一セグメントとしているため、セグメント別の財務表記は省略。
• 実務上の品目分類（販売品目別売上高）
  • 自動車関連資材（エンジン用濾材、クラッチ摩擦材原紙、鉛蓄電池用セパレータ 等）：8,737 百万円（前年比 105.9%）
  • 水処理関連資材（分離膜支持体用不織布、MBR関連 等）：7,108 百万円（前年比 107.6%）
  • 一般産業用資材（食品用包材、電気・電子部品用機能紙 等）：1,278 百万円（前年比 101.7%）
  • 合計：17,124 百万円（前年同期比 6.3%増）

セグメント戦略（記載内容）
– 第4次中期経営計画「Awa Breakthrough Plan 2025」の最終年度として、新工場の安定稼働による供給体制強化、重点市場での営業強化、生産性向上・コスト構造見直し・販売価格の適正化を実施。
– 水処理はアジア・中東を中心に需要拡大を見込み、海外（北米等）や円安の追い風も注記。
– 新工場建設に伴う補助金収益の計上見込みを記載。

3. 連結業績ハイライト（2025年3月期：連結）

（単位：百万円、増減は前年同期比）
– 売上高：17,124（+6.3%）
– 営業利益：432（+21.9%）
– 経常利益：279（+8.5%）
– 親会社株主に帰属する当期純利益：35（△31.6%）
– 包括利益：726 百万円（+54.1%）
– 1株当たり当期純利益：3.59円
– 1株当たり純資産：533.25円
– 売上高営業利益率（営業利益率）：約2.5%

備考（損益の内訳・要点）
– 営業外費用（支払利息等）や投資事業組合の運用損、為替差損等の影響あり。
– 非支配株主帰属利益が大きく（248 百万円）なっている点が特徴的で、親会社株主帰属の当期純利益は小幅。
– 特別損失に固定資産除却損・減損処理等を計上（合計 49,722 千円）。

連結業績予想（2026年3月期）
– 売上高：19,400（+13.3%）
– 営業利益：280（△35.2%）
– 経常利益：90（△67.8%）
– 親会社株主に帰属する当期純利益：700（大幅増）
– 1株当たり当期純利益：70.15円

（注：第2四半期等の開示は経済状況により未定で、通期のみ開示）

4. 連結貸借対照表（主要数値）

（2025年3月31日、単位：百万円）
– 総資産：27,188（前期 21,246）
– 純資産：7,583（前期 6,883）
– 自己資本（参考）：5,321 百万円（注：連結ベースの自己資本）
– 自己資本比率：19.6%（前期 23.9%）
– 現金及び現金同等物：739（前期 885）

固定資産関連
– 有形固定資産合計：17,046（前期 12,645） — 新工場建設等により大幅増（建設仮勘定の取り崩し・振替等含む）

負債
– 負債合計：19,605（前期 14,362）
– 長期借入金：9,074（前期 2,852） — 長期借入金の増加（約7,300百万円の長期借入収入として記載）

5. キャッシュ・フロー（連結）

（2025年3月期、単位：百万円）
– 営業活動によるCF：160（前年 792） — 営業CFは減少（主に未収消費税等の増加など）
– 投資活動によるCF：△5,179（前年 △3,774） — 有形固定資産の取得（新工場）による支出が中心（約5,076百万円）
– 財務活動によるCF：4,823（前年 3,511） — 長期借入れ（7,300百万円）等による収入増
– 期末現金残高：739百万円

キャッシュフロー関連指標（資料記載）
– キャッシュ・フロー対有利子負債比率：7,841.3%（資料記載の数値）
– インタレスト・カバレッジ・レシオ（キャッシュフロー／利払い）：1.6

（注）有利子負債の増加、設備投資による投資CF増加が特徴。

6. 収益性・効率性・財務安全性（注記ベース）

• 売上高営業利益率：約 2.5%
• 総資産に対する経常利益率（資料記載）：約 1.2%
• 自己資本当期純利益率（資料記載／ROE的指標）：約 0.7%
• 自己資本比率：19.6%（前年 23.9%）→低下（固定資産・借入の増加が影響）
• 長期借入金が大幅増加（新工場関連の資金調達）により負債比率は上昇。利息負担・返済スケジュールの確認が必要。

効率性の注記
– 新工場の稼働に向けた設備投資増で総資産増加、短期的には減価償却・固定費負担や金利費用が収益性に影響する可能性あり。

7. 配当

• 2025年3月期（当期）：中間配当 0.00円、期末配当 0.00円（年間無配）
• 2024年3月期：中間 2.00円、期末 0.00円（合計 2.00円）
• 2026年3月期（予想）：現時点で未定（配当基準日は第2四半期末・期末だが、次期の配当予想は未定）

（会社方針）配当は業績・配当性向等を勘案して実施するが、当期は内部留保を優先し無配とした。次期は未定。

8. 会計方針・重要な注記

• 決算短信は監査対象外（公認会計士等の監査対象外）。
• 会計方針の変更等：
  • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」（2022年改正）を適用（期首から）。連結財務諸表への影響は無いと記載。
  • 有形固定資産の減価償却方法を期首から定率法→定額法へ変更。これにより当該会計年度の営業利益・経常利益・税金等調整前当期純利益が合計で約76,096千円増加。
  • 会計上の見積りの変更あり（詳細は添付資料参照）。
• セグメント情報：単一セグメント（機能紙・不織布）として取り扱い。
• 重要な後発事象：該当事項なし。

9. 中長期計画との整合性

• 中計：「Awa Breakthrough Plan 2025」最終年度。新工場稼働による供給能力強化が主目的。
• 当期の投資（新工場建設）は中計に沿った施策であり、固定資産増加・借入増は中計遂行のための設備投資が主要要因。
• 会社は新工場の安定稼働による販売拡大・生産性向上・コスト改善を掲げている。補助金収益の計上も想定。

10. 市場動向・競合（短信に基づく記載）

• 市場動向（短信の記述より）
  • 世界経済は回復基調だが不確実性（需要鈍化、金融引き締め、米国の関税政策等）が存在。
  • 自動車関連：インフレの影響はあるが底堅い需要。北米向けは好調だが中国・一部アジアで販売不振の記載あり。
  • 水処理関連：海水淡水化・工業用プロセス水・廃水処理分野で需要拡大。アジア・中東を中心に期待。
• 競合他社との比較：決算短信内に同業他社との具体比較は記載なし（当該項目は「–」）。

（注意）競合企業名やランキング等の記載は短信に含まれていません。

11. リスク要因（短信に明示のもの、及び注目点）

• 為替変動（円安・円高の影響）、米国の関税政策、地政学リスク。
• 原材料価格の上昇や調達環境の変動（販売価格改定対応等を実施）。
• 大型設備投資に伴う借入金増加（利払・返済負担）、新工場の立ち上げリスク（稼働遅延・想定以上の費用等）。
• 補助金収益の計上見込みに関する不確実性。
• 会計方針変更（減価償却方法等）の影響（注記あり）。

12. 今後の予定（IR）

• 有価証券報告書提出予定日：2025年6月25日
• 定時株主総会：2025年6月26日
• 決算補足説明資料：作成あり（決算説明会は開催なし）
• その他IRイベント（個別開示）：資料内に具体日程記載なし（必要時に公表と記載）

13. 補足（注目ポイントの整理）

• 売上は増加、営業利益も改善。だが親会社株主帰属の当期純利益は減少（非支配株主利益や税金調整等の影響）。
• 新工場建設に伴う有形固定資産の増加と長期借入金の大幅増加が財務構造に影響。自己資本比率は低下（23.9%→19.6%）。
• 投資フェーズ（新工場）から稼働・回収フェーズへ移行する局面であり、次期業績見通しでは売上増を見込む一方で営業益率は低下見込み（投資関連費用・利息等の影響等を想定）。
• 会計上の主な変更（減価償却方法の変更など）により当期利益が増加している点に留意。

重要な留意点：
– 本要約は決算短信の記載内容に基づき整理したものであり、将来予測や投資判断を促すものではありません。より詳細な分析や投資判断には、有価証券報告書・補足資料および市場動向の追加確認を推奨します。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。