2025年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)

決算短信(要約:三菱ケミカルグループ株式会社/2025年3月期 連結)

(出典:提供された決算短信〔IFRS〕)
注意:以下は提供資料に基づく整理であり、投資助言は行いません。不明箇所は「–」としています。

基本情報
  • 企業名:三菱ケミカルグループ株式会社
  • 上場取引所:東(コード 4188)
  • 主要事業分野:化学(スペシャリティ材料、MMA・デリバティブズ、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ)、ファーマ(医薬)、産業ガス 等
  • 代表者名:代表執行役社長 筑本 学
  • URL:https://www.mcgc.com/
  • 問合せ(IR/報道):IR (03)6748-7120、報道関係 (03)6748-7140
報告概要
  • 提出日(決算短信日付):2025年5月13日
  • 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
  • 決算補足説明資料:有、決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
  • 決算短信における注記:連結範囲の重要な変更あり(新規1社、除外2社等)。会計方針の変更は無し(IFRS継続適用)。
セグメント(報告セグメント)
  • スペシャリティマテリアルズ(アドバンストフィルムズ&ポリマーズ、アドバンストソリューションズ、アドバンストコンポジット&シェイプス)
  • MMA&デリバティブズ(MMA、PMMA、コーティング&アディティブス)
  • ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ(マテリアルズ&ポリマーズ、炭素)
  • ファーマ(医薬品:田辺三菱製薬等)
  • 産業ガス(産業ガス事業)
  • その他(エンジニアリング、運送、倉庫 等)
発行済株式
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):1,506,288,107株(2025年3月期末)
  • 期末自己株式数:83,102,073株(2025年3月期末)
  • 期中平均株式数:1,423,070,908株(2025年3月期)
  • 時価総額:–(決算短信に記載なし)
今後の予定(報告内)
  • 定時株主総会予定日:2025年6月25日
  • 配当支払開始予定日:2025年6月4日(期末分)
  • 有価証券報告書提出予定日:2025年6月23日
  • IRイベント:決算補足説明会あり(証券アナリスト・機関投資家向け)
財務指標(要点)

(単位:百万円、特記なき限り連結)
– 売上収益(売上高):4,407,405(+0.5% 前期比)
– コア営業利益(注:営業利益から非経常要因を除いた指標):298,377(+43.4%)
– 営業利益:196,694(△24.9%)
– 税引前利益:150,695(△37.4%)
– 親会社の所有者に帰属する当期利益:45,020(△62.4%)
– 基本的1株当たり当期利益(EPS):31.64円、希薄化後 31.63円
– 資産合計:5,894,619
– 資本合計(連結):2,284,569
– 親会社所有者帰属持分:1,740,570
– 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に相当):29.5%
– キャッシュ・フロー(期中):
– 営業活動によるCF:+552,847
– 投資活動によるCF:△275,434
– 財務活動によるCF:△246,654
– 現金及び現金同等物 期末残高:326,144
– 有利子負債(リース負債含む、会社記載):約2兆1,785億円(=2,178,500百万円)
– ネットD/Eレシオ(会社算定):1.06(前期比0.10低下)
– 短期流動性指標(計算)
– 流動資産合計:2,061,560、流動負債合計:1,500,158 → 流動比率(単純計算)≈137%
– セグメント合計(外部売上高/コア営業利益、当期)
– スペシャリティマテリアルズ:売上 1,081,338、コア営業利益 25,111
– MMA&デリバティブズ:売上 402,119、コア営業利益 35,285
– ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ:売上 972,448、コア営業利益 △15,570(損失)
– ファーマ:売上 460,328、コア営業利益 65,402
– 産業ガス:売上 1,301,105、コア営業利益 186,069
– その他:売上 190,067、コア営業利益 13,437
– セグメント調整(含む全社費用等):△11,357
– セグメント合計(コア営業利益):298,377(連結)
– 設備投資(連結計):339,227(FY2025)/会社予想 FY2026:359,000(単位:百万円の想定表記)

財務の解説(資料からのポイント)
  • 売上はほぼ横ばい(+0.5%)だが、コア営業利益は増加。営業利益・税引前利益・親会社帰属当期利益は減少(非経常損失や金融費用増等の影響を反映)。
  • 当期は事業譲渡・事業撤退、減損や特別退職金等の非経常項目が計上されており、営業利益とコア営業利益の差として表面化している(減損損失等 計△76,590 百万円、特別退職金等)。
  • 流動・固定両面で資産・負債の見直し(子会社売却等)により資産合計は減少、しかし営業CFは増加しフリーCFは改善している。
配当
  • 2025年3月期(実績):中間 16.00円、期末 16.00円、年間合計 32.00円(配当金総額 45,595百万円)
    • 連結配当性向:101.2%(親会社帰属利益ベースでは高水準、理由は当期利益減少に伴う比率増)
  • 2026年3月期(会社予想):中間 16.00円、期末 16.00円、年間 32.00円(予想配当性向 31.4% を想定)
  • 特別配当:当期の決算短信に記載なし(特別配当:なし)
セグメント別情報(概況と戦略)
  • スペシャリティマテリアルズ:売上増、コア営業利益増。半導体・ディスプレイ・バリア包材向けの需要回復、フォトレジスト等の生産能力増強計画(九州・福岡での感光性ポリマー増強、EUV量産開始予定等)。トリアセテート繊維事業を譲渡完了。製品別の市況と為替が影響。
  • MMA&デリバティブズ:売上・コア営業利益増。MMA市況上昇や価格維持の寄与。ただし、米国新プラント計画の検討中止決定(投資実行断念)。
  • ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ:売上減、コア営業利益は損失縮小だが依然マイナス。炭素事業で市況悪化・譲渡影響等。構造改革(コークス炉の縮小等)を実施し2026年3月期からの黒字化を目指す。
  • ファーマ:売上・コア営業利益増。RADICAVA ORS®の伸長や新薬立ち上がりが寄与。ただし、グループは田辺三菱製薬(MTPC)の譲渡(BCJ-94傘下へ)を2025年2月に決議。会社は譲渡完了を前提に2026年通期予想ではファーマ事業を非継続事業扱い。
  • 産業ガス:売上・コア営業利益増。価格マネジメントとコスト削減が貢献。オーストラリア事業拡大(Coregas Group 買収契約締結、KleenheatのLPG事業取得等)や在宅医療関連買収を進めている。
中長期計画との整合性
  • 「KAITEKI Vision 35」および「新中期経営計画 2029」を公表(2024年11月)。事業ポートフォリオ改革を推進(譲渡・撤退・M&A・設備投資による半導体関連需要対応 等)。
  • 田辺三菱製薬の異動(譲渡)は中期計画の一環(ポートフォリオ最適化)。FY2026の業績見通しではファーマを非継続事業として扱う前提で算出。
競合状況や市場動向(資料からの言及)
  • 世界経済は地域により景況がまちまち(米は底堅い、欧州は持ち直し、日本は回復、中国は減速懸念)。これらが需要・価格に影響。
  • セグメント別に半導体・ディスプレイ・電池材料・産業ガスなど成長分野に注力し、競争優位性(生産能力増強、M&A、技術ライセンス等)で対応。
今後の見通し(会社予想:2026年3月期、連結)

(前提:ファーマ事業を非継続事業として計上)
– 通期予想(2025/4/1~2026/3/31、百万円):
– 売上収益:3,740,000(△5.3%)
– コア営業利益:265,000(+15.8%)
– 営業利益:202,000(+43.6%)
– 税引前利益:165,000(+67.7%)
– 親会社所有者に帰属する当期利益:145,000(+222.1%)
– 基本的1株当たり当期利益(EPS予想):101.88円
– 主要前提値(会社想定)
– 為替(円/US$):140.0(FY2026平均想定)
– ナフサ価格(円/KL):65,000(FY2026平均想定)
– 設備投資:359,000(百万円想定)
– 減価償却費:26,900(百万円想定)
– 注:上記業績見通しは前提条件に依存し、実際数値は変動しうる。

リスク要因(資料記載の主な留意点)
  • マクロ要因:米国の通商政策、中国の不動産市場悪化、地政学リスク、金融市場変動 等
  • 市況・原材料:MMAやナフサ等の市況変動、為替変動の影響
  • 事業固有リスク:事業譲渡・M&A・減損・構造改革に伴う実行リスクおよび非経常損失発生の可能性
  • 規制・審査:買収完了は各国の承認(競争法等)取得が前提の案件あり(Coregas、ETH 等)
  • その他:田辺三菱製薬の譲渡は各種承認・株主決議等が必要(譲渡未完了時の会計扱い等)
重要な注記
  • 連結範囲の変更:期中に新規1社、除外2社(PT Mitsubishi Chemical Indonesia、関西熱化学株式会社等)あり。
  • 会計方針の変更:無し(IFRSの任意適用継続)。
  • 特記事項(非経常項目等):当期は複数の減損・投資計画中止関連費用、特別退職金等が計上(合計で大きな非経常影響)。
  • 企業結合:C.P.C. S.r.l.の追加取得等、のれん計上あり(のれん 55,023 百万円 等)。
  • 追加情報:田辺三菱製薬(MTPC)をBCJ-94の傘下に異動する旨決議(2025年2月)。同譲渡は定時株主総会での決議や各種承認が必要。譲渡が完了する前提でFY2026予想はファーマを非継続事業扱いとしている。
  • 重要な後発事象:取締役会決議により自己株式の取得(上限 100,000千株、総額上限 50,000百万円)および取得株式の消却(消却予定日 2026年6月30日)を決定(田辺三菱製薬譲渡に伴う資金活用と株主還元の強化のため)。

以上
(参照:提供された決算短信および補足資料より抜粋・整理)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4188
企業名 三菱ケミカルグループ
URL https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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