1. 企業情報
- 企業名: 株式会社きもと
- 概要: きもとは、フィルムおよび紙製品の製造・販売を主要事業とする企業です。タッチパネル用ハードコートフィルム、デジタルツインサービス、地理情報システム事業など多岐にわたる事業を展開しています。
- 事業内容: 主要事業として高機能材料（フィルム製品）、デジタルツイン（コンサルティングを含む）、その他事業があります。
- 設立年月日: 1961年2月9日
- 住所: 〒511-0411 三重県いなべ市北勢町京ケ野新田450
- 代表者名: 小林 正一
- 従業員数: 428人
- 平均年齢: 46.5歳
- 平均年収: 5,250千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: タッチパネル用ハードコートフィルムにおいて国内首位。デジタルツインサービスのSPLAT TWIN技術を展開。
- 課題: 輸出関連事業において、関税や需要の変動による影響を受けやすい。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 「新しい可能性への挑戦（化学×デジタルの融合）」
- 中期経営計画（2026年3月期〜2028年3月期）: デジタルツイン、新製品・高付加価値製品の拡販、製造効率化など。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: フィルム製品の製造・販売、デジタルツインサービス、地理情報システム事業など。
- 市場ニーズへの適応力: 新技術の導入によるサービスの拡大、市場ニーズの変化に対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: SPLAT TWIN（Gaussian Splatting技術）の展開。
- 主力製品: タッチパネル用ハードコートフィルム、デジタルツインサービス。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 17.74
- BPS（実績）: 418.22
- PER（会社予想）: 14.49
- PBR（実績）: 0.61
- 現在の株価との比較: 株価は257.0円で、BPSと比較するとPERは14.49倍と適正と見なせる。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は安定しており、高値265円、安値254円で推移。
- 高値圏か安値圏か: 50日移動平均248.94円、200日移動平均258.49円を上回っており、高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で11,270百万円（前年比-1.0%）
- 利益率: 営業利益率11.55%、ROE 4.49%
- キャッシュフロー: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。
- 過去数年分の傾向: 売上高は減少傾向、利益率は上昇。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.72%
- 1株配当（会社予想）: 7.00円
- 配当性向: 37.16%
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間の株価は安定しており、上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 業績予想、市場動向、競合他社との比較。
11. 総評
- 全体的な見解: タッチパネル用ハードコートフィルムで首位の企業であり、デジタルツインサービスの展開により事業の多様化を図っている。財務面では高い自己資本比率を維持しているが、売上高は減少傾向にある。
12. 企業スコア
- 成長性: 売上高の減少により、C評価
- 収益性: 利益率が上昇しているため、B評価
- 財務健全性: 自己資本比率が高いため、A評価
総合評価: B
企業情報
| 銘柄コード | 7908 |
| 企業名 | きもと |
| URL | http://www.kimoto.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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