2025年7月期通期決算説明資料

株式会社ベストワンドットコム(証券コード:6577)

2025年7月期 通期 決算説明資料 要約
注意:以下は提供資料(決算説明資料)に基づく整理です。投資助言・価値判断は含みません。不明項目は "–" と表記しています。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:株式会社ベストワンドットコム
    • 主要事業分野:クルーズ旅行予約・販売(「ベストワンクルーズ」等)、旅行テクノロジー、関連投資
    • 代表者名:会長 澤田秀太、社長 野本洋平
    • 本社所在地:東京都新宿区富久町16-6 西倉LKビル2階
    • 子会社:株式会社ファイブスタークルーズ(100%)、株式会社えびす旅館(100%)
  • 説明会情報
  • 説明者(発表者)
    • 明示的な発表者名・役職の指定なし(IR窓口:経営企画部 国門、TEL:03-5312-6247)
    • 発言概要:資料全体として通期業績の報告、減収減益の要因説明、KPI推移、子会社・投資先状況、2026年7月期の業績予想(幅を持つ開示)、借入・配当・株主優待の拡充等を報告
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2024年8月〜2025年7月(2025年7月期)
    • 決算説明資料対象:通期および当第4四半期(5月〜7月)
  • セグメント(資料上の事業区分・概要)
    • マリン(クルーズ)事業(コア):クルーズ企画・販売、チャーター・キャビン買い取り、クルーズ予約サイト「ベストワンクルーズ」
    • 旅行テクノロジー事業:国内旅行OTAの立ち上げ・運営、システム・メディア関連(多言語サイト等)
    • 投資事業:スタートアップ等への出資(個別ベンチャー/ファンド出資)
    • 子会社事業:宿泊運営(えびす旅館)等
業績サマリー(連結:千円)
  • 当第4四半期(2025年5月–7月)
    • 総取扱高:982,112(前年同期比 87.3%/2019比 150.7%)
    • 売上高:977,290(前年同期比 87.8%/2019比 150.0%)
    • 売上総利益:212,391(売上総利益率 21.7%、前年同期比 61.9%)
    • 販管費合計:143,418(内訳:広告宣伝費 39,706、人件費 33,177、その他 70,534)
    • 営業利益:68,972(前年同期比 31.2%)
    • 経常利益:78,259(前年同期比 35.1%)
    • 当期純利益:63,295(前年同期比 29.9%)
  • 通期(2024年8月–2025年7月)
    • 総取扱高:2,569,623(前年同期比 80.4%/2019比 118.2%)
    • 売上高:2,543,844(前年同期比 81.1%/2019比 117.0%)
    • 売上総利益:506,911(売上総利益率 19.9%、前年同期比 69.0%)
    • 販管費合計:477,718(前年同期比 101.4%、内:広告宣伝費 167,321、人件費 136,745、その他 173,651)
    • 営業利益:29,192(前年同期比 11.1%)
    • 経常利益:27,881(前年同期比 10.0%)
    • 当期純利益:9,518(前年同期比 3.8%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
  • 進捗状況(中期経営計画等に対する達成率)
  • セグメント別状況(資料の記載に基づく整理)
    • クルーズ事業:総取扱高・売上高の主力。チャーター/キャビン買い取りが収益変動の主要因。通期で売上・利益が前年を下回る要因は主にチャーター・買い取り分の販売不振。
    • 旅行テクノロジー(国内OTA含む):サイトユーザー/セッション/問い合わせのKPIで拡大を目指す(5サイト立ち上げ等)。現状は投資・育成フェーズ。
    • 子会社(えびす旅館等):えびす旅館は好調(売上119.2%・稼働率85.5%・ADR約10%上昇)。ファイブスタークルーズ等は立て直し中で詳細は開示省略。
業績の背景分析
  • 業績概要(ハイライト)
    • 通期は「減収減益」。主因はチャータークルーズ・キャビン買い取り分の販売が想定を下回ったこと。
    • 第4四半期は総取扱高・売上高が前年同期比で減少した一方、コロナ前2019年比では増(四半期ベース)という側面あり。
    • 販管費「その他」項目が大幅増(第4Qその他販管費が前年同期比182%) → 主に株主優待費用の増加による。
  • 増減要因
    • 減収要因:2024年7月期は共同含め4回のチャーター実施に対し、当期は6月の2回に留まったこと、GW期のキャビン買い取り分の販売不振。
    • 利益面:買い取り・チャーターは一定超過分が利益となる構造だが、想定販売に届かず利益が圧迫。
    • 費用面:株主還元(優待拡充・デジタルギフト導入等)に伴う費用増。
  • 競争環境・市場動向
    • 世界市場:CLIAによると世界のクルーズ人口は拡大(2024年は2023年比9.3%増、2019比6.8%増)。北米が最大かつ成長著しい。
    • 日本市場:2024年の日本人クルーズ人口は約22.4万人(2019年の約62.8%)。同社は日本市場シェアを推定約8.8%(資料の推定値)。
    • 政府動向:国土交通省が「2030年までに日本人クルーズ人口100万人」という目標を公表 → 市場拡大期待。
  • リスク要因(資料・一般的観点)
    • 事業依存:チャーター・キャビン買い取りに業績が左右されやすい点
    • 外部要因:需要変動、為替・金利変動、規制・感染症等の観光需給変化
    • 財務面:運転資金確保のため借入(1,500百万円)を実行(変動金利・無担保)しており金利上昇リスク等
    • 投資先リスク:複数ベンチャー投資での損失(資料中で減損処理済み案件あり)
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期方針)
    • クルーズ市場の拡大とシェアアップによる成長(資料目標:年25–35%成長を想定)
    • マリンテクノロジー事業(クルーズ)をコアに、旅行テクノロジー事業(国内OTA等)やM&Aによる新規事業創出で成長の多様化・安定化を図る
    • 株主還元の強化(配当増配・株主優待拡充)
  • 進行中の施策(具体例/進捗)
    • チャータークルーズ実施:2025年6月にコスタセレーナ金沢発着チャーターを2コース催行。翌年(2026GW)分のチャーター発表も実施。
    • MSCベリッシマの2026年GW販売:東京発着商品を販売、ファミリー層向け訴求で好調。
    • 日本船(飛鳥III)販促強化:2025年7月より飛鳥III運航開始に伴うプロモーション強化。
    • 国内旅行OTA:オンライン完結型の国内旅行予約サイトを5サイト立ち上げ(販売強化フェーズ)。
    • 借入:事業拡大・運転資金のため金融機関9社より1,500百万円借入(実行日:2025/2/25以降、期間5年、変動金利、無担保)。
    • 投資関連:複数のスタートアップ・ファンドへの出資継続、立て直し中の子会社の再構築。
  • セグメント別施策・成果
    • クルーズ事業:チャーター企画、キャビン買い取り、MSC/日本船の販促で集客を図るが、販売状況による業績変動あり。
    • 旅行テクノロジー:SEO強化、広告運用の最適化でUU/セッション回復目指す。複数OTA立ち上げで取扱商品拡大。
    • 投資事業:出資先の事業育成とExitを目指す(一部案件で減損処理あり)。
将来予測と見通し
  • 2026年7月期(2025年8月–2026年7月)連結業績予想(千円/レンジ)
    • 売上高:2,550,000 ~ 3,050,000(対2025年:100.2%~119.9%)
    • 営業利益:275,000 ~ 325,000(営業利益率 約10.7%~10.8)→ 対2025年比 942.0%~1,113.3%
    • 経常利益:250,000 ~ 300,000(対2025年比 896.6%~1,076.0%)
    • 当期純利益:160,000 ~ 200,000(対2025年比 1,680.8%~2,101.1%)
  • 予想の根拠・前提
    • チャーター・買い取り分の販売が計画通り集客できた場合は上限到達可能。一方、集客不振や外部環境悪化で下限着地の可能性もあるため幅を持って開示。
  • 中長期計画
    • 市場拡大(国交省目標等)に対応してシェア拡大を図る計画。旅行テクノロジー事業・新規事業(M&A等)で収益基盤の多様化を目指す。資料では2025–2029年で成長加速を示すモデル。
  • マクロ経済の影響
    • クルーズ需要は世界的に回復傾向だが、為替・金利・消費動向、船会社・港湾の運航状況等が需要に影響。借入は変動金利のため金利上昇は利息負担増要因。
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 基本方針の明記は限定的だが、創立20周年等を踏まえた記念配当や中期見通しを考慮した増配方針を示している。
  • 配当実績・予定(1株当たり)
    • 2023年7月期:年間 0円(中間 0円/期末 0円)
    • 2024年7月期:年間 15円(中間 0円/期末 15円)
    • 2025年7月期:年間 18円(中間 0円/期末 18円:普通配当15円+記念配当3円)
    • 2026年7月期(予想):年間 20円(中間 0円/期末 20円)
  • 株主優待(拡充)
    • 旅行割引クーポン(2025年7月期より拡充)
    • 100株以上500株未満:10,000円分(従来5,000円 → 拡充)
    • 500株以上1,000株未満:20,000円分
    • 1,000株以上:30,000円分
    • 利用条件:旅行代金総額が10万円以上のごとに5,000円割引利用等の詳細条件あり
    • 新設:デジタルギフト®導入(100株以上 → デジタルギフト® 10,000円分を選択可能)
    • 株主優待利回り例(資料試算):100株保有時で約4.2%(基準日は2025/7/31の終値を用いた試算)
  • 特別配当
    • 2025年期に記念配当3円(創立20周年)を実施。今期(2026期)は通常増配(+2円)を想定。
製品・サービス
  • 主要製品・サービス
    • 「ベストワンクルーズ」:クルーズ検索・予約サイト(UU/セッション/問い合わせをKPIで管理)
    • チャータークルーズ・キャビン買い取り商品(例:コスタセレーナ金沢発着、MSCベリッシマ等)
    • 国内旅行OTA/バスツアー・ホテル等の取扱(複数の国内OTAサイトを立ち上げ)
    • 子会社による宿泊サービス(えびす旅館)
  • 新製品・新サービス
    • 2026年GW向けMSCベリッシマ販売(東京発着)、飛鳥III関連プロモーション等
    • デジタルギフトを株主優待に導入(QUOカード等から選択肢を拡大)
  • 提供エリア・顧客層
    • 主に日本発着クルーズ、国内旅行需要、ファミリー層やリピーター・高齢層まで幅広く想定
  • 協業・提携
    • 船会社(MSC、コスタ等)との協業(チャーター・取扱)
    • 投資先企業との連携(多言語サイト運営、SNSマーケティング、オーダーシステム等)
重要な注記
  • 会計方針・特記事項
    • 投資先の一部に関して減損処理済み案件あり(資料で該当記載)。詳細は個別IR情報参照。
  • リスク要因(資料内の注意)
    • 見通し情報には不確実性・リスクあり。業界・市場情勢、金利・為替変動等が結果を変動させる旨の注記あり。
  • その他(今後のイベント等)
    • 2026年GW商品やチャーターの販売状況が業績に大きく影響するため、販売動向に注視する必要あり。
    • IR問合せ先:経営企画部 国門(TEL:03-5312-6247)

上記は資料の主要点を項目別に整理したものです。不明点・詳細数値については会社の有価証券報告書・決算短信・IRリリースをご参照ください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6577
企業名 ベストワンドットコム
URL http://www.best1cruise-corp.info/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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