2025年3月期 決算説明資料
決算説明まとめ(Markdown)
対象:JBCCホールディングス株式会社(証券コード:9889)
報告対象期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
資料日付:2025年5月12日(決算説明資料)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:JBCCホールディングス株式会社(東証プライム市場 情報・通信業 9889)
- 主要事業分野:企業向けITサービス(クラウド、セキュリティ、超高速開発を注力)、システム開発・運用・保守、製品開発製造
- 設立:1964年4月1日
- 資本金:47億13百万円
- 従業員数:2,014名(有期社員含む・連結、2025年4月1日現在)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月12日(資料公表日)
- 説明会形式:–(資料に明記なし)
- 参加対象:–(資料に明記なし)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料に個別発表者名の記載なし)
- 発言概要(資料ベースの要約)
- 事業構造変革により過去最高益を更新、注力事業(クラウド・セキュリティ)が牽引して3期連続増収増益。
- 中期経営計画「CHALLENGE 2026」の目標を上方修正(売上高・営業利益率・ROE等)。
- 期末配当の上方修正(71円→81円、年間配当:134円に)。
- 報告期間・報告関連日付
- 対象会計期間:2024.04.01~2025.03.31(2025年3月期)
- 決算説明資料公表日:2025年5月12日
- セグメント(構成・概要)
- 事業セグメント(連結)
- 情報ソリューション(97%):さらに内訳はサービス(55%)、SI(システム開発:25%)、システム(17%)
- 注力事業:クラウド、セキュリティ、超高速開発(JBアジャイル+ローコード)
- 提供例:クラウド移行・運用、マネージドサービス、セキュリティ診断・監視、超高速開発・基幹再構築
- 製品開発製造(3%)
- 事業会社:8社(国内48拠点、海外4拠点/上海・広州・大連・バンコク等)
業績サマリー(2025年3月期 実績)
- 主要指標(百万円 または 明記の単位)
- 売上高(連結):69,868 百万円(前年 65,194 百万円、前年同期比 +7.2%)
- 営業利益:6,155 百万円(営業利益率 8.8%、前年 4,422 百万円、+39.2%)
- 経常利益:6,314 百万円(経常利益率 9.0%、前年 4,549 百万円、+38.8%)
- 親会社に帰属する当期純利益:4,603 百万円(6.6%、前年 3,187 百万円、+44.4%)
- 1株当たり当期純利益(注):74.19 円(注:2025年4月1日付で普通株式1→4分割を実施。資料は分割後換算の数値)
- 注:全指標が当初予想を上回り着地(資料ベース)
- 進捗状況(中期経営計画/年度予想に対する達成度)
- 2025年3月期は予想を上回る進捗(売上高は予想66,500に対し105.1%、営業利益は予想5,800に対し106.1%等)
- 中期経営計画「CHALLENGE 2026」目標(上方修正後)
- 売上高:745億円以上(修正増 +25億)
- 営業利益率:11%以上(+1pts)
- ROE:20%以上(+3pts)
- 配当性向:45%以上(方針)
- セグメント別状況(2025年3月期 実績)
- 情報ソリューション(合計):
- 売上高:67,895 百万円(+7.4%)、売上総利益:19,762 百万円(+9.2%)、売上総利益率:29.1%(+0.5pts)
- SI(システム開発、内:超高速開発)
- 売上高:17,086 百万円(△4.7%)、売上総利益:5,276 百万円(△10.2%)、GP%:30.9%(△1.9pts)
- 備考:上期に遅延プロジェクトが発生したが、主要遅延プロジェクトは3Qに完了。4Q以降は復調傾向。超高速開発は4Q YoYで売上高+14.1%、売上総利益+144.8%。
- サービス(クラウド、セキュリティ等)
- 売上高:38,647 百万円(+18.1%)、売上総利益:11,937 百万円(+24.2%)、GP%:30.9%(+1.5pts)
- 備考:クラウド受注 +47.3%、セキュリティ受注 +35.4%。付随する構築・移行サービスも好調。ストックビジネス比率伸長により収益性向上。
- システム(ハードウェア等)
- 売上高:12,161 百万円(△3.3%)、売上総利益:2,548 百万円(△2.4%)、GP%:21.0%(+0.2pts)
- 製品開発製造
- 売上高:1,972 百万円(±0.0%)、売上総利益:1,209 百万円(△5.9%)、GP%:61.3%(△3.8pts)
- その他主要指標(2024→2025 実績)
- 売上総利益率:29.7% → 30.0%
- 売上高営業利益率:6.8% → 8.8%
- ROE:15.5% → 20.3%
- フリーキャッシュフロー:1,628 百万円 → 7,000 百万円
業績の背景分析
- 業績ハイライト(要点)
- 事業構造変革と注力事業の伸長により過去最高益を更新。3期連続増収増益。
- クラウド・セキュリティの受注拡大が業績を牽引。ストック型(定額)ビジネス比率が拡大(2025年3月期 実績 46% → 2026年3月期予想 53%)。
- SIの一部で遅延プロジェクトが発生したが、3Qに主要プロジェクトが完了し4Q以降は正常化・復調。
- 増減要因(業績に寄与した主な要素)
- 増収要因
- クラウド受注の拡大(売上高YoY +47.3%)
- セキュリティ需要の拡大(売上高YoY +35.4%)
- ストックビジネス(月額受注)の純増が売上に寄与(新規月額受注が増加)
- 減収・マイナス影響
- 上期に発生した遅延プロジェクトがSIの利益を圧迫。ただし3Q完了により4Qで復調。
- ハードウェア刷新需要の反動で一部ハード販売が下期に落ち着く。
- コスト・収益構造
- ストック化・高付加価値サービス拡充により売上総利益率が改善。人件費増等のコストは価格転嫁で対応。
- 競争環境
- 市場トレンド:マルチクラウド化、クラウド移行・コスト最適化需要、サイバー攻撃増加、DX人材不足(中堅〜大手企業での需要増)
- 競争優位性(同社の強み)
- インフラ領域の実績、マルチクラウド対応力、クラウド&セキュリティの統合提案、超高速開発(JBアジャイル+ローコード)とマイクロアセットの蓄積
- 外部評価:Microsoft Award連続受賞、Palo Alto受賞、AWS移行・モダナイゼーション認定 等
- リスク要因(資料記載・想定される外部要因)
- プロジェクト遅延の再発、大型プロジェクト運営上のリスク
- 人材確保・育成の不足(高度エンジニアの確保が成長の要)
- サプライチェーンや製品仕入価格の変動
- サイバーセキュリティインシデント(顧客環境での重大インシデントは顧客信頼・事業に影響)
- マクロ環境(景気、為替、規制変化等)
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画 CHALLENGE 2026)
- 注力事業の集約(クラウド、セキュリティ、超高速開発)により成長性と収益性を両立させる事業構造へ変革
- データ&AI活用による新たな付加価値創出
- 売上に占めるストックビジネス比率を拡大(2025実績46% → 2026予想53% → 2027目標60%)
- 株主還元方針:配当性向45%以上、機動的な自己株式取得
- 人材戦略:価値創造型人材の採用・育成・配置、人的資本への投資拡充
- 進行中の施策(主な具体例)
- クラウド:マルチクラウド移行/運用、コスト最適化、365マネージドサービス拡大、M365マネージド強化、Qanat Universe等のデータ連携基盤活用、WEBマーケティング強化
- セキュリティ:クラウドセキュリティ、脅威検知・対応、IaaSセキュリティ監査サービス(2025年3月提供開始)、インシデント対応で新規顧客獲得
- 超高速開発:JBアジャイル+ローコードによる反復開発(5回の反復)、マイクロアセットサービス(注力業種:学習塾、建材、鉄鋼、食品)開発推進
- 組織・ガバナンス:JBCCによるJBAT吸収合併(2025年4月1日)、CxOマネジメント立上げ、取締役会強化(独立社外取締役導入等)
- 人材:JBCCアカデミー(社内教育)、新卒採用強化(2025年度72名、女性比率43.2%)、人的資本投資(’24実績 6.6億円、’25予定 10億円)
- 株主資本政策:株式分割(1→4、2025年4月1日実施)、E-Ship(信託型従業員持株インセンティブ)、政策保有株削減方針、機動的な自己株式取得
- セグメント別施策と成果
- クラウド(サービス)
- 施策:マネージドサービス化、コスト最適化レポート機能強化、SaaS運用拡大、IaaSのクラウドリフト対応
- 成果:新規月額受注・売上増加(25.3期 YoY 新規確保高 +30.3%、売上高 +47.3%)
- セキュリティ(サービス)
- 施策:監査・診断・マネージドセキュリティ、ゼロトラスト等の高付加価値サービス、マーケティング強化
- 成果:受注拡大(25.3期 YoY 新規確保高 +12.5%、売上高 +35.4%)、月額100万円超案件比率増加
- 超高速開発(SI)
- 施策:大型プロジェクト推進組織、新たなJBアジャイル適用、マイクロアセットサービスの開発・サービス化
- 成果:3Qの遅延プロジェクト完了により4Q以降復調。25.3期は一時減収だが改善傾向。
将来予測と見通し
- 次期業績予想(2026年3月期 連結予想)
- 売上高:71,500 百万円(前期比 +2.3%)
- 営業利益:6,800 百万円(営業利益率 9.5%、前期比 +10.5%)
- 経常利益:6,900 百万円(9.7%、前期比 +9.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:4,800 百万円(6.7%、前期比 +4.3%)
- 前提・根拠(資料ベース)
- サービス分野(クラウド・セキュリティ)の高付加価値サービス拡充
- SI分野は超高速開発の復調
- 人材投資を計画的に実施し、事業成長を支える
- 中長期計画(CHALLENGE 2026)の進捗・達成可能性(資料から)
- KPI例と進捗(資料)
- クラウド売上高(百万円):7,275 → 10,716(25.3実績)→ 14,232(26.3目標)
- セキュリティ売上高:5,511 → 7,464 → 9,601(目標)
- 超高速開発:売上比率等で改善目標(超高速開発比率 75%目標)
- 売上高に占めるストックビジネス:40%(2024実績)→ 46%(2025実績)→ 53%(2026予想)→ 60%(2027目標)
- 進捗評価(資料ベース):注力事業(クラウド・セキュリティ)は大きく伸長しており、中期目標に向けて順調に進捗している旨の記載(目標の上方修正を実施)
- マクロ経済の影響(資料の言及・留意点)
- 影響要因:IT投資環境、企業のコスト意識、IT人材不足、サイバー攻撃トレンド、クラウド・マルチクラウドの普及
- これらの要因が需要・価格・人件費に影響するため、業績見通しは変動要因を含む旨の留意(資料にも同様の注意書きあり)
配当と株主還元
- 配当方針
- 中期目標:配当性向 45%以上を目標に株主還元を拡充
- 機動的な自己株式取得を実施可能とする方針
- 2025年3月期の配当実績
- 期末配当(修正):81 円(期中に上方修正:71円→81円)
- 年間配当(分割後換算):134 円(注:資料では分割前相当と分割後予想の注記あり。増配要因に有価証券売却益による増配 +6円を含む)
- 配当性向(25.3期実績):45.2%
- 過去の推移・自己株式
- 株式分割:2025年4月1日付で1株→4株に分割(流動性向上等の目的)
- 自己株式取得やE-Ship(信託型従業員持株インセンティブ)等を実施・導入済み
- 特別配当
- 特別配当の明示はないが、今回の増配には有価証券売却益 +6円を含む旨の記載あり(これを一時要因としている)
製品・サービス(主な内容)
- 主要製品・サービス(抜粋)
- クラウド関連
- クラウド移行コンサル(平均30%コスト削減を提示)、マルチクラウド運用・コスト最適化、監視・バックアップ、SaaS利活用支援(DXワークショップ)、自社クラウド運用サービス(例:Ecoone表記あり)
- 実績:クラウド移行 600社以上、SaaS提供 2,400社以上(資料)
- セキュリティ関連
- 診断サービス、マネージドセキュリティ、脅威検知・対応、監査・診断、IaaSセキュリティ監査サービス(2025.03提供開始)
- 実績:提供実績 1,300社超
- 超高速開発(ソフト開発)
- JBアジャイル(独自アジャイル)+ローコードによる5回反復の開発フロー、マイクロアセットサービスによる業種特化アセット(学習塾・建材・鉄鋼・食品等)
- 導入実績:480件超の導入実績(資料)
- 提携・協業・外部評価
- Microsoft Award(複数年度受賞)、Palo Alto賞、Dropbox Partner Award、CYBOZU AWARD 受賞、AWS「移行とモダナイゼーションコンピテンシー」認定等
- これらによりクラウド・セキュリティ領域での技術・販路面の強化を図っている旨
重要な注記
- 会計方針
- 資料中に特段の会計方針変更の記載は確認できず。ただし1株当たり指標は2025年4月1日の株式分割(1→4)を反映・注記あり。
- リスク要因(資料の注意)
- 将来の見通しはリスクと不確定要素を含む予測であり、実際の業績は様々な要因で異なる可能性がある旨の開示あり。
- その他・今後のイベント等
- 主なニュースリリース(資料抜粋)
- 剰余金の配当(増額)に関するお知らせ(2025.05.12)
- 中期経営計画の上方修正に関するお知らせ(2025.05.12)
- 信託型従業員持株インセンティブ・プラン導入(2025.01.30)
- 株式分割(1:4、効力発生日 2025.04.01)
- AWS移行・モダナイゼーション認定、IaaSセキュリティ監査サービス開始など(複数リリース)
- IR問い合わせ先:経営企画(ir@jbcc.co.jp)
注意事項
– 本資料は提供された決算説明資料に基づく要約です。不明項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 9889 |
企業名 | JBCCホールディングス |
URL | http://www.jbcchd.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.2)」によって自動生成されました。
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